ブレーキキャリパーOH ～サビ落とし編

むかーしむかしあるところに週末はサーキットばかり行っている、スゴダメなおじいさんがいました。

ある日のこと。

ブレーキキャリパーのダストブーツが破れていたので、オーバーホールしようと思いました。

なけなしの財産をカードで支払い、シールキットを2セット買いました。


大きなトラックからどんぶらこどんぶらこ。

段ボールが届きました。その段ボールには、モノタロウという可愛い可愛い名前が書いてありました。


おじいさんはソッコーでテープを剥がして破り棄ててしまいました。


雨が降っていたのでとりあえず予備のキャリパーからオーバーホールしようと思いました。


納屋から出してみると、見ての通りスゴ錆だったので、棄てることにしました。


おしまい。

というわけにはいかず、


とりあえず貧乏根性出したおじいさんは、ワイヤーブラシで研いてみることにしました。

何ということでしょう～

匠の適当な技により

そこそこキレイになってしまいました。

潤滑剤

脱脂

錆び取りクリーナーを駆使しました。

作業を終えて満足したおじいさんは汗を一拭きすると、ふと思いました。


あれ？ブレーキ分解するのって有資格者じゃないとダメなんだったっけ？


逮捕を怖れたおじいさんは、さっそくググりました。

「ブレーキ 分解 逮捕」

検索すると、自分の車は何してもいいんだそうな。

そこそこキレイになったけど、そこまでではないので、おじいさんの知り合いの車にくわしい人にこのまま使えるか確認しました。

「シール溝のサビがなければシールで密閉されるので使用可能」とのことです。

シール溝のサビが微妙なので、終了のお知らせが…



からのぅ～



貧乏根性が爆発したおじいさんは、頑張って溝を擦る決意をしました。

でもめんどくさくなったおじいさんは穴にとりあえず新聞紙を突っ込んでおきました。


つづく

次回、キャリパー塗装編