• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2011年12月01日

ホールデン プレミア/ステーツマン・ドゥ・ヴィル

今回は、オーストラリアの自動車メーカー「ホールデン」を御紹介すると共に
その車種の中でも特に「プレミア/ステーツマン」について取り上げます。

GM傘下のホールデンは日本ではマイナーな存在ですが、最高級車である
ステーツマン・ドゥ・ビルを、いすゞが輸入し「いすゞステーツマン デ・ビル」という名で
自社ブランド車として販売したことがあります。

マツダはインターミディエートのプレミアのボディのみを輸入し、自製のロータリーエンジンを
搭載した上で「ロードペーサー」として販売したことなど、日本とは少なからぬ関わりがあります。

またホールデンもGMグループ内の国際提携の一環として、いすゞ車を輸入し
ホールデンのディーラー・ネットワークを通じて販売していました。

これは英国連邦の一員であるオーストラリアが右ハンドル圏であることが、同じ右ハンドル圏で
ある日本にとって、輸出・輸入のいずれに於いても有利であることから生まれた提携でした。

---------------------------------------------------------------------------

それではまず、おおまかにホールデンの歴史を御紹介致します。

ホールデンはオーストラリア唯一の民族系メーカーで、その創業は1856年に遡ります。
創業当初は自動車ではなく、その前身とも云うべき馬具の製造を行っていましたが

時流に合わせて1925年には自動車の生産を開始します。
この頃は自動車がまだ「馬無し馬車」と呼ばれていた黎明期です。

1931年、世界各国への進出を積極的に推し進めていたGMの傘下企業となり
まずはシボレーのノックダウン生産を開始しました。
1940年代に入るとノックダウン生産の経験を基に、より国情にマッチした
独自モデルの開発・生産へと移行していきました。

広大な国土を持ち、なおかつその殆どが未開の荒野(アウトバック)であるオーストラリアの
国情にあわせて、大柄なボディに大排気量という組み合わせのクルマが求められましたが
それらの成り立ちは、良く似た環境を持つ当時のアメリカ車の性格と非常に近いものでした。

オーストラリアに於いては、その国土の広大さゆえに公共交通機関があまり発展しておらず
クルマはステータス・シンボルなどではなく、必要不可欠な生活必需品であり
比較的廉価なクルマが主流となっています。

民家ひとつない荒野でのトラブルは生死に関わる問題なので、高級であることや高性能である
ことよりも、頑丈で修理が容易であることが求められています。

戦後、GMグループ間に於ける車種の相互供給が進み様々なモデルが生産されるようになります。

--------------------------------------------------------------------------

さて、日本との関係が最も深かった1970年代のホールデンのラインナップを御紹介致します。



こちらは小型車のトラーナです。
同じGMグループの英国ヴォクスホールのヴィヴァをベースとして、ホールデンで独自デザインの
ボディを被せたトラーナですが、そもそもヴィヴァ自体が西独のオペル・カデット(カデットC)を
ベースとしていた為、GMファミリーの一員らしいスタイルを持っています。



その顔付きや全体のフォルムからは、シボレー・シェビーⅡとの近似性も感じられます。

トラーナは、1967年のデビュー時点では1.2ℓのOHV4気筒のみでスタートしましたが
1970年に2.6ℓOHV6気筒が追加され、1974年にはオペル製1.9ℓSOHC4気筒が追加。
さらにOHV6気筒エンジンに加え、OHV・V8の4.2ℓ及び5ℓまでもが搭載されました。

寸法的にはトヨペット コロナ・マークⅡとほぼ同じに過ぎない小さなボディに
5000ccという大排気量の組み合わせは、アメリカ車的な性格と云えるでしょう。

1975年からはワールドワイドTカー、オペル・カデットの日本版である
いすゞジェミニを輸入するようになります。

1976年には4気筒車が独立モデルに昇格、サンバードというペットネームを与えられます。

1978年には西ドイツのオペル・コモドーレが導入され、1979年にトラーナが、
続いて1981年にサンバードが消滅しました。

--------------------------------------------------------------------------

トラーナの上位モデルとして、インターミディエート(中型車)に相当するプレミアがあります。
マツダ・ロードペーサーのボディ・シェルはこれを使用しています。

日本でも御馴染みの顔付きですが、ロードペーサーではなく本国仕様のプレミアです。



リヤはかなり傾斜を付けたセミ・ファストバックスタイルで、パーソナルな性格が強調されています。
ステーツマンではCピラーが起こされて、明確なノッチバック・スタイルを採用しています。

