• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

セバスチャン・ヨッティーのブログ一覧

2013年06月13日 イイね!

夢に向けて

多数の死者を飲み込んでいる“緑の地獄(グリーンヘル)”こと、ドイツ・ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ。


1927年から存在するこのサーキットは、全長が20km以上にも及び、超高速から超低速の172ものコーナー(カーブ...そのほとんどがブラインドコーナー{先が見えにくい})、約300mの高低差、激しい天候の変化、バンクが付いているすり鉢状のヘアピン、路面が波打ち、ジャンプする箇所がある上、コース全体の平均スピードが高く、ほこりっぽく滑り、コース幅が狭いのでエスケープゾーンがほとんど無いという、危険極まりないコースです。


(1976年にニキ・ラウダ選手が炎上事故を起こして以来、F1は開催されておりません。)


テクニック以外にも強靭な体力、反射神経、視力、集中力、精神力、勇気、経験を求められます。
人間と機械双方に多大な負担がかかります。


長距離な上にバリエーション豊富なコーナーを伴ったコースである為、まずコースを覚えること自体が難しく、そのうえ幅員の狭い荒れた路面を高速で長時間車を走らせなければならない故、ドライバーやライダー、マシンは極限状態にさらされてしまう所なのです。


一般人には到底理解し難い場所であるものの、近年の一部日本車も、ここでテストをするように成って参りました。


“のほほんとした現代日本”にて、普段普通に生活している中で、
「自分の命とギリギリの所で対峙する」
事等はほぼ無く、ぬるま湯に浸かっているような気がしてしまう小生にとっては、「誰のせいにもせず、自己責任にて自由に走りなさい。」と言わんばかりの、自らの極限を手軽にチャレンジさせてくれる、究極を模索するこのような国があることが非常にカルチャーショックであり、又、魅力的に目に映るのです。


いつしか、ここで生まれ育った歴史を持つ特別なマシンと共に、この“グリーンヘル”を疾走してみたいという‘夢’と成りました。


このYouTubeの映像は、もう既に20回は見ています。(笑)


マシンは勿論、“空冷最終PORSCHE911turbo(Type993)”です。


この“スズメバチが飛んで行く時の様な空冷エンジンの音”が、
「タマランッ!」
のです!!


この車載カメラの様子から察するに、男性2人が乗車しているようですが、このペースで走れるとは、テクニックも勇気も脱帽ものです。

(人が1人乗車するにつき、重量増により約9馬力が損失されると言われております。分かり易く言えば、馬9頭分です。)

しかも周りには雪がチラホラ残っており、路面温度は極めて低い状態である事が容易に分かります。


映像の1:20秒、2:10秒周辺は有名なジャンプスポットで、ここでハンドル操作をミスしてしまうと下手をすればコースを飛び出してしまい森の奥へ吸い込まれてしまう為、発見が遅れることも多い様です。


3:50~4:00の区間は、長い直線の後の緩い左コーナーと、下り坂終わりの右コーナーとは、重大事故の多さで最も悪名高いコーナーの様です。


5:05のすり鉢状のコーナーは、元々は排水溝だったようで、入口は見通しが悪く、斜面があるためイン側を通ってもある程度の速度を保って曲がる事が出来る様ですが、その反面他のコーナーに比べても地面が水平ではなくきつめの凸凹(いわゆるバンピー)となっており、車はいたる所を擦ってしまうため慎重さも求められるそうです。


5:40~7:00辺りのブラインドコーナーが連続する超高速S字セクションは、ニュルを走るテストドライバー達が「ここが一番面白い」と口を揃えている模様です。


前後左右上下とあらゆる方向からのGに襲われる為、人間の三半規管の強さは勿論、マシンは強靭なボディやフレーム、足回りのポテンシャルを要求されます。


“しかるべき夢の実現”が来た時の為に、コースのライン取り、何速に入っているのか、ブレーキングポイントはどこか、等々、ゲームのPS3グランツーリスモ5と平行して、実際の映像と比較して研究しています。w
Posted at 2013/06/13 04:51:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年05月01日 イイね!

