ダウンサス取付（フロント編パート２）

さて、フォークから外して自由になったショックを車体から離します。

⑩まずは、アッパーマウント固定ナットを完全に外します。

さらに自由になったショックをこの狭く複雑な場所から取り出していきます。

ここで・・・ごめんなさい！懸命に作業しててすっかり取り出し写真を撮ってませんでした。後程、ダウンサス組み付け後のショックを入れる際に詳しく写真入りでご紹介します。

とりあえず、イラストを書き込んだ写真で流れだけを説明します。

って、こんなんじゃ全く分からないですよね・・・・

まず、自由になったショックをやや車両後方側に向けて下げていくと、
１．上部がフォーク状のアッパーアーム？の車両前方側に引っ掛かり、
２．下部はスタビライザーに引っ掛かってそれ以上下がらなく（抜けなく）なります。

なので、ショックを知恵の輪状態で外していくのですが、サスの巻きバネ構造を利用して、ネジを外すかの如く、クルクルとショック＆サスを回しながら下げていくと「アラ不思議！」結構簡単に外れてしまいました！

詳しくはショックの取り付け時の写真で説明します。

とりあえず先に進んで・・・・

外れたショック＆サスです。
画像一番左は“最初に外した右側純正サス”、中央赤いのはこれから付ける“タナベダウンサス”、右側は外したばかりの左側純正サス＆ショック

ショックの頭にはアッパーマウント固定ナット取り外し用に１４ｍｍメガネレンチと六角レンチがくっ付いています。

この状態で純正サスにスプリングコンプレッサーを2本組んでサスバネを締め上げていき、アッパーマウントが軽く動く程度に短く縮めます。

一気にショックの分解写真ですが・・・

アッパーマウントを外し、スプリングコンプレッサーで縮んだサスを取り外してショックを上部から分解するとバンプラバーが見えてきます。

今回、とりあえずダウンサス導入時にバンプラバーを１/３程度カットすると底付きしないという情報を鵜呑みにしてコブ一個分（約１/３）をカッターで切り取りました。

そして、ショックを分解した逆の手順で元に戻します。

次に・・・

先ほどの純正ショックを縮めていたスプリングコンプレッサーを外し、今度はダウンサスを同じくコンプレッサーで縮めてショックのアッパーマウントを組む事が出来るように短くします。

ダウンサスを入れてアッパーマウントを仮組みした状態です。

この時、サスの座りとアッパーマウントのボディ固定ボルトの位置、ロアアーム結合の為のフォークへの差込位置が決まっているので、十分に注意して組み上げます。

コツは純正サスを外す（分解する）際、フォーク差込位置になるショック下部の突起に合わせて、アッパーマウントに印を付けることです。こうすることで、新しいサスを組み込んで車体に取り付ける際に慌てることがなくなります。

あらかじめ付けた印に合わせてアッパーマウントと縮めたサスの組み上げが終わったら、スプリングコンプレッサーを緩めて外します。

出来上がったショック＆ダウンサスのセットを車体に戻します。

取り外しの際に写真が無くて端折った部分です・・・
取り外しの際はこの逆の事をすれば良いと思ってください。

まずショック上部をアッパーアームのフォーク状の中に真っ直ぐ差し入れます。

すると赤丸印のところがつっかえて、それ以上入らなくなります。どんなに向きを変えても私は入れることが出来ませんでした。

そこで・・・

まるでネジを回すかの如く、サスの巻きバネ構造を利用してクルクル回しながら奥にねじ込みます。
するとするすると２～３回転したところで、先ほどのつっかえていた部分を越えてショックがするっと入り込みます。

後は外した際の逆順で
１．ロアアームに結合するフォークにショック下部を挿し込み、
２．裏側のボルトを締めて、
３．アッパーマウントのボディ結合部分のボルト５本をボディの穴に挿しこみ、
４．フォーク下部にロアアーム固定ボルトを差し込んでナットと共に固定し、
５．アッパーマウントの固定ボルトをボンネット内からナットで固定します

アッパーマウント中央のボルトも回らなくなるくらいまで締めます。

全てのボルトとナットが確実に締まったかを確認し、タイヤを装着、ウマ・ジャッキを外して車体を下ろし、最後にさらにアッパーマウントのボルトを全てしっかり締め込みます。

以上でフロントは終わりです。