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2012年01月15日 イイね!

レックス、車検取得後初となる長距離航行を実施



10・11・12日の3連休で、今年初となる長距離ドライブに臨みました。
年末年始は大晦日と元旦のみ休みで、年末最終週と年始第一週の定休日も
営業だったので、ゆっくりとできる休暇はひさしぶりでした。

本年度最初の長距離遠征ということで「い号作戰」と呼称します。
天気予報では全道的に雪となっており、観光には適さないと判断したので
今回は友人を訪ねて回ることにしました。

●今回の出費

●高速道路料金(軽自動車は高速料金も安くて助かります)
・音更~札幌南(共通区間含):3750円
・札幌~滝川:1850円
・旭川北~比布~丸瀬布(無料区間):400円
・合計:6000円

●燃料代(レギュラー):5019円/総給油量35.2ℓ(グロリアなら1回のフル給油にさえ足りない!)
・総走行距離:980km
・トータル燃費:リッター20キロ

・お土産代:11446円
・食事代等:2780円
・イベント入場料:1000円

●総出費:26245円

9日、仕事が終わったのち夜10時に抜錨、12時頃には帯広入りしました。
幕別で仮眠し3:30に起床、給油を実施し音更I・Cより高速に乗り一路札幌へと向かいました。

早朝6:30、払暁の高速SAで一息休憩。
高速の途中で軽く雪が降りましたが、札幌に近づくにつれて綺麗な満月が見え始めました。
やがて地平線が薄らと橙色に染まりはじめ、晴れ渡った紺碧の空が広がります。



さすがにこの時期は旧車とスライドすることは稀ですが、札幌市内では
ミニ・トラベラー(カントリーマン?)が走っていました。
これは明らかに趣味人のクルマでしたが、ミニを目撃した直後に
フツーのオジサンがフツーに乗っている感じの初代ジャスティが!!
こっちのが驚きました・・・。

カタログカラーの赤と黒のツートーンで、遠目ながらも綺麗な感じでした。
両車ともすぐに走り去ってしまったので、残念ながら写真は撮れませんでした。

まずは北翔クロテック月寒ドームで開催されている、レゴブロックワールド札幌に行きました。
昨年の夏にも恐竜展で来ましたので、ここに来るのは2度目となります。

入り口に飾られていたこのロゴも、すべてブロックで作られています。



レゴは子供の頃から家にあったので、好きな玩具のひとつです。
単純なオモチャではない、精巧な造りで世界中で愛されています。

南海の海賊や中世の騎士といった歴史的なテーマを再現したシリーズは
当時から夢中になりましたし、今見ても史実に沿った内容で素晴らしいものと感じます。

今回のイベントでは、レゴ愛好家が手掛けたワンオフの北海道にまつわる
建築物やマスコットが多数出展されていました。

コンサドーレやファイターズのマスコットキャラクターもすべてブロックで再現されており
会場を訪れた来場者に好評でした。

その中で気に入ったものを数点紹介します。

まずは北海道廳旧本廳舎、通称赤レンガです。
非常に大きなモデルで、ミニフィグ(人形)とあわせたスケールで作られています。



屋根や壁の複雑な彫刻を、多種多様なブロックを巧みに組み合わせ見事に再現しています。


こちらは津軽海峡フェリー船籍の「ばあゆ」です。
この船は、RZで内地に渡る際に乗船したことがあるので思い入れがあります。

船名の由来はインドの風の神「ヴァーユ」から来ているそうですが
平仮名3文字で書くと、どうも字面がマヌケに感じてしまいます・・・。



車輛甲板には前開きドアもきちんと再現されたオート3輪や、特徴的な段付きルーフの
塗り分けも正確に再現されたFJクルーザーが見えます

船首部分が分割されており、蝶番パーツによって開閉が可能になっているようです。
船内もきちんと造りこまれており、見た目とプレイバリューの両方を高い次元で実現しています。


こちらはさっぽろテレビ塔で、見ての通りかなり大きいです。
塔の内側を通るエレベーター、電光時計の「2012」「Panasonic」の文字、スカイラウンジ上の
手摺など、細かい部分も手を抜くことなく再現されています。