エイジ33の温度差


“エイジ33の温度差”
♪見てごらんよ、この風景が醸し出す情景、同じ人間が製作、贅沢、味わう経験が映し出す、リスク背負った人間達が作成、戦闘機乗りが通過、ノホホンとした、ほん一瞬の1枚、曖昧な言葉はバイバイ、バイカーの合い言葉、アイツとララバイ!♪

落慶の連続、連鎖、家族、綿密な家庭の過程と構成、後世に残す結婚だ浮気だくだらん世相ににゾッコン、それをもビジネスに連結、現代の監査、速攻、離婚と継続、繰り返すこの世の中。

“幾ら自分を自慢してみても、慢、過慢、他人は実質以上には見てくれない。”現実と
言う名の、アンソロジー。
私達、アンタ次第、自分の長所や得意とすることは実際、“一切合切”を含め、それらよりも過大に思い、ついつい自慢したくなりがち、これ、“ガチ”です、DAIGOもラチあかないぐらいに本気と書いてマジです、それは恥じです、ラジカル、コミカル、ミストラル。♪
そんなこんなで、本来、未来、近い将来、自分の優れている点、自分が行ってきたことなどの評価点等は、他人が合算がするものであり、自分を自慢することは場合によっては押しつけがましく成り、過慢、過剰な判断、相手の見方、解釈の仕方、心情と感情、無視した“虫”程度の評価、身勝手で無神経な姿に映るかもしれません。それは優しい言い方、もっとシビアな視線、持つべきだとベッキーも試算♪!

また、自慢したがる人に限って、欠点や失点、苦手なことは隠そうとし、逆手、指摘されることさえ嫌がるのではないでしょうか。図星ではないでしょうか。これが評価。そうではないでしょうか、城下町で浄化、自慢することは、かえって自分の評価を下げてしまうだけでなく、次第に時代と共に、他人からの助言や忠告も受けられなくなり、自分の生きていく世界がどんどん狭まり、固まり、とても自分の進歩、日進月歩、ならびに、向上などは望めません。すいません、連打する螺旋状に重なる火線。

自分で自分自身をどのように、○○かのように高く評価しようとも、残念無念、それが結果的に低下、自分の本当の値打ちは上がりも下がりもしないということに気付き、ラウンチスタート、自己の実質的な実質評価そのものの価値を高めるために、連動、ただひたすらに努力に火力加え、続けて行く、質実剛健、「ちくしょう!」と叫ぶ前に畜生界の闘犬をテーマに、うすらボケたこのSNS以外の分野で発揮、見栄虚勢、シカト、しかと心得え、行くべきだと思います、ですます、デスマスク、リークする記事をマーク、大きな心で押す“イイネ”♪ リスクッ背負った、被った、21世紀ブッダマスクからのタスクでトーク、それこそが21世紀、正規のブッディスト、これこそ正に生気、日々のワークがライク、ハシれストイックに!!♪
Posted at 2013/05/01 04:53:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年04月07日 イイね!

“新しいモノが必ずしも速いとは限らない”

“新しいモノが必ずしも速いとは限らない”

いくら時代が流れても、ハガキ約1枚分の面積のゴムが地面に接地している事実に変わりは無いのです。

“バブル時代最期の20世紀恐竜”VS“コスト削減時代の最新鋭21世紀恐竜”
とでも申しますか・・・。

20世紀・ナインティーズ 空冷4WDターボ vs 21世紀・現行型 水冷4WDターボ 

前方を走行する“1996、ないし97年式”と思われるターコイズブルーのRUF CTR2(空冷ポルシェ993型カレラをベースとするアロイス・ルーフ氏が手掛けるチューニングメーカーのコンプリート4WDターボ車輌)に対し、最強との呼び声も高い“現行型NISSAN R35 GT-R(シャドウ チューンドカー)”の富士スピードウエイに於ける本気モードの走行映像です。

オンボードカメラが搭載されている後方のR35GT-Rは、AT(オートマチック)限定免許の女の子でも運転出来る2ペダル(アクセル・ブレーキのみ)。

一方のRUF CTR2は、両手両脚を巧みに操りステックをシフトしなければならない、武骨さが光る6速スリーペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ)のMT(マニュアルミッション)で、実に、17年前の車です。