標準ウィールベースのプレミアは、オーナードリブンのパーソナル・カー/ファミリー・カーとしての
性格を強調するスタイリングで、ロング・ウィールベースのステーツマンは後席を重視した
ショーファードリブンと、役割分担を狙っていたことがわかります。

この角度から見ると、フロント・ドアに比してリヤドアが短いのがよくわかります。



ホールデン プレミア(1975年モデル 型式HJ)

エンジン:直列6気筒 OHV シングルキャブ 3298cc 92.1×77.8mm 9.4:1
137ps/4400rpm 26.8mkg/2000rpm

ボディ:モノコック 4ドア・セダン 最小回転半径:6m
駆動方式:RWD 3段MT/AT コラム ステアリング:ボール循環式

サスペンション:前 独立 ダブルウィッシュボーン/コイル 後 固定 4リンク/コイル
ブレーキ:前 ドラム サーボ 後:ドラム サーボ タイヤ:6.95-14

寸法:全長4840×1880×1370mm ウィールベース:2819mm トレッド:前1510 後1530
燃料容量:75ℓ 車輌重量:1390kg 乗車定員:6名 最高速度:155~165km/h

インターミディエートのラインナップは、セダンが下位グレードからベルモント/キングスウッド/
プレミアとなっており、2ドア・ハードトップクーペと4ドア・セダンの2種のボディが用意された
モナーロには、スポーツモデルたるGTSが設定されています。
モナーロ・クーペには、ラクシュリーなLSとスポーティーなGTSの2グレードが用意されています。

エンジン・ラインナップは、小型車のトラーナと共通のOHV6気筒の2834cc/118psがベルモントに、
キングスウッドとプレミア及びモナーロLSクーペには3310cc/135psが設定されています。

スポーツ・グレードのモナーロGTSセダン/クーペには
オーストラリア製4146cc/185psのV8・OHVエンジンが奢られています。


こちらがスポーツグレードのGTSで、4ドアセダンと2ドア・ハードトップクーペの2種がありました。

ブラックアウトされたライトベゼル、ウィンドウサッシュ、フロント・グリルで睨みを効かせ
5スポーク・ウィールやレーシーなストライプで飾っています。
フロントフェンダーには、高性能を主張する3連の放熱スリットが刻まれています。



リヤビューでは、2ndカマロのようなトランクと一体化したリヤスポイラーが特徴的です。



アメリカ車に倣って、毎年デザインを変更するイヤーモデル制を採っていた為
顔付きは頻繁に変更されました。
こちらは丸型2灯ヘッドライトを採用したキングスウッドです。



インターミディエートには4ドア・セダンと2ドア・クーペ、ステーション・ワゴンに加え
セダン・ピックアップなど、豊富なボディ・バリエーションが用意されていました。

こちらは、オーストラリアで人気の高いステーション・ワゴンです。
このボディに13Bロータリーを載せれば「ロードペーサー・ロータリーワゴン」が作れます。



プレミアはオーナー・ドリブン向けのファミリーカーであり、装備類も決して豪華とは云えません。
4840mmという全長に対して、ウィールベースは2819mmと比較的短めなことがわかります。

センチュリーの全長4980mm/WB2860mm、プレジデントの全長5280mm/WB2850mmと
比して短く、後席重視のショーファー・ドリブンとしては不向きであったと言わざるを得ません。

また、前席を優先した作りとなっており、日本に於いて競合することになるセンチュリーや
プレジデントが後席を広くとっているのとは正反対でした。

マツダが、それでもステーツマンではなくプレミアのボディを選んだのには
センチュリーを大きく越え、プレジデントに迫らんとするステーツマンの巨体が
日本国内での販売に不利であることや、オリジナルのV8エンジンと比して低速トルクに
劣るロータリーエンジンとの適正を鑑みての判断であったと推測されます。

プレミアの車重が1390kgなのに対し、ステーツマンでは豪華装備の増加も影響して
1575kgとかなり増加しています。
ちなみに豪華装備で満艦飾としたセンチュリーは、ボディサイズはプレミアと
ほぼ同じながら車重は実に1875kgにも達します。

--------------------------------------------------------------------------

そして、ホールデンの旗艦として君臨する最上級車種が「ステーツマン」です。

ステーツマンは、インターミディエートであるプレミアのウィールベースを延長し後席の
居住性を向上させ、内外装を豪華に仕立て上げたモデルです。



リヤも独自のデザインが施され、プレミアの台形に対して
よりフォーマルな印象を与える縦長のテールレンズとなっています。

緩やかに傾斜した平坦なトランク・リッドが、ピンと張ったリヤフェンダーの峰を
強調する効果を発揮しています。

縦長のテールレンズは、キャディラックやオールズモビルといった高級車の象徴とも云うべき
デザインで、ホールデンの最高級車に相応しい格式高いアピアランスを魅せています。

切り立ったリヤ・ウィンドウは、セミ・ファストバックのプレミアよりも落ち着いた格式高いもので
ショーファードリブンにとって重視される、後席のヘッドクリアランスの確保にも役立っています。
また、プレミアよりもロングデッキに見せる視覚効果も持ち合わせています。



彫りの深い2分割グリルや、奥まった位置にレンズが収まるテール・レンズの配置は
1970年型オールズモビルの影響が感じられます。



こちらは1971年型ポンティアックで、独立したグリルや4灯を離して配置するヘッドライトなどは
当時GMが好んで採用したデザインでした。
GM傘下のホールデンもその例外ではなく、同じ系統のデザイン・トレンドを身に纏っています。



以下の2つの動画は、ステーツマンのアドバタイジング・フィルムです。
まずは1971年~1974年までの、2分割グリルを備える前期型(HQ)です。

いすゞステーツマン デ・ビルは、この前期型がベースとなっています。
オーバーライダーが備わらないことから、ステーツマン ドゥ・ビルと思われます。



続いては、クラシックな角型センターグリルを与えられた74年以降の後期型(HJ~HX~HZ)です。

この車輌はステーツマン カプリースで、もともと豪華な仕上げのステーツマン ドゥ・ビルに
エアコンディショナーやパワーウィンドウなどを標準装備とした最上級モデルです。

前後バンパーに、大きなオーバーライダーが備わっている点が識別点です。



ホールデン ステーツマン・ドゥ・ヴィル(1977年モデル 型式HZ)

エンジン:V8 OHV シングルキャブ 5044cc 101.6×77.77mm 9.7:1 
235ps/5000rpm 44.3mkg/3400rpm

ボディ:モノコック 4ドア・セダン 最小回転半径:6m 
駆動方式:RWD 4段MT/3段AT コラム/フロア

ステアリング:ボール循環式 サスペンション:前 独立 ダブルウィッシュボーン/コイル
後 固定 4リンク/コイル ブレーキ:前 ディスク サーボ 後 ドラム サーボ

タイヤ:6.95-14 寸法:全長5180mm×全幅1880mm×全高1370mm 
ウィールベース:2895mm トレッド:前 1510 後 1530

燃料容量:75ℓ 車輌重量:1575kg 乗車定員:5/6名 最高速度:170~195km/h
ドゥ・ヴィル:10,813オーストラリア$ カプリース:15,819オーストラリア$ 

ベースとなったプレミアのWB2819mmに対して、ステーツマンではWBが2895mmとなり
76mm延長されていますが、全幅や全高に変更はありません。
延長された76mmは、後席のゆとりの為に費やされています。

サスペンションや機関系も基本的にも共通となっており
主な違いは装備面や外装の装飾品に集中しています。

エンジンは下位モデルとも共通するワイド・バリエーションで、直列6気筒OHV2.8ℓ/3.3ℓ
及びV8 4.2ℓ/5.0ℓが用意されていました。
トランスミッションはGM製ターボ・ハイドラマティック3段ATを組み合わせています。

タイヤはドゥ・ヴィルがE78S14、カプリースがFR78S14を奢っていました。

ステーツマンは4ドア・セダンの1ボディで基本となるドゥ・ヴィルと、より上級志向の
カプリースの2車種が設定されていました。
ボディそのものは基本的に共通ですが、カプリースは前後にバンパー・オーバーライダーが
備わる為、全長が26mm長くなっています。

バリアブル・レシオのパワーステアリングは両車とも標準装備ですが、豪華仕様の
カプリースには、さらにエア・コンディショナーとパワーウィンドウが標準装備となります。

いすゞステーツマン デ・ビルは日本での販売を鑑み、オーバーライダーが備わらず全長が短い
ドゥ・ビルをベースに、最高級車に相応しいカプリース用の各種豪華装備を標準としています。

日本ではまず見かけない車種であり、認知度も低いですが
本国豪州では高い人気を誇り、現存車も多く確認されています。

精巧な造りのミニチュア・カーも販売されています。



それでは、ここで御紹介したホールデン・オリジナルのモデルを踏まえた上で
”国産版”である、いすゞステーツマン デ・ビルとマツダ・ロードペーサーを御紹介致します。
ブログ一覧 | GM | クルマ
Posted at 2011/12/01 00:03:58

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

岩手旅行記📖🚘後編
メタひか♪さん

定期便です【5/7号】ありがとうご ...
けんちゃん@HOOB(やまけんタイプR)さん

YouTubeに動画をupしました ...
しんちゃんねる【コンパクト車中泊の旅】さん

ゴムを使って下さい!
ウッドミッツさん

今週の飯テロ(*´༥` *)モグ ...
zx11momoさん

今日のドライブ
シェリーナさん

この記事へのコメント

2011年12月1日 8:42
オーストラリア車って、独特ですよね。
限りなく米国車に近いんですが、どことなく 線が細い と云うか、
何となく野暮ったい☆失礼☆と云うか・・・。
故障=行き倒れ な状況が多く、耐久性や整備性が重要なお国柄なのもあるのでしょうね。
因みに「マッドマックス」を、最初 アメリカ映画だと思っていましたっけ。。。

2000年代に一時復活した ポンティアックGTOはモナーロのバッヂエンジニアリングですし、
現行カマロのシャシーも開発したり、エルカミーノ的スポーツ・ピックアップをラインナップしていたり、
日本ではマイナーですが面白いメーカーですよね。

ステーツマンとロードペーサー、楽しみにしております。 (^^)

コメントへの返答
2011年12月3日 0:35
クルマというのはお国柄が出ますが
オーストラリアは様々な文化が混じって
出来上がっていますよね。

英国領であり、米国と深い関係があり
位置的には南洋にある・・・

自分もマッドマックスはアメリカ映画だと
てっきり・・・(笑)

エルカミーノの復活かと騒がれたG8スポーツ
トラックも、ディビジョン廃止で消えてしまい
ましたね。
普通にシボレーで出せば良かった気がします。

ご期待に応えられるかはわかりませんが
頑張ります♪
2011年12月1日 10:01
オーストラリア車についてゎ
ホンと無知です(笑)

いつもながら
勉強になりますm(*・´ω`・*)m

ロードペーサーゎ
何度も運転してましたが
あの
ガタイに当時としてゎ
出力最強クラスの13Bを搭載・・

あ これゎ 
次回のコメントにしよ~ッと(笑)
コメントへの返答
2011年12月3日 0:31
南アフリカとか、旧共産圏とか、インドとかの
クルマはけっこうトンデモナイのがあるから
調べると面白いです(笑)

こうやって調べて書くと、自分自身の
勉強になるので楽しいですよ♪

ロードペーサーを何度も運転されたとは!
今となっては大変貴重な体験ですね~

もうそうそう見かけませんから(笑)

次回もコメントお願いします(笑)
2011年12月1日 11:31
やっぱしピックアップトラックを想像します


コメントへの返答
2011年12月3日 0:24
アメリカが本場ですが、オーストラリアも
ピックアップがたくさんありますよね!
2011年12月1日 17:53
こんばんは

自分が凄く気になっていた
ロードぺーサーとステーツマンについて教えていただき

ありがとうございます
ロードぺーサーはベースになるプレミアにさほど手を加えてないように思えますが

ロードぺーサー一番の売りはロータリーエンジンを搭載してる事ですね

一度でいいから、実物を見てみたいものです

次回のブログも期待しております
コメントへの返答
2011年12月3日 0:38
お疲れ様です。

自分自身、調べながらなので
いろいろと間違いがあると思いますが
御了承下さい。

ロードペーサーは外観的にはあまり変わりませんね。
エンジンが命、というんがあったのでしょうね。

ロードペーサーは一度しか見たことが
ありません。
ステーツマンに至っては現存車があるのか
さえ不明ですね。

どこからか発掘されると良いのですが。

次回も頑張ります!
2011年12月1日 20:07
いつも読み応えがありますね!資料性の高さに脱帽です。

ロードペーサー・・あ、いやプレミアのスポーツモデルの画像・・とても新鮮です!ロードペーサーの改造車に見えて仕方ありません(笑)

オーストラリアといえば個人的には映画マッドマックスのインターセプターのベース車であるファルコンXBクーペも気になります^_^;

コメントへの返答
2011年12月3日 0:29
英語が出来ればもっと深く書けるんで
しょうが、全然できません(笑)

ガワはロードペーサーそのもの
なんですよね(逆か・・・)
色々と改造のイメージが湧きますね(笑)

観るまでは、インターセプターとナイト2000が
ごっちゃになってました。
よくよく見るとインターセプターってカッコ悪い
んですよね。
ダサかっこいいのがあの映画自体の魅力ですが(笑)
2011年12月1日 21:37
ロードぺーサー、友人が所有しており、1度運転させてもらいましたが、なかなか興味深い車です。ま、この話は次回の方がいいかな。
コメントへの返答
2011年12月3日 0:25
ロードペーサー、某所でチラっと
拝見しました。
まさか道内にいるとは!
非常に気になっております・・・
しかも運転したとは!羨ましいです。
2011年12月3日 13:09
ちょっと食いつく所が違うかも知れませんが、ロードペーサーはクルマも名前も知ってましたが、ボディーのみオーストラリア産とは知りませんでした…
日本車離れしたクルマだな~ とは思ってましたが(笑)

色んな所の影響を受けたクルマなんですね。

あと、ワインレットのステーツマンのトランクエンドにキャデラックらしきエンブレムが… 気になります(^_^)

コメントへの返答
2011年12月5日 21:59
ボディは輸入、エンジンは国産という当時は
やや変わった成り立ちだったので
新車時もその構成を知らなかった方も
多かったのではないでしょうか?

現在はマーチですらタイ産ですが・・・(笑)

当時のホールデンのエンブレムは
キャディラックそっくりですね(笑)
2011年12月5日 1:48
たまに、オーストラリア仕様の右ハンドル車をベースに代用アメ車を作ろうかと考えてしまいますw

ロードペーサーに前期レガート、マツダは結構積極的にOEMちっくな車を出していましたよね・・・
コメントへの返答
2011年12月5日 22:01
排気量やボディサイズ的には代用どころか
ホンモノのアメリカ車となんら変わらない
ですねw

レガートの頃まではマツダもかなりアメリカン
でしたね。
60年代はイタリアンで、70年代はアメリカン。
そしてベンツっぽくなりつつ再び
イタリアンに回帰しましたね~
2012年10月19日 23:27
ホールデン・ステイツマンが本格的な3ボックス・セダンスタイルだったのに対して同じシャーシーを共有する姉妹車プレミア/モナロはセミファストバックの今流行の(そう、ベンツCLSやVWパサートCCと同傾向の!)4ドアクーペ的スタイルを与え、後席もそれに正比例して狭い.....という性格付けは実にGMホールデン社の商品作りの上手さを感じさせてくれます。
いわば「社長・重役や政府高官も乗る最高級車」がステイツマンなら、「オーナーカーとしての上級グレード」つまりアッパーミドルがプレミア&モナロGTS―後者は流麗なルーフラインに最高級車と同じエンジンを搭載して(後席は狭い代わりに)パワーマシン的存在意義を持たせた辺り、「GMホールデン家のお父さん=ステイツマン>長男=プレミア/モナロ」というキャラクターが伺えて個性鮮やかという他ないのではないでしょうか。
こうした伝統は現在のGMホールデン車にも生かされており、ステイツマンが最高級車として君臨し、かつてのプレミア相当がコモドア・カライス(Calais)、モナロ相当がコモドアSS(スポーツタイプ)というモデル政策で個人的にコモドア・カライスの3600cc/V6(296ps直噴)を運転してみたいです―シャーシーレイアウトはかの傑作新型シボレーカマロと共通、エンジンはキャデラックCTSとも共有なのだから嫌でもソソられます♥
コメントへの返答
2012年11月4日 23:52
お疲れさまです、ここ最近なにかとバタバタ
しており御返信がすっかり遅くなって
しまいました。
申し訳ありません。

ベンツCLS、スタイリッシュな4ドアセダンと
いうコンセプトで、日本の自動車ジャーナリストは「ベンツのコロナエクシヴ(またはカリーナED)」などと書き立てていましたね。
そもそも、居住性を犠牲にしてスタイルを
優先したセダンなんてものは戦前から
ありますし、専門家を名乗るなら最低限の
知識があって然るべきだと思うのですが
わずか20年前の国産大衆車の名前を
挙げて先駆者扱いとは情けないものです。

話が逸れました。

ホールデンの車種体系はやや複雑で
名前もHK、HJといった型式で判別するので
把握するのにかなり苦労しました。
基本を共通するエンジンやシャシーを
使いながら、如何に性格分けをするか
というのは兄弟車の難しいところで
ややもするとマーク2三兄弟のように
性格が似通ってしまうことになりかねない
ですが、ステーツマンとプレミア/モナ-ロは
その点見事にキャラクターを分けていますね。

新型エルカミーノと云うべきポンティアックG8
もホールデンがベースでした。
GMの血が濃いホールデン車には興味があります。
同じように、オペルの各モデルもドイツ車の
味とGMの個性が混ざり合った独特の
キャラクターで興味が尽きません!
2012年11月7日 4:30
お見事!
良い所を突いていますね。
事実、1960年代初頭のイギリスにローバー3リッタークーペなる4ドアクーペが存在し、拡大解釈すればジャガーマークIIだってクーペ的「後席が狭いスタイリッシュ4ドア」ではないかと確信します。
そして戦前、1930年代にはベンツの540Kにフィゴニ(フランスのコーチビルダー)製の一品生産4ドアボディが架装されたこともあればフランスの高級車イスパノスイザH16やブガッティ57にもこうした「後席を犠牲にした」流線型4ドアが設定されたものです。
それが4ドアクーペと言えば「カリーナEDにコロナエクシヴ」ぐらいしか思い浮かばないなんて、どうにも井の中の蛙で情けないセンスではないでしょうか。
さて小生が現在所有しているレクサスIS350(GSE21型)、一応定員5名を謳ってはおりますが後席は狭く(先代BMW3シリーズの4ドアやアルファロメオ159より多少マシなぐらい.....ベンツCクラスには明確に一歩譲る!)、セミファストバック式に寝かされたCピラーと相まって広義の「4ドアクーペ」(流線型セダン)と把握しております。
しかし同じ4ドアセミファストバックつながりで、マセラティクアトロポルテって乗ってみたい―2億円宝くじが当たったら(笑)。
コメントへの返答
2012年11月8日 22:14
自動車が誕生して100年以上、さらに
一時期は重複して存在し、自動車文化にも
大きな影響を与えた馬車の長い歴史を
ふり返れば、真の意味でのまったく新しい
アイディアというのは案外少ないのでは
ないかと思います。

日本のモータリゼーションは戦後からの
スタートと言ってよく、また欧米と違い
馬車やそれを象徴する貴族階級文化と
いうものが無いので、いまいちピンと
こないのでしょうがレザートップや
ランドージョイントを「機能的にはなんら
意味を持たない懐古趣味的装飾」と
切り捨てる日本の自動車ジャーナリストには
疑問を感じます。

ドイツ車が一番、国産はまだまだ、米車は
論外と言って憚らないCG誌あたりでさえ
戦前からの伝統を否定するような風潮が
あるように感じます。

どんな技術やデザインでも「世界初」と
「量産車初」とわけて考えた方が
わかりやすいんですよね。
高額であったり、少量生産では普及したとは
言い難いですし。

アメリカ車を蔑視するあまり、世界初の
ターボ車はBMW2002だと堂々と言い張る
のは一種の歴史の改竄ではないでしょうか。

愚痴が過ぎました。

レクサスIS、先代(日本名アルテッツァ)から
かなり洗練されたデザインとなりましたね。
あの流麗なスタイリングなら4ドアクーペと
言って差し支えないと自分も思います。
マセラティも一時の不振から立ち直り
イタリアらしい味と相当なレベルの信頼性を
両立した素敵なクルマに仕上がっていますね!
2012年11月9日 0:59
Nanbu殿!
そうですね、世界初のターボカーと言えば1960年代のアメリカのシボレー・コルベアモンザ(そう、ラルフ・ネーダーの安全ヒストリーで叩かれた悲運の名車!)でしたね。
この他、ほぼ同時期=1960年代初頭、同じく米国GM社が同社のインターミディエイト車たるオールズモビルF85型車(V8/3500cc 後輪駆動)にターボを搭載して数台製造したという記録も残っておりますがNanbu様はお気づきでしょうか。
コメントへの返答
2012年11月10日 23:24
お疲れ様です。
オールズモビルF85ジェットファイアの
リリースはコーヴェア・モンツァ・スパイダー
の数週間前だったそうです(ウィキ米版より)

コーヴェア・ターボは相当数が販売され
ラルフネーダーの問題が発生するまでは
好調だったようです。
コーヴェアはエンジン自体が軽飛行機用を
ベースにしており、ターボユニットもそれに
付随するものを利用したので信頼性が
高かったのが理由でした。

反面、オールズのターボは焼き付き防止の
為に複雑な機構を備えた結果、潤滑油の
頻繁な補給が必要となり手間がかかること
が不評だったそうです。
GMは無償で4バレル・キャブへの交換に
応じることになり、現存数は極めて少ないです。
ここらへんはオールドタイマー誌に詳しく
掲載されていました。

問題はありましたが、だからといって
”無かったこと”にしてしまえば
技術の進歩はなく、未知なる分野への
挑戦もなくなってしまうでしょう。

戦争中、一体どこの国が最も優れた
ターボ技術を持っていたかを御存知でなくて?と聞いてみたいです。

プロフィール

「2013 FIAT500 twinair pop http://cvw.jp/b/949539/47550084/
何シテル?   02/24 12:48
戰前から昭和40年代頃迄の自動車を趣味として居ります。 2輪・3輪・4輪、國産車/外國車の何れも興味の対象です。 此の他の趣味としては、艦艇及び航空機が在り...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

リンク・クリップ

フロントグリルGLバッジ補修 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/12/04 06:00:40
★★KILLER★★さんのクライスラー 300M 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/04 19:12:00
北米 いすゞ ベレル 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/15 19:21:01

愛車一覧

プリムス プリムス その他 プリムス プリムス その他
1971 Plymouth Fury III 2door Hardtop(PM23K1D ...
スバル レックス スバル レックス
スバル レックス・カスタムL K22B 2ドアセダン 改5速
ヤマハ RZ250 1980 YAMAHA RZ250 (ヤマハ RZ250)
1982年式 YAMAHA RZ250(4L3) 2024年8月12日再公道復帰
ホンダ ドリーム CB750 FOUR ホンダ ドリームCB750four (ホンダ ドリーム CB750 FOUR)
1971年型 ホンダ ドリームCB750four(K1型中期) 初度登録年月 昭和46 ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation