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2013年11月10日 イイね!

気が付けば、3ヵ月振りの更新・・・(汗

みん友の皆様、たいへん御無沙汰しておりました・・・。

前回の更新が8月9日、丸3ヵ月間の放置という酷い体たらく。。

今年の頭には頑張って頻繁に更新します!とか言ってた気もしますが(汗)
更新どころか巡回もまともに出来ていない有様です。
付けてくださったイイね!すらチェック出来ず、申し訳ありません。

みんカラに飽きたとか、fbとか他のサイトに移住したとかではありません。
いろいろバタバタしておりまして・・・。

北海道はあちこちで初雪が降り、いよいよ本格的な冬の到来となりました。
これからの時期はクルマを乗り回すのも難しいので
休日は家にこもってブログ更新を頑張りたいと思います・・・。

っと言うことで、これから今年のドライブやクルマ関係の出来事を書いていこうと思います。
もう今年も残りあと2ヵ月切ってますが(汗)

なので、季節感皆無の上に半年遅れとかザラな内容のブログになると思いますが
備忘録的な意味もこめて、お付き合い頂ければ有難いです。

それでは、改めて宜しくお願い致します!

Posted at 2013/11/10 22:17:01 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ
2013年08月09日 イイね!

プリンス・ライトコーチ(B654型)に乗車して来ました!



先月、みん友のプリンス654さんが長年所有するプリンス・ライトコーチの車検を取得。
遂に公道復帰を果たしました。

っと言うことで、早速乗車してきました!

まず「ライトコーチって何?」ってカンジだと思うので簡単に説明を・・・。

ライトコーチはプリンス自動車工業製のマイクロバスで、
初代モデル(AQVH-1L型)は1958年3月にデビューしました。

1963年10月にフルモデル・チェンジし第2世代(B632-4型)となり、
1966年4月19日には第3世代(B654型)へとモデル・チェンジしました。

ただし、第3世代は第2世代からのキャリーオーバーが非常に多い為、
ビッグ・マイナーチェンジと捉えることも出来ます。

1966年8月1日の日産・プリンス合併後も生産が続けられ、
1958年3月のデビューから数えて丁度18年となる1976年3月に生産終了となりました。

日産との合併後、プリンス車は冷遇され次々とモデル廃止・統合の憂き目に遭いましたが、
ライトコーチはグロリア譲りの高級感溢れるアピアランスとルーミーで瀟洒な車内空間という
生来の魅力を武器に好調を維持しつつ、
時流に合わせてディーゼル・エンジンやダブル・タイヤ車を設定しながら
合併という激流の中でも輝きを失わず、10年という長いモデル・ライフを生き抜いてみせました。

---

1966年型プリンス・ライトコーチ(B654型)と1966年型プリンス グロリア・スーパー6(S41D-2型)


プリンス654さんのライトコーチは1966年型で、自分のグロリアと同年式です。

見ての通り、4連ヘッド・ランプ、フロント・グリル、バンパー、フロント・ウィンドウ形状などから
両車共通のイメージで仕上げられていることがわかります。

リヤ・ビューも瓜二つ


鍔付きのルーフ・エンド、キャッツアイ・テールライト、フラットデッキ・スタイル、
車体側面まで廻りこんだ三角断面のバンパー形状も共通したイメージで仕上げられています。

フラットデッキのプレス・ラインからテールライト廻りまでツートーン・カラーで
仕上げられている点も、プリンスらしい洒落たセンスが感じられます。

プレス・ラインに沿ったツートーン・カラーが施されています


ラップアラウンド・ウィンドウ、フラットデッキ・スタイル、ディープスカート・フェンダー等、
グロリアのイメージを引き継いだ威風堂々たるスタイリングが特徴です。

細いピラー、広大なグラスエリア、大きな開口部により車内は開放感に満ちています。

エンジンはグロリアやクリッパーと共通で、数多くのプリンス車に搭載された傑作エンジンである
G2型4気筒OHV1862ccで、トランス・ミッションは先進的なOD付5速コラム・マニュアルです。

タイヤはシングルのみの設定で、ダブル・タイヤ車やディーゼル・エンジンが
設定されたのは日産との合併後になってからでした。

当時(1963年10月時点)の国産最高級乗用車のデザインを応用したマイクロバス
と言うと、なかなか理解し難い感覚を抱かれるかと思われます。

レクサス・ディヴィジョンでは、トヨタ・ランドクルーザー200のフロントとリヤのデザインを
レクサスLSそっくりにしてレクサスLXとして販売していますが(日本未発売)、
グロリア顔のライトコーチは、レクサス・ディヴィジョンで
レクサスLS顔のトヨタ・コースターが売っているのと同じ、と言えばわかりやすいかと思います。

---

前置きが長くなりましたが、それでは乗車編です。

7月31日、やたらとグズるステップをなだめつつプリンス654さんの家へ。

倉庫の中には、真新しいナンバー・プレートと車検ステッカーの貼られた
ライトコーチが佇んでいました。

少し長いクランキングの後、腹に響く轟音を立ててG2型エンジンが始動。

ヘッドランプ・リムを取り外している(錆びている為)ので、眼つきが怖い


グリルの上に 「P R I N C E 」のレターが入るのは
他のプリンス車とも共通する統一されたデザインです。

ウィンカーの位置は2代目(B632-4型)ではS4グロリアと同じくヘッド・ランプと
バンパーの間でしたが、3代目からはヘッド・ランプの上に移設されました。

この”眉毛”ウィンカーのデザインには、シェビー・トラックスの影響が感じられますが、
視認性向上の要求を満たす為の配置変更でもありました。

なお、ハザードは新車時から装着されていません(法的な義務付けは後年になってから)。

大きく湾曲したガラスを用いているので、外側からインナー・ピラーが
見えるのもグロリアと共通する点です。

「グォン・・・グォン・・・」と唸りながら動くライトコーチ


背が高い上に、この時代のクルマの例に漏れず最低地上高も大きいので
(当時は未舗装率が高く悪路や砂利道が多かった)寸法以上の迫力を湛えています。

乗り降りは車体中央左舷に設置された折戸式の乗降口から行います。
ドライバーの為の運転席ドアが設置されるのは、合併後のマイナー・チェンジ以降からでした。

このライトコーチは長期間、野外で物置として使われていた経緯から
ルーフ・パネルの傷みが激しいです。

身内では冗談めかして「オバケ」なんて呼んでましたが、ルーフ一面が
サビで迷彩塗装を施したみたいにまだらになっていて、実際オバケっぽいです。

車庫の中で鎮座している時は屋根は殆ど見えなかったのでそれほど気にしたことは
ありませんでしたが、こうやって外に出ると確かに傷みが目立ちます。

板金塗装、再メッキ等、やることは山積しているので、まだまだ”遊べる”クルマです。

特等席?の助手席からの視点


バスドアから乗車し整理券を取って、助手席に座って出発進行!

キャブオーバーで背が高く、しかもガラス面積が広大なのでなんとも不思議な乗車感覚です。

例えるなら走るガラスケース?

現代車のようなティンテッド・ガラスでは無いので上方向への視界も良好です。

ワイパーが逆ケンカ式というのも面白いです。

U字型に払拭するという特殊な方式の上、ブレードもガラス面積に対し明らかに
短いので、拭き残し面積がめちゃくちゃデカいです。

ちなみにウィンドウ・ウォッシャーはありません(こちらも新車時から無し)。

颯爽としたステアリング捌きで、ライトコーチの巨躯を軽やかに操るプリンス654さん


ステアリングはグロリアやスカイラインと変わらないサイズ(乗用車サイズ!)で、
高級感溢れる半月型ホーン・リングが備わっています。

当然ながらパワー・ステアリングでは無い(重ステ)ので、
据え切りはかなりの力仕事となります。

トランス・ミッションは先進のOD付5速!
当時、乗用車でも5速は極めて珍しく3速も数多くありました。

商用車としては日本初となる5速ミッションで、グロリア(OD付4速)よりも先進的です。

乗用車でもコラム廻りが剥き出しのクルマが多かったにも関わらず、
ライトコーチやクリッパーはコラムカバーを備えてスマートな外観とされています。

プリンスの徹底した高級志向、「商用車だから」という言い訳を盾にした
安易な妥協を許さない姿勢が強く感じられます。

運転席側の壁面には地図等を入れて置くのに便利なポケットが備えられています。

フロント・ウィンドシールドは2分割で、コーナーが大きく湾曲したパノラミック・タイプ


上方と側方に大きく湾曲したフロント・ウィンドシールドによって視界は極めて良好。

ボンネットの有無の違いはあれど、視界的にはグロリアと同じような感覚です。
ガラス越しに見える、補助ミラー付きの草履型ミラーが良いカンジです。

バック・ミラーの鏡は切りっ放し。
サンバイザーはバスの定番、濃いブルーのプラスティック製です。
これまた巨大なフロント・ウィンドシールドに対して控え目なサイズ。

ダッシュボード中央には、お洒落なjecoの時計が置かれています(当時のOP?)。

ちなみにこの時計、最初のうちは時間を合わせてもどんどんずれてしまっていたそうですが、
次第にずれが小さくなり、今では正確に作動しているそうです。

・・・電波時計か何かでしょうか?