17年前とは、当方16歳の青春真っ只中。
中型バイクの免許を取得し、自由を手に入れたと勘違いしていた当時の、“超スーパーヒーロー的”(今でもですが)スーパースポーツカーです。

コーナリングの進入、ターンインからアペックス(クリッピングポイント・・・カーブの中心)への動きは、“さすが現行型R35GT-R”と言わざるを得ない安定感で前方のポルシェ(RUF)との距離を詰めます。

しかしながら、ドリフトアングルをキープしながら、小刻みに車体を修正しつつ、コーナー出口から直線への加速力とコンビネーションを見せつけ、RUFがジリジリと差を広げて行く姿には、ノーマージンでマシーンの武器(利点)や良さを120%まで引き出している影山正美選手の神業が光っており、男の中の男らしく、正しく脱帽であります。

後方のR35GT-Rは、テール・トゥ・ノーズでスリップストリーム(前方のポルシェが走る真後ろにて風の抵抗を減らし、また、距離によってはそこで巻き起こる乱気流にて吸い寄せられる特性を利用する高等なテクニック)を利用出来る好条件な状況でもあるにも関わらず、ジリリジリリと差を広げるRUFには驚愕させられるのです。

一時はコーナー出口のテールスライドでトラクションを逃してしまったRUFの隙を突いて、R35GT-R竹内選手に先行を許すものの、バックストレートからヒール&トゥーで1コーナーへアタックして再度抜きかえす様は圧巻であり、根っからの空冷エンジンファンの猿人である小生は、鳥肌を抑える事が出来ませんでした。

余程の希少車を除いた大抵の量産スポーツカーは、頑張って仕事をしてお金を貯めて支払えば入手する事が出来ますが、“テクニックと勇気と根性”だけは、決してお金では買えないプライスレスなものであると改めて確認させられるものでありました。

そして、新しい物に直ぐに跳び付くと言うのは、世の中の経済的な側面から見れば良い事なのかも知れませんが、一つの物を大切にじっくりと付き合うという事も一つのエコであると考え、口コミや噂、営業トークや雑誌、世間の評価だけではなく、しっかりとした自らの目線を持って、一度しかない人生を走るべきであると改めて認識させられるものでもありました。

世代や環境のせいにはせず、工学的知識を有する一流のチューナーの方がいらっしゃる限り、時代を跳び越えたモンスターはまだまだ現存するものなのだと。

次から次へと生産性や利益率を優先し、素材と手間とをコスト削減されたニューモデルや新しい物が続々とリリースされる昨今、それらへと直ぐに乗り換えるというのは、どこか無慈悲で無智な様な気がしてしまうのは当方だけでしょうか。

機械が進歩して利便性が高まれば、人間の持つ本来の機能が低下してしまったり、熱くなっていた頃の感情が何処か冷めてしまったり・・。

オートマティックの方が楽だからという理由で買ってみたものの、どこかつまらなかったりと・・。

感情とは複雑なものです。

“楽があるから苦がある。苦が無ければ楽はない。”

どちらも表裏一体で、どこまでも永延にループするものだとも思いますし、それが人間という生き物であり、ざっくりとおおまかに言えば、それら諸々の欲望や執着から離れ“空”に成れれば、とても楽になれますよ、と、説いているのが般若心経であったりと、それこそが“般若=智恵”であるという捉え方が出来ると思います。

ここで重要なのは、この諸々の欲望や執着の内容をしっかりと認めた上で“空”に成れるかという事で、それらの研究、探求する姿勢は崩さない事だと言えます。

すると自分なりの“智恵”が生まれ、それが新たな力と成る寸法なのです。

オートマチックミッションに比べ、マニュアルミッションは1行程多い上に、力を入れなければなりません。

(車)左脚でクラッチを踏む=苦
(車)手でギヤを入れるのは面倒臭い=苦
(バイク)左手でクラッチを握る=苦
(バイク)左足でギヤを入れるのは面倒臭い=苦

これらを“苦がなければ楽はないない”という公式に当てはめた場合、楽というものもなくなります。

楽という字は、“楽しい”という意味を含んでおると解釈します。

多くの人は、
「渋滞がきつい」とおっしゃいます。

オートマチックミッションはどうでしょう。

(車)右足だけで操作すればよい=楽
(車)Dレンジにしておけば勝手にギヤーチェンジしてくれる」=楽
(バイク)右手でアクセルを調整するだけでよい=楽
(バイク)右足はフロアーボードに乗せて置くだけでよい=楽