ちなみに札幌テレビ塔にも「八木アンテナ」が装備されています。



こちらがホンモノのテレビ塔です。

スカイツリーは見た目がバスケット(籠)マストみたいなのであまり風情を感じません。
東京タワーもですが、やはり赤い塗装のトラスフレームの方が好ましいですね。



スカイツリーは強度上の要請から必然的にバスケット型になったのでしょうが
日本人はパゴダ(仏塔)マストのような、不安定な造型の中にギリギリで成り立つ
バランスの美しさ、繊細さみたいなものに惹かれるところがあるように思えます。


こちらは出光カラーのタンクローリーで、2段グリルの頃のいすゞギガがモデルとなっています。

タンクの複雑な曲線、2段ステップ、ラダー、見事な曲線を描く前後フェンダー、
角度の付いたサイドバンパー、目頭の切れ込んだヘッドライトなど要点を良く押さえており
実車を見事に再現しています。



上段には、小スケールながらも一目でそれとわかるミゼットⅡとジャイロキャノピーがあります。
隣にはマツダK360もあり、キャビンと荷台の間にある放熱スリットが再現されており
単なるオート3輪ではない、特定の車種の再現へのこだわりが感じられました。


こちらは「クリッパー・グリル」となった、より高年式のギガがモデルとなっています。
スクープウィンドウやオペラウィンドウ、ステップ、エアディフレクターはもちろん
なんとコーナーベーンまで再現されていました!
ビルダーの方はかなりのカーガイと思われます。



荷箱の青と水色のラインや特徴的な「チルト」の文字、〒マークなどもペイントやシールではなく
総てブロックを巧みに組み合わせることによって再現されています。

前2軸と後2軸のタイヤの種類を変えて、シングルタイヤとダブルタイヤの表面の
違いまでをも表現しています。

後方のオレンジ色のトラックは、JRのコンテナを搭載した日野プロフィアです。

2代目プロフィアの2003年以降の年式をモデル化しており、特徴的な吊り目の
ターンシグナル・レンズやメッキパーツを使った「H」のエンブレム 
バンパー組込式ヘッドライトなどが忠実に再現されています。

サイドミラーはもちろん、アンダーミラーまでもが備わっていました。


こちらは明治天皇が御泊りになられたことで有名な、国指定重要文化財である豊平館です。
様々なパーツを巧みに組み合わせることによって、明治初期の西洋館らしい
重厚で荘厳な、彫刻的外観を再現しています。




こちらもビッグスケールの力作、函館夜景です。



この写真では細部までは見えませんが、立体地図の如く非常に再現率が高く
気が付いたものだけでも函館山ロープウェイ・函館駅・主要線路・主要道路・摩周丸・
五稜郭・五稜郭タワーなどが確認できました。

また、無数の電球が仕込まれており、クリアパーツがその光によって輝いていました。
暗いところではさぞかし綺麗に光るのでしょう。


会場中央に設置されたイベントの目玉が、この「ホワイトワールド」です。
現時点ではまだ未完成で、入場者が少しずつ組み立てたブロックを並べて作り上げていくそうです。



凄まじい量のブロックによって構成された街はまさに圧巻で
単なるブロックでは無く、ひとつの芸術品と云っても過言ではないでしょう。




会場を後にし、札幌市内で三越やスターバックスを廻ってお土産を買いました。
2度目の給油を実施し、高速で滝川I・Cまで走って芦別のTさんの家に遊びに行きました。

Tさんは自分のと同じ年式(1966年)のプリンス・グロリア・スーパー6と
1963年式セドリック1900カスタムを所有するベテランのカーガイです。

この日はTさんの家に泊めて戴きました。
Tさんの家に泊めていただくのは2度目になります。

Tさんと奥さんと2人の娘さんと夕食を囲んだあとは、スターライトホテル芦別温泉「星遊館」
に連れて行っていただきました。
Tさんとクルマの本を読みながら語ったり、娘さんとおままごとをしたりして楽しく過ごしました。

こちらはTさんの家の愛犬です。
かなり高齢だそうですが、人懐っこく可愛い犬です。




Tさんに「タテグロがあるよ」と教えて戴いたので、帰り際に日産系民間整備工場に行くと
1969年型プリンス・グロリア・スーパーデラックス(HA30-QM)がありました。