小振りなグローブ・ボックス


フラットで広大なダッシュボードの面積の割にグローブボックスは控え目なサイズ。

ただしこのグローブボックスは専ら書類入れで、真下には大容量のパーセルシェルフ(荷物棚)が
設置されているので、手廻り品や荷物の置き場所には全く困りません。

また、車体後部にもトランク・スペースがあります(猫の額程のサイズですが・・・)。

グローブ・ボックスのリッドには「Prince」のエンブレムが輝き、
手前には助手席用アシスト・グリップが備わります。

広大なダッシュ・ボードの窓側にはシボ加工の施されたクラッシュ・パッドが貼られ、
その境目にはS4グロリアやS5スカイラインの外装に用いられている細かなリブの刻まれた
クロームのモールディングが埋め込まれています。

大型キャブオーバー車ならではの広々としたレッグ・スペース


足元は広く、運転席と助手席の間には充分なスペースがあるので
大きなグラス・エリアと相俟って開放的で快適です。

が、運転席と助手席の間にはエンジンが置かれているので暑いです。

真ん中にストーブが置いてあるようなもんなので、夏場はツラいです。
反面、冬場は暖かくて良いかも?

トラぶった時は手の届く場所にエンジンがあるので、
原因追求や応急処置の点で有利だと思います。

あと、エンジンの唸り声や振動もダイレクトに伝わってきます。
さすがはプリンスG型シリーズ、音質は自分のグロリアのG7とそっくりでした。

足元中央のスリットは走行風を導入するベンチレーターで、
運転席側のペダルを足で操作して開閉します。

助手席側の足元にある銀色のお鍋みたいなのはダルマヒーターで、
中央にプリンスのマークが刻まれた純正品です。

ただ、このダルマヒーターだけでは車内を万遍なく暖めることは無理そうなので、
どうやって暖房を効かせていたのか気になるトコロです。

デフロスターのダクト


巨大なフロント・ガラスに対して、これまた能力不足を疑わずにはいられない
小さなデフロスターのダクト(しかも一対のみ)。

しかしながら単なる吹き出し口ではなく、わざわざ別体式のグリルでカバーして
見映えを良くするあたりはプリンスらしい芸の細かさが光るポイントでもあります。

しかし、なんか見覚えがあるな~・・・

あ、コレだ


そう、グロリアのボンネット・ダクト形状と良く似ているのだ。

こういった小さなパーツひとつからも、徹頭徹尾「グロリアのバス」を目指したことが伝わってきます。

---

今回は時間の都合上、短いドライブでしたがライトコーチに乗車でき感無量でした。

3年に渡る悲願が遂に叶いました。

車検付/ナンバー付の実働のライトコーチは現在の所、この1台のみでは無いかと思われます。

勿論、その存在を知られていない個体も在るかも知れません(願わくば在って欲しい)が、
そのサイズや用途故に個人所有の難しいマイクロバスでは多くを期待することは難しいです。

また、ライトコーチに関しては輸出が行われていたかどうかが不明なので、
やや大袈裟になりますが、日本国内で1台=世界で1台ということになります。

正規輸出で無くても、中古として輸出された可能性もあります。
広い世界のどこかで、半世紀前に造られたライトコーチが現存していることを願って止みません。

いずれにせよ、極めて希少な個体であることは確実です。

斯くの如し個体に身近に接することが出来る事を、
オーナーのプリンス654さんに感謝するばかりです。

次は秋、収穫を終えて聊かの時間が出来た頃合いに
グロリアとのランデヴー走行を企画しています。

今は亡きプリンス自動車が47年前に製造した2台のクルマが、
半世紀を経てこうして並ぶことに、ある種の特別な”何か”を感じ得ずには居られません。

Posted at 2013/08/09 22:34:32 | コメント(7) | トラックバック(0) | プリンス・ライトコーチ | クルマ
2013年07月10日 イイね!

バイクに乗る理由



ふと、自分が”バイクに乗る理由”は何なんだろう、と思うことがある。


バイクに乗った経験の無い人から「バイクって気持ちよさそうだよね」と言われても、
素直に「気持ちいいよ」とは答えられない。

「バイクに乗ってみたい」と言われても、薦めようという気はとても起きない。





バイクなんざ所詮は原始的な乗り物であって、快適性の面では4輪車には到底敵わない。

雨にも負ける、風にも負ける、夏の暑さにも秋の寒さにも負ける。

風を切って走る姿は傍から見れば爽快だが、走行風で眼は乾くわ、
顔面に虫はぶつかるわ、大型トラックの黒煙を浴びるわで案外爽快じゃなかったりする。

2人しか乗れず、荷物を積む際にはきちんと縛着しなければならない。
コンビニで買った、ちょっとした手荷物さえ邪魔になる。

燃費は車種によりマチマチで、スポーツモデルは大抵悪い。
4輪車と比してタンクが小さいので、長距離走行の際には給油を頻繁に行う必要がある。

車体を支えるのはたった2本のか細いタイヤで、バランスを崩すことが即転倒に繋りかねない。

エンジンの振動で手は痺れ、尻は痛くなり、体は凝り固まる。

事故となれば身を護るものは一切無く、車や路面に叩き付けられる。

雨の日は最悪。
視界は制限され、体は濡れて芯から冷え、指や足の動きは渋くなる。
服も靴も濡れ、店に入るのも躊躇する。

真夏は朝方でもガッチリと防寒着を着込まなければとても耐えられないが、
昼間になっても防寒着なんぞ着ていたら、熱中症と脱水症状で倒れてしまう。
脱いだ革ジャンは、いちいち車体に縛り付けなけりゃならない。

照り付ける灼熱の太陽、下半身を焦がすエンジンの熱、陽炎立つアスファルト。
ちょうど顔に吹き付ける高さの、大型トラックのサイドマフラーから排出される黒煙。

一転、身を切る寒さの秋。
手足は悴み、吐く息はヘルメットの風防を曇らせる。

等々・・・

以上に書き連ねた通り、バイクって乗り物はロクなコトが無いのだ。

ただ、これらの問題は街中や近距離だけ乗るのなら発生しないし、
天気の良い日中だけ乗るのであればバイクは快適で楽しい乗り物と言える。

それでも、多くの人は4輪車の購入や結婚を機にバイクを降りる。

燃費が良いから通勤用に原付が欲しいという人も多いが、
雪の降る北海道では実質半年しか乗れないし、雨の日は4輪に乗りたくなるのが当然だ。

結局のところバイクってモノは実用性が低く、趣味としても不便やリスクが大きいのだ。

じゃあなんでバイクに乗ってるのか?と聞かれると、明確な答えを返すことは出来ない。


理屈じゃない、としか言い様が無いのだ。


雲ひとつ見当たらない快晴が広がる明け方。

太陽が天に冲し、降り注ぐ陽の光が輝く正午。

見上げれば満天の星空が広がる深夜。


スロットルを緩やかに開き回転を上げ、加速する。

次第に外界の雑音は遮断され、聴こえるは風の音のみ。


この瞬間の感覚こそが、自分がバイクに乗る理由に他ならない。


あらゆる面倒事はバックミラーの中、遥か彼方に消え去り、
現実から切り取られたような浮遊感で満たされる。

例え直前まで雨に降られていても、太陽の恩恵に預かることが出来たならば、
それまでの苦痛や我慢は風と共に雲散霧消する。

上掲したあらゆるデメリットは、この瞬間にロストする。


16歳でバイクに乗り始めて以来11年が過ぎたが、降りようなどと考えたことは一度とて無い。

吹雪の日勝峠をRZで越えたこともある。
エンストしたフェーザーを家まで押して帰ったこともある。
豪雨の中をCBで突っ切ったこともある。

携帯は圏外、民家も数十キロ先という深夜の山中でトラブったこともあった。

過ぎてしまえば、すべて笑い話になる。





7月7日、七夕の夜。

S先輩からトライアンフを修理しているので遊びに来ないかと
連絡があったので、ふたつ返事で了解し仕事が終わると直ぐに家を出でた。

アルタイルとベガの為に晴れ渡った夜空の下を愛馬CBと共に駆ける。

タコメーターの針と共に上昇する、形容し難い高揚感が身を包む。

ボニーの修理には3時間以上を要した。
S先輩はすべての作業を自分の手で行う。

深夜0時、日付が変わると共に修理が完了。
早速、試運転に飛び出す。

明日は2人とも朝早くから仕事だが、燻ぶったまま帰るという選択肢は在り得ない。
年に数日しか無いような暖かな夜だった。

CBのヘッドライトは先行するボニーのスポークを照らし、磨き上げられたクロームが眩く輝く。

雷鳴の如きエキゾースト・ノートを伴ってマフラーから吐き出される
大排気量バーチカルツインの風圧が大気を震わせる。

オイルと排気ガスが仄かに薫る。

存分に走り廻った後、マックでコーヒーを呑みながら一息入れる。
バイクやクルマ談義で盛り上がり、気が付けばもう2時30分。

今の時間帯は深夜と云うべきか、早朝と云うべきか。

名残惜しくも解散し、家に着いた頃には3時になっていた。

帰り際、東の空を見ると既に明るくなり始めていた。

いっそこのまま総てを投げ出して走り続けたい。
そんな思いが強くなる。
岬まで走って、日の出を眺めたい。

あぁ、今日が休みだったらなんて良かっただろう。

夜通し走り続けた後に残ったのは、オイルの匂いと心地良い疲労感。

そして”やっぱりバイクって良いモンだな”と改めて思う。

何かを好きになるのに理由は不要だし、その感情は理屈じゃない。


































Posted at 2013/07/10 23:08:58 | コメント(7) | トラックバック(0) | CB750four | クルマ
2013年07月03日 イイね!

「北海道クラシックカーミーティングinふらの」に参加しました!


1949 Bentley Mark Ⅳ sports saloon coachbuilder:H.J.Mulliner&Co.

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先の日曜日、年に一度だから・・・と無理を言って休みを戴き、
「北海道クラシックカーミーティングinふらの」に参加して来ました。

グロリアでの3度目のイベント参加です。

今回は、S先輩の1961年式トライアンフT120ボンネヴィルと一緒にエントリーしました!
往復500kmオーバーの日帰り強行ツーリングを兼ねた(?)イベント参加となりました。

1961 TRIUMPH T120 Bonneville ”bonnie”


当日の富良野は暑すぎるくらいの快晴に恵まれたこともあり、参加台数も多かったです。
それでは、往復のツーリング及び大盛況となったイベントのレポートをお送り致します。

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出発前日までにグロリアの機関・脚廻り・外装・内装を仕上げておき、イベントに備えます。

イベントのあるこの時期は、グロリアが一年で一番キレイな状態になる時期だったりします。


外装の仕上げには、ホルツさんのペイントポリッシュを使いました。

時間をかけて丁寧に磨いたつもりですが、経年劣化による塗装面の傷みは目を覆うばかり・・・。

表面的な浅い傷はコンパウンドでどうにか誤魔化せるものの、深い傷には効果は薄く、
かといって全塗装をしたくても先立つ物などありゃしない・・・悩ましいトコロです。

写真で見ればそこそこ綺麗なんですけどね。。





イベント当日の朝、3時半に起床し暖気しながら珈琲を呑みつつS先輩の到着を待つ。
天気は良いものの、濃い霧が出ておりバイクにはツラい環境・・・。

G7型直列6気筒OHCエンジンは一発始動!極めて快調なグロリア


4時半、払暁前の静寂を破るバーチカル・ツインの轟音が響かせながら先輩が到着。

遥か遠方からでもハッキリとわかる音量でありながら、よくある改造車の
下品な排気音とは明らかに違う、英国車ならではの気品と迫力を兼ね備えた
エキゾースト・ノートを轟かせながら一路、富良野へ!

1961年式トライアンフT120ボンネヴィルと1966年式プリンス グロリア・スーパー6。
”日英同盟”の2台は堂々の艦列を編成し、濃霧の中を貫き走る。

その気品あるシルエットは、喩えるならばプリンス・オブ・ウェールズと金剛か!

グロリアのバックビューミラーに映るS先輩とボニーの姿


途中、一時的に霧が晴れ安堵するも、しばらく進むと再び霧が出てくる・・・。
濃霧はクルマにとっては視界不良程度の問題ですが、バイクにとってはかなり具合が悪い。

自分もバイクに乗るからこそ、悪天候下での運転の苦労は身に染みてわかっているつもりです。

S先輩は防寒装備をガッチリ着込んで、寒さと闘いながらバイクに跨っている一方、
自分は半袖の軽装で暖房の効いた快適な車内に身を置いていると、どうにもバツが悪い。

幸い、7時を過ぎた頃から霧は完全に晴れて気温も上昇。

天佑神助の下に悪天候は文字通り雲散霧消、雲一つ見当らぬ快晴が広がる


最高のバイク日和となったおかげで、罪悪感も少しは軽くなる・・・(笑)。

寒さと濃霧に耐えること2時間半・・・快晴の下、いよいよボニーの本領が発揮される!


それまではずっとグロリアが先行でしたが、狩勝峠では登坂車線を結構良いペースで
トバすグロリアを一瞬で置き去りにして、ボニーは走行車線を猛然とブッ飛ばして征く!

陽光を反射してキラキラと光るライセンス・プレートが眩い


S先輩のボニーはあっと言う間に点となり、視界から消える。

半世紀前のバイクとは云え、市販車として世界最高速を記録した性能は今も色褪せない。

車名の”ボンネヴィル”は、スピード・ナッツ達の聖地にして
数多くの記録と伝説が刻まれたアメリカ合衆国ユタ州ボンネヴィル・ソルトフラッツに由来し、
120とは最高速120マイル(約193km/h)を意味しています。

狩勝峠を快調に越え、富良野側へ入ると徐々に旧車を見かけるようになります。

南富良野の道の駅では休憩中のm13pさんを発見!
富良野市の入り口にある駐車帯では、昨年の岩見沢のイベントで
御一緒した函館ナンバーのGT-Rと再会しました。

そこから会場まではグロリア、ボンネヴィル、GT-Rの3台で連なって走りました。

会場に近づくにつれ、どんどんテンションが上がります。

8時半に会場に到着、約240kmの行程に要したのは時間は休憩も含め約4時間でした。

いつもならクルマに付いた虫を綺麗に落とすのですが、会場に着くなり友人と合流して、
流れでとりあえず会場を一巡するカンジになり、結局そのままになってしまいました。

しばらくして軽く拭き上げようと思うも、ボンネットで目玉焼きが出来そうなくらい
熱くなっていたので諦めました。

車内も雑然とモノを置いたままで、窓も閉め切ったままという、
見る人に大変失礼な状態のままでクルマから離れてしまい反省しきり・・・。

会場では1年振りの再会となる人も多く、喋りっぱなしで翌日ノドが痛くなる程でした。

ほとんど自分のクルマの傍にいなかった為、お会い出来なかった方も
多かったようでその点も心残りとなりました。

以下、気になったクルマ達をほんの一部ですが御紹介致します。

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1950年式 富士重工 ラビットS-41


今回のイベントで一番の大物(小さいけど)と感じたラビット。

非常にプリミティブでシンプルな構造と、ハンドメイドで造られたボディーの曲線美。

終戦から僅か5年後に造られたスクーターとは思えないクオリティを湛えており、
東洋一の航空機メーカーと謳われた中島飛行機の矜持が伝わってきます。

必要最低限の機能で構成されたラビットのすぐ横には、並の4輪を遥かに凌ぐ
豪華装備を誇るゴールドウィングがあり、そのコントラストも面白かったです。

次は、エントリーしていたプリンス車達です。

プリンス・グロリア バン・デラックス(VPA30)


グロリアのバン自体が非常に希少ですが、この個体は更に
1.最初期型 2.「帶4」シングルナンバー 3.オリジナルペイント、と
極めて新車時に近い状態を維持している奇跡のような車輛です。

ボディカラーとコーディネートされた淡いブルーメタリックの内装も極上のコンディションを保ち、
不動のものが多いパワー昇降式リヤクォーター・ウィンドウもきちんと完動します。

リヤゲートに取り付けられた当時モノのエア・マッドガードもマッチしています。

1968年式プリンス スカイライン1500デラックス(S57D)


こちらはS50系スカイラインの最終型にして、新型エンジン「G15」を搭載したS57Dです。
1500ccの排気量から88馬力という、比類なき高出力を誇りました。

この個体もライトブルー・メタリックのボディカラーとコーディネートされた
淡いブルーメタリックの内装を持ち、内外装ともに程度極上でした。

スカイライン1500デラックス(C10)


「帶5」のシングルナンバーを掲げた中期型の4気筒ショートノーズ。

品の良いシャンパンゴールドは先代のS5系のイメージカラーのひとつでもあり、
スカイライン本来の性格・・・”プリンスの高級ファミリーカー”を体現しています。





しばらくは会場を見て回ったり、友人と喋ったりしていたものの
あまりの暑さにダウンし、冷たいお茶を買って日陰に避難。

木陰でクールダウンしながら、ボニーを眺めつつS先輩と話していると、
トライアンフに乗ってみたいと言うIさんが来たので急遽、トライアンフ講習会を開催!

エンジン始動のデモンストレーション中


ヴィンテージ・モーターサイクルの”儀式”たるキック始動は、それだけで絵になります。

そのIさんの愛車はと言うと・・・

1964年式メルセデス・ベンツ220SE”フィンテール”


シックでエレガンスな内外装を持つ”旧き善き時代のメルセデス”。
一度は所有してみたい車です。

この車輛自体は以前のイベントで拝見していましたが、
幸運なことに今回はオーナーさんとお会いすることが出来ました。

イベントの一番の楽しみは、やはり”人との交流”にあると思います。





1964 Chevy Corvette Sting Ray(C2)


”ボートテール”のリヤビューが印象的なコーヴェット。

ビュイック・リヴィエラとも通じる、大きく湾曲したラップアラウンド・ウィンドウや
レーサーさながらのルーフまで喰い込んだ開口部が魅力的です。

アメリカ車の数は少なかったですが、この他にもホッドロッドな
デュース・クーペなどインパクトのある車輛が来ていました。

HONDA dream CB750four(K0)


バイクはエントリーは少なかったものの、見学で多数が来ていました。

ざっと見ただけでも、CBナナハン、750F、ヨンフォア、マッハ、W、Z、
CBX550F(珍しい!)、GT750、RZ等が来ていました。

こちらはキャンディ・ゴールドのK0。

カットフェンダー、ヘソキー、しわタンク、一本引きワイヤー、フィン付サイドカバー、
同色エアクリーナー・ボックス、ストッパー付シート、HM300マフラー・・・。

CBに限りませんが、技術者の理想が詰め込まれたド初期のモデルはやはり魅力的に映ります。

HONDA dream CB750four(K4)


独立インディケーターユニットを持つK4、カラーは人気のK1風キャンディ・レッド。

自分のオリジナル・ペイントのキャンディ・ガーネットブラウンもとても気に入っていますが、
こうして改めて見ると、やはり定番の3色(レッド・ブルーグリーン・ゴールド)もステキです。

HONDA dream CB750four(K1)


夏の陽射しを浴びて、磨き上げられたクロームが眩く輝くK1。

カラーはキャンディ・ブルーグリーンなんですが、写真だとどうも青みが強く出て、
あの緑がかった独特の色合いが再現できていない・・・。

ダブル・ディスク、追加メーター、ステアリング・ダンパー、ショートタイプのウィンカー・ステー、
フラットレンズ・ヘッドライトなど、多岐に渡って手が入っていました。

純正の雰囲気を損なうことなく、実用性を向上させたスタイルが素晴らしいです。

カワサキ マッハⅢ 500SS


空冷2ストローク3気筒エンジンの”じゃじゃ馬”マッハ。
エグリタンクの初期型です。

「殺人マシン」「走る棺桶」「ウィドウ・メーカー(未亡人製造機)」「曲がらない・止まらない」

マッハを語る際、一見すると否定的な評価のような言葉が並びますが、
ハイパワーなエンジンに対し、剛性不足のフレームや容量不充分なブレーキという
アンバランスな性能すら、過激さが身上のマッハの魅力のひとつと云えるでしょう。

ヤマハ RZ250(4L3)


夏の陽射しに”日の丸カラー”が映える初期型のRZ250。

年々厳しくなってゆく排気ガス規制の下、最期にして最高の2ストローク車を!という
ヤマハ技術陣の総力を結集して開発されたRZは、ワークスレーサーTZの公道仕様と
呼ぶに相応しい内容を備え、レーサーレプリカ・ブームを巻き起こしました。

タンクからテールカウルへと続く、赤のラインと黒のピンストライプが美しいです。

メッサーシュミットKR200


第二次世界大戦中、bf109やbf110といったルフト・ヴァッフェ(ドイツ空軍)の
主力戦闘機を開発したメッサーシュミット社が戦後に発売した
カビネン・ロレル(キャビン・スクーター)が、このKR200です。

航空機のキャノピーそのままのタンデム配置のバブル・トップは
非常にインパクトがあり、会場内で最もギャラリー受けの良い1台でした。

オーナーはギャラリーの為に、運転席(むしろ操縦席と呼ぶべきか)に座らせての
写真撮影に応じるなどサービス精神旺盛で、それも人気の理由でした。

1963年式フォルクスワーゲンTYPE-Ⅰ


アイブロウ、ルーフラック、サイドバイザー、フォグランプ、US仕様ダブルバンパー、
一輪挿しなど定番のアイテムを揃えたビートル。

柔らかな空色が美しいです。

アーリー60sのワーゲンは、スモール・ランプの組み込まれたライト・カバー付ヘッドライトや、
独立した燃料計など、ひとつひとつのディティールが素晴らしいです。

1965年式トヨタ・パブリカ700デラックス(UP10-D型)


パブリカの中でも珍しい、700ccの前期型(UP10型)。
そのデザインは、同時期のトヨペット・コロナ(T20型)と通じるものがあります。

控え目なテールフィン状のリヤフェンダーがかわいらしいです。

1965年式トヨタ・パブリカ700バン・デラックス(UP16V-D型)


さらに珍しい前期型のバン。
リヤ・ゲートは横開きで、ラゲージルーム側壁にはとても小さな燃料タンクが配置されています。

1967年式トヨペット クラウン・デラックス(MS41)


ローダウン、ボディ同色スティールウィール+トリムリング、着色オールレッドテール、
ドアミラーetc・・・内地っぽい(?)カスタムの施されたクラウン。

この他に1966年式RS40(1900cc4気筒エンジン搭載)と
1967年MS41(トヨグライド・オートマチック搭載車)が来ていました。

4気筒車は現存率が低いので特に珍しい!





イベント内の催し物のひとつである抽選の商品として、自分はふらのソースが当りました。
S先輩は最後の最後まで呼ばれなかった為に特賞の工具かと思いきや・・・洗剤でした(笑)

3時の閉会後、トラブルで自走不可能となった
330セドリック乗りのY山さんをレスキューして帰路に着きました。

富良野を出る際、僅かな距離でしたがIさんのフィンテールと並走。

バックビューミラーに映るボニーとフィンテールの姿


う~ん・・・これだけで何時間も飽きずに眺めていられる良い”絵”だなぁ~。



仕事の都合上、なかなか仲間と一緒に走る機会というのが無いのですが、
こういうにはやっぱり良いものですね。

---

復路は往路よりもさらにハイペースでブッ飛ばして帰りました。
日英聯合艦隊の本領発揮です。

10時10分、帰宅。

全行程485km、ノントラブル。

家に帰るまでが遠足ということで、2台とも無事に帰り着きました。

イベントに参加された皆様、暑い中お疲れ様でした。
また来年、どこかのイベントでお会い出来ることを願っています!

Posted at 2013/07/03 13:10:39 | コメント(9) | トラックバック(0) | イベント | クルマ
2013年06月25日 イイね!

「北海道クラシックカーミーティングinふらの」に参加します。

みん友の皆様、お疲れ様です。

今回は業務(?)連絡です。

6月30日(日曜日)に富良野市で開催されるイベント
「北海道クラシックカーミーティングinふらの」に参加します。

ふらの観光協会公式サイト 告知ページ
http://www.furanotourism.com/jp/spot/news_D.php?id=72

---以下引用---

北海道クラシックカーミーティングinふらのが開催されます。

クラシックカー愛好者達のイベント「北海道クラシックカーミーティングinふらの」が
今年も市内「ぶどうが丘公園駐車場」にて開催されます。

当日の見学は無料です。

日時:2013年6月29日(土)9:00~15:00 ツーリング、前夜祭

2013年6月30日(日)9:00~15:00 クラシックカー展示、フリーマーケット、売店他多数

場所:ふらのワイン工場下、ぶどうが丘公園駐車場(富良野市清水山)
料金:見学無料

募集及び参加資格:車輌エントリーは1台につき2,000円別途。

募集車輌は1985年(昭和60年)までに生産された国産車、外国車(2~4輪)200台となります。
200台に達しない場合には当日の参加も可能です。

詳しくはHCCM実行委員会 0167-23-4369(畑山)まで。

---引用終わり---

会場で皆様とお会い出来ることを楽しみにしております!
Posted at 2013/06/25 22:08:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | イベント | クルマ

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