これを“楽があれば苦がある”の公式にあてはめれば、苦が顔を出すのです。

眠くなる=苦
ブレーキを踏んでいないと勝手に進むから追突させないように神経をつかう=苦
エンジンブレーキをほとんど使わないのでブレーキパットの減りが早い=苦
やっぱりマニュアル車に乗りたい=苦

と、こんな感じでキリがなくループしたりします。(笑)

そもそも渋滞自体、そのものが“きつい”ものではありませんか。

そんな中で、スポーツカーとは文字通りスポーツするもので、ジムに通っているものだと思えば良い、両手両脚を使って操作をすれば、両手両脚がバランスよく鍛えられ、それと同時に右脳と左脳に万遍無く刺激が行き渡り、それ以外の様々な事柄にも柔軟に対応できるようになるかもしれない、という様に、前向きな考え方が出来る様になれるかどうか、プラス思考に自分を持って行けるかどうか、それなりの一歩が踏み出せるかどうかが“自分なりの智恵”であり、新たな方向性へと進んで人生の厚みを変える一つのテーマに成って行くと信じて疑いません。

あの頃に胸をアツくさせた、思い出深い片想いの初恋のような車やバイクやアイテムを、現代の技術や素材を使って化粧直しをしてあげるというのも、消滅しかけた過去の分野への経済的刺激、しいては中小企業、町工場の部材や加工屋さんの活性化に加え、そこには生き物を育てるかのような愛情があり、とても魅力的な事であると感じてなりません。

それは、新旧同じく“走る感動”という視点での喜びも、2倍になるのではないかとついつい考えてしまうのです。
           By  廃刊雑誌くるまにあ ジャーナリスト風味(笑)
Posted at 2013/04/07 20:17:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年02月18日 イイね!

♪17年ぶりに復活


♪セマ商会(Sema Shoukai)略して“SSガレージ”のご紹介 
感性に忠実に再現して完成 男のカレッジ 煩悩ビレッジ 
He say Saychan 効かせる言葉のエッジ 
酸っぱく スッパ抜く 知恵シボレー 100% オレンジジュース キリンビバレッジ
男前&美女 モタリスト ビジュアル気にせず こぞって“せまえ”で合流 集合
Ready to go! Let’s go!!
アスファルトジャングル大帝 温かいコーヒー1杯どうかい
気分爽快 快適に流して集まる 愉快な仲間 そうかい パーツ 変えるのかい
チューニング カスタム 修理 等々 痛快 チャレンジ 
シフトポジション 勢いは常に ドライブレンジ
イイ感じ レーンチェンジ メンテナンス 次回 施そうかい 
腹減り 減リ ハーレー停めて 鍋でもやろうかい 躍進にハングリーな 野郎会
一緒に語ろう 未来の事 プラスの言葉に出さなきゃ叶わない
妄想 瞑想に走り 走行 完走 総力を注ぐ 
一つ一つ 地道に組み立てる 真の理想のマシーン
総じては 自分もカスタマイズ 感情を制御 マインドコントロール
焦るな テールスライド 事故るな カウンターステアでクリア ドリフトコントロール
ティファールで沸騰 カルキを消滅 吹き飛ばす 町の雑踏と殺到する己の葛藤
ミスター・ホースパワー 全体のパワー 全身で受け止めて 前進するマンパワー
Street・Special・Star SSS スリーエス サディステック ドSのお兄さん
Road・Ride・Rodeo RRR トリプルアール 不敗神話の“R” レーシーなオサーン
∞無限∞のマーク 888 Three eight スリーエイト ストリートエリートアスリート がエンドレスでループ 
High tension motorization
続く道は未知 確認する現在の位置 尊重し合うお互いの価値
不穏な空気をピシッと察知 悶々としている者達をパシッとサーチ
弱い自分にバシッとパンチ 感情の変化をビシッと感知
貴方のハートをサラッと拉致してキャッチ♪♪
Posted at 2013/02/18 14:54:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2012年11月16日 イイね!

