プリンス・グロリアを購入して早3年以上、240万円という高額なクルマを買ってしまった挙句
200万もの多額のローンを組むという愚挙に出てしまいましたが、借金地獄?も来年1月に
ようやく終わります。
旧車ゆえに「買ったはいいが故障続発でまともに乗れない」とか「部品が無くてもう半年以上
工場に預けたまま」みたいなことを一番危惧していたのですが、幸いにもたくさんの方々の
助けを受けながら今日まで走り続けることが出来ました。
45年前のクルマでありながら100キロ巡航も余裕でこなし、冷暖房も強力、乗り心地は柔らかく
運動性も高い、そんなグロリアには言葉では言い尽くせないほど感謝をしています。
しかしながらバカな自分は、ローンが終わればまたローンが組めるなぁ・・・なんて愚かなコトを
考えてしまいます。
現時点ではどうなるかは全く未定ですが、次に欲しいクルマの筆頭は
1966年式ポンティアック・フルサイズのコンバーティブルです。
1966年式ポンティアック2+2コンバーティブル
2+2はインターミディエートのGTOに相当するフルサイズのハイパフォーマンス・モデルです。
スポーティーかつラクシュリーなグランプリ(GP)に対して、ややスパルタンな性格付けとなります。
フロントフェンダー先端には排気量を表す「421」(6900cc)のエンブレムが輝いています。
その最高出力は標準で338馬力、オプションの3連キャブとスペシャル・マニホールドを
選択すれば実に376馬力に達します。
リヤフェンダー先端には3本のルーバーが並び、ハイパフォーマンスなモデルであることを
アピールしています。
リヤフェンダー後端には「2+2」のグレード名が、テールレンズの間にはディビジョン名の
「 P O N T I A C 」が誇らしげに刻まれています。
爽やかなアイスブルーのエクステリアに、ホワイトのレザーインテリアでコーディネートした
鮮やかなコンバーティブルは自分にとってまさに理想のクルマです。
こんな風に幌を下げて海岸線をクルーズしたら最高の気分になるでしょう。
1963年から採用された縦目4灯ヘッドライトは1966年にデザインの極致を迎えました。
翌年は変化の為の変化といったアグリーなデザインになってしまい、68年からは一般的な
横4灯ヘッドライトに戻ってしまいました。
1959年以来のポンティアックのセールス・ポイントである「ワイド-トラック」をデザインとして
明確に形にした、ワイド感溢れる縦目4灯ヘッドライトとセパレート・グリルの
組み合わせが63~66年モデルの特徴です。
その効果は素晴らしく、実際の寸法を遥かに上回る様な視覚効果を齎しています。
ボンネット中央とフェンダーの峰に走るソリッドでストレートなラインと、繊細で複雑な曲線を描く
4つのグリルとバンパーの造形が、他の何にも似ていない、強烈でありながら、それでいて
美しい個性を創りだしています。
ターンシグナル・レンズはバンパースリットの両端に目立たぬように配置されています。
グリルとバンパーの先端はダイナミックに尖っており、縦目4灯ヘッドライトの上下は
アイブロウ形状に成型されています。
クルーザーを背にしたボンネヴィル・コンバーティブルの威風堂々たる姿。
そのシルエットは、まさに陸を行くクルーザーの貫録です。
ワイパーは先端が重なりあう対向作動式です。
1966年のポンティアック・フルサイズのラインナップは車種・ボディバリエーションともに豊富です。
最上級モデルでショーファー・ドリブンもターゲットとした「ボンネヴィル・ブロゥム」
独自のデザインを持つスポーティーかつラクシュリーな最上級パーソナル・クーペ「グランプリ」
ポンティアックの代名詞であり、豪華なオーナードリブン・モデル「ボンネヴィル」
ビジネス・シーンに最適な、格調高いフォーマルな「スターチーフ・エグゼクティブ」
軽快かつスタイリッシュなオーナードリブン・モデル「ベンチュラ」
リーズナブルでありながら高い質感を誇る、ベーシックな「カタリナ」
圧倒的なパワーを秘めた、スパルタンなハイ・パフォーマンスモデル「2+2」
6/9人乗りの、ロング・トラベルに最適な「ボンネヴィル/カタリナ ステーション・ワゴン」
ボディ・バリエーションも多岐にわたり、2ドア・コンバーティブル、2ドア/4ドア・ハードトップ
2ドア/4ドア・セダン、5ドア・ステーションワゴンがラインナップされていました。
一見すると同じボディのように見えますが、カタリナ・GP・ベンチュラ・2+2はスポーツ性を
強調した軽快なショートウィールベースで全長214.8inch(5m45㎝)です。
上級モデルのボンネヴィル・スターチーフ エグゼクティブは性格に見合った重厚な
ロングウィールベースで全長221.8inch(5m63㎝)です。
確実なロードホールディングを約束する自慢のワイド・トラックはフロント・トレッド63inch(1.6m)
リヤ・トレッド64inch(1.62m)と並のクルマを大きく突き放す数値を掲げています。
圧倒的な広さを誇るワイド・ボディの車巾は優に2mを超えています。
目の眩むような美しさを持つマルティニーク・ブロンズのボンネヴィル・ハードトップクーペ(上)
高級感溢れる黒いビニール・ルーフと、深みのあるモンテロ・レッドの組み合わせも
美しいボンネヴィル・4ドア・ハードトップ(下)
「マルティニーク」とはカリブ海に浮かぶ島の名前で、コロンブスが「世界で最も美しい場所」
と呼んだことでも知られています。
ラクシュリーなボンネヴィルはサイドシルやドア下部にリブの刻まれたプレートが
奢られ、外観をより華やかに装っています。
テールの両端は50sのフィンの名残を感じさせる造形となっています。
テールレンズのデザインは1959年式ポンティアックをモティーフにしています。
フォーマルな性格のスターチーフ・エグゼクティブ 4ドア・セダンです。
「チーフ」とは酋長を意味し、ディヴィジョン名の「ポンティアック」自体もネイティブ・アメリカンの
英雄オブワンディヤグに因むものです。
ピラー付きのセダンを内外装ともにブラックで統一したことで、より一層格調高い
雰囲気を漂わせています。
ブラックのボディカラーのネーミングも「スターライト・ブラック」と洒落たものです。
リヤフェンダー後端に並ぶ3つのポンティアック・スターがスタイルを引き締めています。
カタログ内では縦目4灯ヘッドライトと4孔グリルの顔付きを「ハンサム」と形容しています。
ボディ中央を迷いなく走るストレートなラインと、ノーズ・ルーフ・ウェストラインの
有機的な曲線美の対比がとてもグラマラスな2+2ハードトップ・クーペ。
フロントフェンダーからリヤフェンダーへと流れる彫刻的なラインと、フェンダースカートの
優美な形状がたまらなくセクシーです。
開放的なコンバーティブルも大変魅力的ですが、セミ・ファストバックの流麗な
ハードトップ・クーペもまた大胆な美しさを湛えています。
他の何物にも似ていない個性を持ち、それでいて美しいという奇跡のようなデザインです。
スターチーフ・エグゼクティブの4ドア・ハードトップ(上)とハードトップ・クーぺ。
鋭利に尖ったノーズやフェンダー先端は現代のクルマにはまず望めないデザインです。
グラマラスなコークボトル・ラインを描くセクシーなウェストはボリューム感に溢れています。
ボディ中央を貫くストレートなサイドモールには2ndジェネレーションの
”フラットデッキ”コーヴェアの影響も感じられます。
ビュイック・リヴィエラやオールズモビル・トロナードに相当するポンティアック・ディヴィジョンの
高級パーソナル・クーペであるグランプリの内装です。
フォーマルな横長のスピードメーターと、整然と並んだ3連角型メーターがインテリジェンスを
感じさせる造形となっています。
メーターパネルや逆台形のコンソール、ステアリングのスポークには落ち着いた雰囲気の
ウッドが贅沢に奢られています。
エア・コンディショナー装着車の場合はダッシュボード上面にアッパー・アウトレットが追加されます。
グローブボックスには透明な樹脂のカバーの下にグレード名が刻まれています。
左下は最もパーソナルな印象を与えるコンソールとセパレート・シートの組み合わせです。
右側は中央の太いアームレストを格納すればベンチ・シートになるセミ・セパレートシートです。
まるで高級家具のようなハイセンスな装いのセパレート・シート。
品のあるアイボリーのカラーは素晴らしく色合いで、シート表皮の手触りも良さそうです。
ピラーやサッシュのないハードトップならでの開放感が堪りません。
右上のブロンズ(ゴールド)の内装には、ベント・ウィンドウ(三角窓)にまでパワーウィンドウが
奢られています。
エクステリア・カラーとコーディネートしたインテリアのマテリアルも贅沢の極致でしょう。
品のあるアイボリーのカタリナ・ハードトップクーペ(上)
リーフ・ターコイズのカラーも美しいカタリナ・4ドアハードトップ(下)
豊かな時代ならではの贅沢なカラー・コーディネートはとても魅力的です。
張りのある、クッションの良さそうなシートは長距離走行でも疲労が少なそうです。
鮮やかなリーフ・ターコイズはアイスブルーと並んで好みの色です。
外装・内装ともに同じ色で統一されており、内装もまた重要なポイントであった時代らしさを感じます。
インテリアの特徴としてステアリングの材質が挙げられます。
リムの上下が内装色とコーディネートされた透明な樹脂で成型されているのです。
透き通るステアリングはとても個性的で、芸術品のような美しさを湛えています。
いつかはこのステアリングを握ってみたいものです。
豊富なエンジン&トランスミッションのラインナップ。
上2段の6種類はインターミディエートのテンペスト/テンペスト・カスタム/ル・マン/GTO用です。
インターミディエートには直列6気筒の設定がありますが、スタンダード(フルサイズ)は
全車種がV8エンジンとなります。
256馬力・389Cu.in(6400cc)2バレルキャブ・MTorAT・レギュラーフューエル
290馬力・389Cu.in(6400cc)2バレルキャブ・AT・プレミアムフューエル
325馬力・389Cu.in(6400cc)4バレルキャブ・AT・プレミアムフューエル
333馬力・389Cu.in(6400cc)4バレルキャブ・MT・プレミアムフューエル
356馬力・421Cu.in(6900cc)”トライパワー”2バレル3連キャブ・プレミアムフューエル
338馬力・421Cu.in(6900cc)4バレルキャブ・プレミアムフューエル
そして説明文中で「有名な」と謳うほどの最強のエンジンが
HO(ハイ・アウトプット)エンジン・376馬力・421Cu.in(6900cc)”トライパワー”2バレル3連キャブ
スペシャルマニホールド・HOカムシャフト・ハイコンプレッション(高圧縮比)プレミアムフューエル
組み合わされるトランスミッションもバリエーション豊富です。
3スピード・マニュアルトランスミッション(コラム/フロア)
ハースト・シフター”ヘヴィデューティー”3スピード・マニュアルトランスミッション
フルシンクロ・クロスレシオ4スピード・マニュアルトランスミッション
ターボハイドラマティック3スピード・オートマティック・トランスミッション(コラム/フロア)
ターボハイドラマティックでゆったりとクルーズするのも良いですし、スティック・シフトで
ハイパワー大排気量エンジンをブン廻して走るのも楽しそうです。
スポーティーなポンティアック・ディビジョンらしいパフォーマンス・イクイップメントの数々・・・
ワインディングでも確実なホールド性を保証するセパレート・シート
標準装備でありながら338馬力を叩き出す4バレル・キャブ装着V8エンジン
鑑賞に堪えうる美しさを持つ、クロームの輝くエアクリーナー・ロッカーカバー・オイルキャップ
素晴らしいグリップのウッドリム・スポーツステアリング
エンジン・コンディションをドライバーに伝えるタコメーター、油圧計
へヴィデューティーなハースト・シフターの3速MT
トライ・パワー(3連キャブ)を選択すれば356ないし376馬力を得る事が可能!
376馬力仕様のハイアウトプット・エキゾースト・マニホールド
そのハイパワーを確実に路面に伝える「Safe-T-TRACK」リミテッド・スリップ・ディファレンシャル
悪路の高速走行にも耐えるへヴィ・デューティー・サスペンション
積極的なシフトを楽しめるオールシンクロのクロスレシオ4速MT
室内を豪奢に装うコンソール(フロア)マウントのターボ・ハイドラマティック・オートマティック
車内にリビングのような快適さを与えるヘッドレスト&リクライニング・シート
ポイント調整の煩わしさから解放し、俊敏なレスポンスを与えるデルコ・トランジスタ・イグニッション
8.25×14のホワイトリボン・タイヤ、スピンナー付ウィールカバー、8ラグ・アルミニウムウィール
カッコいいなぁ~!!
コレが欲しい・・・
果たしてどうなる??