フロントガラスには車検証のコピーが張られており、平成15年までは「 札 5 」の
ライセンス・プレートが掲げられていたことがわかりました。



車台番号は「・・・289」と若く、1969年10月にマイナーチェンジしたHA30の
極初期の生産分と思われました。
車検証の「車名」欄には「プリンス」の文字が・・・思わずグッときます。

ホワイトリボンではないものの、当時モノの6.95-14/4PRのバイアスタイヤが装着されており
セドリック用ウィールキャップが取り付けられていました。

S6系グロリアの後期型となるHA30は、当時から現在まで続くクライスラーのアイデンティティ
”スプリット・クロスヘア”調の彫りの深い十字グリルを備えています。
高級感を醸し出す細かな縦のフィンが、端正かつ凛とした表情を演出しています。

威圧感や押し出しといった単純なものとは一線を画す、壮麗にして紳士的な
高級車の顔付きというものを感じさせる、ノーブルなフロントマスクに仕上がっています。


芦別を後にして、吹雪の中を富良野方面へと向かいます。

途中、ヴィンテージトラクターや農耕具を展示している「土の館」に立ち寄りました。
従業員の方の父親が360軽のマニアらしく、いろいろとお話しました。
さらに「鏡開きで作ったのでどうぞ」とおしるこを御馳走になりました。



「ケンとメリーのスカイライン」のCMで有名となった大きなポプラの木、通称「ケンメリの木」です。
青々と茂った夏の写真は有名ですが、冬の枯れ木状態はあまり見たことがないのでは?



周囲に建物があまりない丘陵地帯なので、イマイチ感覚が掴みづらいですが
ケンメリの木はけっこうデカいです。



見渡す限り、真っ白な世界が広がります。
にしても、この木の前だとやっぱりスカイラインじゃないと締まらない??


旭川市内に入ると、以前から噂に聞いていた希少車を初めて確認しました。
マツダ・ロードペーサーです。
春になったら再度じっくりと見てみたいものです。



旭川市内では、現役の日野レンジャーKLとスライドしました。
ダンプボディで、大型の発動機を搭載していました。



レンジャーは1964年に登場した日野の中型トラックで、この個体は1969年にFMCした
2代目であり、フロントグリルが2段式となっているので
1975~1980年の間に生産された後期型に相当する車輌と思われます。

デザインは兄貴分に相当する大型トラックである「日野ZM」のデザインを踏襲しており
コンテッサ1300やスプリントのデザインを担当した、カロッツェリア・ミケロッティの手による
国産他車よりも洗練されたスタイリングが特徴です。

ラップアラウンドしたフロントウィンドウ、大きく張り出しバイザー状のルーフ前端。
力強さを感じさせる一段張り出した逆スラントのマスクなどが魅力的です。

60インパラのオーナーのお店に顔を出したのち、FXVさんに連絡。
KMDさんのお店にいるとのことで向かいました。

そこでレックスを囲んでお話ししたのち、FXVさんの自宅へと向かったのですが
外はあっとういう間に猛吹雪でエラいことになってました。



前のクルマはFXVさんの現行代車スーパーミニカですが、この直後リヤワイパーが
ゲートが側に垂れ下がりましたw
吹雪で視界が制限される中、スーパーミニカのHIDヘッドライトの強烈な蒼い光を頼りに
なんとかかんとか追いかけていきました。

最初にFXVさんのお家にお邪魔し、その後プリンス654さん宅にて夕食を御馳走になりました。
悪天候の中、遠方よりCD23CさんやRT40さんも来て下さり
持参したカタログを広げながら、ジャンルも年式も関係のないクルマ談義となりました。

高年式車も、旧車も、戦前車も、国産車も、外国車も、乗用車も、商用車も一切の分け隔てなく
話題にあがり、しかもそれについていけるという皆さんの異常に幅広く奥深い守備範囲に
タジタジとなりました・・・。

さらにはクルマの範疇を逸脱して、洋書のトラクター専門誌まで飛び出してきました。

最終的に1時過ぎまでプリンス654さんと話し込んだのち、就寝しました。

翌朝、乗ってみたいというリクエストに応えるべくレックスのエンジンを掛けようとするもダメ・・・。

セルは廻るものの、弱弱しく遅く、完全に始動に失敗しました。
原因は単純、マイナス15度という極寒にバッテリーが参ってしまったようです。
車庫の中なら外気がマイナス15度でも掛かったでしょうが、なにせ露天繋留でしたので
寒さがモロに影響したようです。

原因がバッテリー以外だったら嫌だな~と思いつつ、曾孫にあたる(?)R2に
繋いでもらうとすぐに掛かりました。
レックスと並ぶとR2がヴィッツくらいのデカさに見えます。



その後は旭川北I・Cから丸瀬布まで高速を走り、遠軽で某バスがまだ現存しているかを確認し
北見~阿寒ルートで帰りました。
天候は所々で雪、路面はずっと凍結でしたが阿寒湖畔の温泉街を越えると
道路状況は一気に改善され、ほとんど乾燥路面となりました。


さて、今回は車検取得後初となる長距離航行となりましたが
乗り手もかなりクルマに馴染んできました。

強力なヒーターやデフロスターは、厳しい天候でも終始リラックスした状態での
運転を実現し、疲労を最小限に抑えてくれました。

確実な制動を約束するディスクブレーキや、新品タイヤも良く働いてくれたので
滑ったり、ヒヤッとすることはほとんどありませんでした。
僅か500キロという軽い車重は、凍結路面でもアンコントロールに陥ることがまず無く
シビアな道路条件でも、いとも簡単にクリアしてしまいます。

レックス最大の強みは、やはりその抜群の燃費性能です。
ほぼ全行程に渡って凍結路面で、天候も降雪が多いという悪条件だったにも関わらず
トータル燃費でリッター20キロという良好な数値を叩きだしました。

カタログ値は10.15モードが24、60キロ定地燃費が29となっていますが
省燃費運転どころか発進加速や登坂でかなり廻して引っ張っていることや
高速で100キロ巡航をこなしたことを考えれば素晴らしく良好な数値と云えるでしょう。

最近の「エコカー」は、A車がリッター30キロと云えばB車がリッター30.2キロと言い返す
まるでカウンタックの300キロとフェラーリ512BBの302キロの最高速対決の如き
空虚な数字ばかりが躍る、誇大広告の様相を呈しています。

これらの「エコカー」は、エアコンを付けた途端にカタログ値が遥か彼方に遠ざかる上に
エアコンの使用が大前提であるので「使わざるを得ない」というのがまず大問題でしょう。

それに対してレックスは、フロントには走行風を取り込むベンチレーターがあり
左リヤピラーにはエアアウトレットがあり、リヤサイドウィンドウをポップアップさせれば
より大きな換気能力を得ることが出来ます。

原始的ながら効果的で、なおかつロスの無いベンチレーション・システムは
どれだけ技術が進んでも、決して廃れる種類のものではないでしょう。

ただし、トランクに吹き込んだ雪がベンチレーターから室内に入り込んだりしましたが・・・。

さて、次はどこに行こうかな?
というか、グロリア全然乗れてない・・・(休み自体無かったから仕方ないんですが)
Posted at 2012/01/15 23:28:54 | コメント(6) | トラックバック(0) | レックス | クルマ
2012年01月01日 イイね!

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
本日1月1日、栄えある皇紀2672年を迎えました。

昨年はまさに激動の年にして、世界経済は恐慌の水際にあり中東各地では革命が相次ぎました。

我が國は東日本大震災という未曽有の大災害に見舞われ、深く刻まれた傷は今なお
癒えておらず、原発問題はカタチばかりの収束宣言も虚しく依然として厳しい局面にあります。

大きな哀しみの一方、国民は一致団結し、互いに助け合い、強い結束と絆が生まれました。
混乱した状況でも互いを気遣う被災者の姿は、和を尊ぶ心が今も揺るがぬことを示しました。

世界各國は惜しみなく救いの手を差し伸べ、人的・物的・精神的な支援が我が國を支えました。
本年は、挙國一致し逆境を撥ね退け、幸多き1年となることを祈念しております。

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さて、私事ではみんカラ登録から早くも1年が経過致しました。
この1年で100人を超える方々とお友達となり、私の拙いブログにも
たくさんのありがたいコメントを頂戴しております。

自分自身、ブログを始めてから様々な車種について改めて深く勉強することができ
みん友の皆様からもジャンルを問わず色々と御教授をいただき、大変タメになっております。
みんカラを始めて、本当に良かったと思います。

昨年末はブログ更新が出来ずに、御挨拶なく年を越してしまいました。
遅くなりましたが、昨年1年間ありがとうございました。
それでは、今年も宜しくお願い致します!


12月31日は、入院しているみん友のコリンズ君のお見舞いに行ってきました。
当初は病院で年末年始を過ごすとのことでしたが、術後の経過が良好なので
帰宅の許可が下り、レックスでそのまま家まで送ることに。

コリンズ君の家で色々なコレクションを見せてもらい、しばしお話しました。
年の暮れの忙しいときにお邪魔してすみませんでした!

ふと見上げると、雲一つない綺麗な空に鮮明な飛行機雲を曳いて行く機影がありました。



1月1日、朝4時・・・起床。
31日は目覚ましをセットする前に眠ってしまい、見事に寝過ごしました。
根室の納沙布岬の初日の出は6時49分の予報、距離はおおよそ150キロ程度。

あぁ~こりゃ間に合わないな・・・と思いましたが、とりあえず行ってみることに。

暗い中、車庫の中で待つレックスに乗り込み、クラッチを踏み、チョークノブをいっぱいに引きます。
アクセルには触れず、そのままセルを廻すとすぐに始動しました。
チョークを半分ほど戻してから、車庫から出してしばらく回転を維持しながら暖気をします。

冷却水容量が小さく、電動ファンを備えるレックスは暖気時間が短くて済みます。
回転が安定してから、家に戻りパパっと準備をしました。

水温計の針が下側の白線を越えたところで抜錨、ヒーターノブはまだ引きません。
しばらく走ると針はすぐに中央のラインに達し、温風が出る頃合いを見計らって
ヒーターノブを全開にし、二段階のブロアーファンを「強」にセットします。

車検取得以来、2度ほど近所を軽く試運転しましたが長距離は初めてです。
きっちり整備してもらったので不安はなく、時計の針を睨みつつ快調に飛ばしました。
ところどころ路面が凍結していましたが、ほとんどは乾燥路面でヒヤヒヤすることは稀でした。

6時45分頃、納沙布岬に滑り込みで到着。
駐車場は満杯でしたが、雲量7の空模様を見て早々に引き返す車も見られました。
旧車はデボネアVが1台居ただけでした。

6時59分、厚い雲の切れ間から燦然と輝く太陽が姿を現しました。



一昨年の元日は曇りで、今日も雲が多かったので見れないかな~と思いましたが
幸いにも初日の出を拝むことが出来ました。



昨年は大変厳しい年でしたので、今年は良い年となるよう天に祈りました。



初日の出のあとは、はるばる苫小牧から遠征に来られていたみん友のA22とK42さんと
お会いし、レックスやレオーネについてお話しました。
A22とK42さん、ありがとうございました!



朝食はハセガワストアの焼き鳥弁当・・・ではなく
根室の地場コンビニである「タイエー」の焼き鳥弁当にしました。
パクリではなく、正規のフランチャイズです。
名前の由来は「田家」商店から来ているそうです。



時間にも余裕があり、来た道をそのまま帰るのも味気ないので
メイン国道を外れて遠回りのルートを選びました。

岬めぐりじゃないけれど、霧多布岬(正式名称:湯沸(とうふつ)岬)に寄り道してきました。



1960年のチリ地震が惹き起こした津波によって、砂州によって陸続きの半島であった
北海道側と霧多布岬側が分断され、今は霧多布大橋によって繋がれています。

岬の手前にはキャンプ場や売店があるのですが、他の観光地岬と違い規模は小さく
手付かずの自然がたくさん残っていました。



遊歩道が岬の先端にまで伸びており、海の間際まで行けるのが良かったです。



周囲に家屋や電線がなく、素晴らしいロケーションでした。
来年の初日の出はここに行くかもしれません。



その後も問題なく走行し、2時前に帰宅しました。

全行程380kmとなるレックスの全力公試運転でしたが、9割方は問題ありませんでした。
唯一、アイドリングの不安定が気に掛かりました。

高速走行後、信号待ちで止まるとエンジンがストールしてしまうことが数度ありました。
プラグ被りや燃料の不足ではなく、回転数が一気に下がってそのままストールする症状です。

再始動は問題なく瞬時に行え、信号手前でニュートラルに入れて惰性で走行し
ストールしたらギアをいれてエンジンを掛け、アクセルを軽く踏んでおけば問題ありませんでした。

逆に信号待ちの際にアイドリングが高すぎることもあり、どうも回転ムラが大きいようです。

始動、再始動、低速走行~高速走行、登坂はいずれも問題なかったので
問題はアイドル調整だけで解決しそうです。

暖房は極めて強力で、全開にしておくと足元が熱いくらいです。
走行風を導くベンチレーターも効果的で、フェイス・ベンチレーターを軽く開いた状態で
窓を少し下げておくと、理想的な頭寒足熱のコンディションを保てました。

陽射しの恩恵もあって暖かくなってきた正午頃には、窓を全開にして走行しても
程良い涼しさを味わえるくらいでした。

懸念材料であった第一世代のスタッドレス・タイヤは、500kgの軽い車重と
RRの理想的な重量配分と相まって、発進時のスリップもなくコーナーでも挙動を乱しませんでした。

トレッドが現行車と比して極端に狭いので、凍った轍には足を取られがちになってしまいます。

今年はレックスの出番が多くなりそうなので、メンテナンスに気を配りながら乗りたいです。



今年の抱負は「もっと車をいたわって距離を稼ぐ」です。

それでは皆様、今年も1年宜しくお願い致します!
Posted at 2012/01/01 18:34:44 | コメント(22) | トラックバック(0) | レックス | クルマ
2011年12月23日 イイね!

レックス車検取得!

御無沙汰しております。
師走だからというワケでもないですが、バタバタしており久し振りの更新になってしまいました。

さてさて、レックスの車検ですが21日(水曜日)に無事クリアしました。
実に3年振りとなる車検取得です。
ナンバーは父親のスバル360と連番だったので、釧路管内では
白8ナンバーの360軽乗用は1台の登録も無かったようです。

12月9日のブログで異音について書きましたが、あれからすっかり機嫌を損ねてしまい
1週間以上も入院が長引いてしまいました。

始動性が極端に悪化し(いったん掛かれば問題なし)アイドリングも安定せず
回転を低くするとすぐにストールしてしまうようになりました。

主治医と、助っ人として無償で手伝ってくださったホンダのメカニックだったAさんが連日
朝早くから夜遅くまで整備にあたってくださり、無事に車検取得に辿り着きました。

キャブレター分解清掃、タイミング/バルブクリアランス調整
プラグ交換、チョークバルブのシャフト修正、フロート位置修正(油面レベルを正規に)
キャブレターのアタリ出し面研・・・

クーラント、エンジンオイルも交換しました。

最後の最後にダメ押しとばかりに、車検場でセルのピニオンが出なくなり分解整備。

手を入れてないトコは無いくらいまでになりました。
ここまでトラブルを潰しておけば、公道復帰してもまずトラブルは起こらないでしょう。
既に部品交換・整備の終了しているブレーキ関係と相まって、微塵の不安もありません。

まさに新車です!
新車の状態がどんなのかは知りませんが・・・。

腰上OHに近い重整備のおかげで、始動性は抜群です。
チョークを引いて、キーをクイッと軽く捻るだけで簡単に掛かります。
なんという現行車感覚・・・!

アイドリングも極めて安定しており、低い回転数でもまったく息継ぎしません。

主治医の工場から家までの帰り道、ちょっと遠回りして試運転しました。
なんとも言えない、懐かしい久しぶりの感覚です。

相変わらず、リヤのエンジンから響いてくるコモリ音が凄いです。
”共鳴レックス”というキャッチコピーは、この騒音と共振を指すのではないかと思う程ですw

最高に調子の出たエンジンは、スムースかつパワフルにまわり
文句なしにナウでヤングでエキサイトなフィーリングでした。

予期せぬトラブルの連続で入院が長引きましたが(予算も若干オーバーしましたw)
調子も掛け値無しに最高になったので、かえって良かったかもしれません。

年末は30日まで休みなしで営業、31日と1日のみ休みで
2日からすぐに仕事ですので、マトモに乗れるのは31・1日だけです。

全力公試がてらに、根室の納沙布岬まで初日の出を見に行こうと思います。
頼むぜ、相棒!
Posted at 2011/12/23 16:31:21 | コメント(8) | トラックバック(0) | レックス | クルマ
2011年12月07日 イイね!

レックス車検、3年振りの公道復帰へ!

2004年の3月、我が家にスバル・レックス(K22)がやって来ました。
市内の中古車屋に並んでいた車輌で、昭和49年7月登録でワンオーナー・フルオリジナルでした。
内外装・機関とも程度極上、走行距離も1万5千キロという信じ難いコンディションです。

高校卒業寸前に見つけて、就職祝いというカタチで両親から戴いたクルマです。
当時既にビートルが手元にありましたが(これは老オーナーから無償で譲っていただきました)
生意気にも2台を複数所有することになりました。

それからは車検を切らさずに乗っていたものの、2008年11月5日に滝川市内で
フロントブレーキに異常発生。
ピストンが固着し戻らなくなり、引き摺りを起こしパッドが全摩耗。
地元のクルマ屋さんに助けを求め、搬送車で帰宅したものの
オーバーホールの為のシールキットが無いので分解整備できず、今まで修理できずにいました。

それからは車庫の中で寝かせ、ときたま外に出して日光浴させたりはしてましたが
関係各所の協力のおかげで部品が揃い、実に3年振りの車検取得となりました。



今までヤフオクで集めた部品は
Fブレーキパッド、Fブレーキホース、Rブレーキホース、クラッチディスク、メーターケーブル 
ブレーキシュー、Rブレーキカップキットなどです。

550の部品取りも2台購入したものの、両車とも錆が酷すぎて使える部分は殆どありませんでした。
いくらタダとはいえ、コンディションを冷静に判断してからじゃないとダメですね。

フロントブレーキはブレーキホース、パッド、シールをすべて新品に交換。
マイナー車の部品を苦労して集めた甲斐がありました。

シールキットはセイケンで、ハイラックス/ランドクルーザー用とありました。
ちょうど径がピッタリでレックスに使う事が出来ました。
何年頃のランクルなのかは不明ですが、結構古いのは確かです。



夏タイヤは当時モノのブリヂストン・スカイウエイH(5.20-10)です。
サイドウォールのリブ、バイアスタイヤならではのギザギザパターン、正面から見た時の
頼りない細さ、ちょっとしたカーブでもキャキャキャと鳴く貧相さなどが最高のタイヤです。

4年間で1万キロに満たない程度しか履きませんでしたが
さすがにサイドウォールのヒビ割れが進行し、いつバーストしてもおかしくないので
車検専用タイヤとして現役は引退させます。

雰囲気的には一番好きなのですが、長距離走行・高速走行が多くワインディングも
ハイペースな自分の乗り方を考えると、素直にラジアルにしとくべきだと思いましたんで・・・

今度から履く夏タイヤは、ウチにゴロゴロ転がってる10インチのどれかです。



以前装着していた冬タイヤは、引き摺りを起こした右前のみ段ベリが発生し使えなくなりました。
なので奮発して新品タイヤを購入しました!
ブリヂストン・ブリザックPM-10(145/80R)です。

主治医の倉庫で眠っていたタイヤです。
20年前くらいのモノでしょうか?
これまた骨董品ですね、オビが付いてる!(笑)



そして・・・人生初となるアルミホイール購入です!
純正鉄チン+純正キャップ以外には興味の無い自分でしたが、ついにアルミデビューです!

ブランドはインパルで、裏側にはプロメッシュ・グループC Jrと刻印がありました。

インパルという名前は聞いたことがありましたが、アルミのブランドには全然詳しくないので
よくわからないというのが正直なトコロです。
定番のゴールドメッシュというのでしょうか?

ただ、仮組みしたらウィールの色が車体色とマッチして予想以上に良いカンジ(個人の感想です)
だったのと、ビックリするほど軽量だったことから
バネ下重量の軽減や燃費の向上も期待できるので履いてみることにしました。



これは夏タイヤに組み合わせます。
インパルの10インチ/PCD100は珍しいらしいです。

明日、満を持して車検に挑戦です。

・・・が!帰る直前に突如としてエンジンから異音が!
ウォーターポンプか、テンショナーあたりがイカれたっぽいです。
逆に考えると、工場に入っているうちに問題点が発見できて良かったとも言えます。


待ちに待った、3年振りの公道復帰です。
早く乗りたくて仕方ありません!
シフトチェンジのイメージトレーニングは充分です(笑)

来週から日産・札幌ギャラリーにてスカイライン・スポーツとS54Bが展示されるので
それを見に行くのが最初のドライブとなりそうです。


スバル・レックスCMソング
よしだ たくろう「僕らの旅」



振り返ってみるのもいいさ

道草食うのもいいさ

僕らの旅は果てしなく続く

ときには疲れた体を

木陰に横たえて 思いにふけるのもいいさ

旅はまだ続く(共鳴レック­ス)


いろんな人に会うさ

いろんな事があるさ

僕らの旅は果てしなく続く

知らない街で愛を見て

ふと立ち止まり 心の置き場があれば

それもまたいいさ(共鳴レック­ス)
Posted at 2011/12/07 21:12:04 | コメント(15) | トラックバック(0) | レックス | クルマ
2011年04月15日 イイね!

FFレックス・コンビ オートクラッチ

スバルの軽で異色なのが「オートマティック」ならぬ「オートクラッチ」です。
今風に言うなら2ペダルMTでしょうか。

それこそスポーティーカーやハイ・パフォーマンスカーの装備といったイメージが強いですが
あくまでイージー・ドライブのためのアイテムです。

シフトノブを握るとクラッチが切れる、というユニークなメカニズムですが独特の操作感は
慣れを必要とし、あまり一般には普及しませんでした。

自分も父親もオートクラッチを運転したことがありますが、なんともいえない感覚ですね。
当時のライバルたるアルトが2速ATなので4速のギアを有するオートクラッチは燃費、静粛性
加速、巡航すべての面で有利だと思いますが、やはり市場は安楽なフルATを欲していたのでしょう。

この個体は地元の中古車屋にあった程度極上のレックス・コンビ オートクラッチです。
フルノーマルで純正塗装、欠品無しのグッドコンディションでした。

顔付きはやや没個性的な感じも受けますが、どことなくRRレックスの面影が残っています。
ボディカラーのせいもあってか、初代ゴルフやポロを連想しました。



切れてしまっていますが「電子制御オートクラッチ」のステッカーが残っていました。
赤系統の宿命である色褪せはありますが、サビはなく磨けばツヤが出そうな感じでした。



駆動方式はRRからFFに大転換しましたが、エンジンそのものはキャリーオーバーです。
レイアウトは変わりましたがエンジンのディテールそのものは自分の所有するものと変わりません。

決して大きくないエンジンルームにジャッキやワイパーモーター、バッテリーなどが
整然とレイアウトされており、スバルらしい理系な印象を受けます。



リヤビューも当時のボンネットバンの標準的なスタイルです。
リヤのフリップアップ・ウィンドウや4ナンバーを示す荷室のガードバーがわかります。

サイドの純正ストライプやプロテクションモールが素性の良さを表しています。



ボンネット裏も驚くほど綺麗な状態を保っていました。
ステッカー類がキチンと読める状態で残っています。

中古車屋のオーナーから薦められましたが、我が家では「軽は白ナンバーに限る」という
ルール(?)があるので見送りましたが、今ではかえって手に入れずらい年式ではないでしょうか。



こちらは元祖オートクラッチ、11本スリットのスバル360です。
エンブレムの字体はあまり古さを感じません。



アイボリークリームのカラーが美しいです、スバル360といえばこの色が思い浮かびます。



ミラーは先端の突き出た形状がカッコいいです。
ウィールキャップはR2用が装着されています。



オートクラッチは部品供給の問題があるので維持が大変そうです。
Posted at 2011/04/15 22:39:31 | コメント(6) | トラックバック(0) | レックス | クルマ

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