インプレッション


身の震えるシーズンとなって参りました。車にとっては、冷たい風の影響により、空気の質量も増え、益々パワーアップにゴキゲンな走りを見せる時期であります。

先日、‘B-Bodyの匠...Secret Factory Meister Mr.“B”’さんの所にて、フロント廻りのグレードアップ手術を施して頂きました。

早速、そのインプレッションを書き込まさせて頂きます。

Impala SSと共用のフレームを有する、「キャデラック・フリードウッド・ブロアム」と「ビュイック・ロードマスター」にはそれぞれ、センターリンクからフレームにかけて“ダンパー”が装着されていることを御存知でしたでしょうか。

このダンパーは、キャデラックには正面向かって右側、ビュイックは左側のフレームにコの字型ステーが溶接されており、このステーとセンターリンクが怪しげな“ダンパー”で接続されております。

これは、純正のImpala SSには無いパーツであり、一抹の疑問を感じておりました。

「このパーツこそ、Impala SSに最も最適な部品だろうに・・・。」

“Mister-B”さんに相談を持ちかけた所、快く取り付けを快諾して下さいました。

下廻りのディメンションから“ビュイック・ロードマスターの取り付け方が最適”であるとのプロの目線に従い、解体車よりコの字ステーを切断、キャデラックブロアム用のセンターリンク及びダンパーを新品にて入手、当方のIMPALA SSTTの正面向かって左側にステーを溶接し接続、タイロッドスリーブ及びタイロッドエンドをMOOGのパフォーマンスパーツに変更と相成りました。

当初、スピード・テックのフロントコントロールアーム・アッパー&ロアーも同時に組み込む予定でおりましたが、ロードノイズやギャップのキックバックが懸念される上、7月オーダー、11月現在も入荷しておらず、取り急ぎ、純正のコントロールアームを活かしての取り付けとなりました。

テストコースとして、首都高環状線C1から大師料金所を通過、東神奈川迄料金所下車、友人の経営する蕎麦屋にて蕎麦を堪能した後、折り返すというルートで、もう一台の440マグナムR/Tチャージャーと共にV8サウンドを奏でて参りました。

先ず最初に驚いたのは、“ステアリングの遊びが少なくなった事”です。

センターリンクダンパー無しの状態の時は、直進状態にてのステアリングの修正角は、およそ左右に約5cm程ありましたが、これが約2,5cmに留まった事により安心感に繋がりました。これは、大型トラックが走った跡等のアスファルトの轍(わだち)では、手に取るように良く分かります。

次に、“ステアリングの剛性感が格段に増した事”が挙げられます。左右に切り込む時の手応えは若干重くなったものの、これは良く言えば“欧州車テイスト”の様な感覚であり、コーナリング中のつなぎ目をクリアーする場合等、ほとんどステアリングに対する“横揺れのビビリ感”が無くなった点です。

さらに言えば、フロントの強化にも関わらず、“リアの動き”がより“リニアに伝わってくる車”となりました。

元々、コーナーに於いては“車幅の広さ”がImpala SSの“強み”であり、限界値のアドバンテージはこの基本構造に寄与していると感じておりました。

リアセクションがリジット構造である点を、この“車幅がリカバー”し、リアサスペンションストロークの動きを限界までBMRのスタビとコントロールアームがサポートし続け、その先のリカバーに、45扁平のタイヤが上手くよじれてグリップ方向へと車を向けるという様な動きをするのです。

この一連の動きを、早め早めにコーナー出口へと向かわせる働きをフロントセクションが執り行っており、この総合的な一瞬の動作が速まった事も特筆出来る点であると言えます。

スタビブッシュをウレタンに変更している点や、タイロッドエンド、並びに、タイロッドスリーブの恩恵もあると考えられますが、副作用として、それ相当の速度でコーナーに侵入した時、及び、ロードギャップがかなり激しい凸凹が有る場合等の室内やドア枠へのキックバックのきしみ音等は多少出てきます。

これは、本来、Impala SSには設定が無く、ポリスパッケージの9C1等には挿入されているボディーマウントブッシュを、同じ箇所に入れた事による影響も考えられますが、決してそれは不快の度合いを超えるものではありません。

しかしながら、フロントコントロールアームのアッパー&ロワーを純正のボックス型から一本物へと変更した場合、あるいは、アイバッハやビルシュタインサスペンション等、バネレートが高いサスペンションを組み込んで居る場合等を想定すると、ステアリングインフォメーションはもっと鮮明になることは明らかではありますが、さらに、室内へのノイズは増える事が予想されるので、装着には難しい判断が迫れる事と成るでしょう。

“強化する箇所が増えれば、必ず何処かにそのしわ寄せが来る”という事です。

フルノーマルの状態は、これがかなりの“高いバランス”の上に成り立っており、これを一度崩して、また上の段階でバランスさせることは非常に困難であるが故に、楽しみでもあり、醍醐味でもあります。

どの車やバイクでも言える事だと思いますが、いかに“逃げを作るか”が大切なポイントとなってくるような気がしてなりません。

首都高のつなぎ目は鉄板で出来ており、バンピーな上、とてもスリッピーです。この様な道が連続するカーブ、複合コーナー、ストレートのコンビネーションは、サーキットでは全くと言って“あり得無い”、ある種“ストリート特有の路面状況”であり、世界の道を見渡してみても、日本の国土特有の道路であることに間違いはありません。

故に、“猫足”のようなしなやかさと、“横方向への剛性を如何にバランスさせるか”が1つのテーマとなり得ると感じ、深い操舵角、ないし、ドリフトアングルが付いた状況でも、より安心してコントロールできる車がFRスーパースポーツ(SS)の真髄であると、改めて痛感した次第です。

今後の目標として、“デファレンシャルのイニシャルUP”により、もう少し、アクセルコントロールの踏みしろを少なくして、少しのアクションで車体の向きを素速く変える事が出来る様にし、それに伴うフロント廻りの動きを、よりシャープに反応させる様なマシーンに仕上げる事を1つのテーマとして、よりパフォーマンスUPを図りたいと思っております。

「モアパワー・モアスピード」
“誰よりも速く、安全に、快適に、そしてワイルドに。”
(A地点からB地点迄の“時間”を狩{駆}る)
このコンセプトを掲げて、世界に1台のスペシャルなストリート・マシーンを仕上げ、

{アメ車は直線だけだ。}

と、“揶揄”する者達に“1つの答え”を提示してゆきたいと思います。(笑)

最後に、“マイスターアーム Mr,B”に感謝とリスペクト(尊敬)の意を表します。
3rdF-Bodyからアメ車に乗り続けて早14年。
こんなに素晴らしい仕事をされる方と出会ったのは初めてです。
途中、アメ車屋さん達の人間関係、作業やアバウトさに疲れた事もありましたが、最高の腕を持ったメカニックの方と知り合えた事に対し、心より感謝申し上げます。

そして、皆様との御縁もより大切にしてゆきたいと思いますので、今後とも一つ、宜しくお願い致します。

長文にも関わらず最後迄の御拝読も含め、誠に、有り難う御座居ました!
                                            ブラック・スポイラー 拝。
Posted at 2012/11/16 19:37:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「4つ打ちは初リリースなのですが・・・ http://cvw.jp/b/958994/48589757/
何シテル?   08/09 17:08
はじめまして。 SSガレージのセバスチャン・ヨッティーと申します。 みんカラは長年ログインもせずにサボっておりましたが、ネット上からは皆様のインプレ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
345678 9
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

ポルシェ 911 パルシェ979 (ポルシェ 911)
「ポルシェ911ターボの歴史上“最後のマニュアルトランスミッション”」 “両手両足、右脳 ...
GM シボレーその他 トレイルブレイザーSS (GM シボレーその他)
国内にBUBUが正規輸入した台数はたった5台...。 ドラッグレースの盛んなアメリカで ...
アメリカその他 その他 FXD改R(FXD-R) (アメリカその他 その他)
「ハーレーで、しかも、スポーツスターではなく“ビッグ・ツイン”で、峠も首都高もコーナーを ...
ジープ ラングラー 直6AMCエンジン最終サハラソフトトップ (ジープ ラングラー)
一年間のみ限定生産されたサハラ・ソフトトップをベースに、米国ウィレン社製耐水スピーカー・ ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation