おばあさんと猫

今朝のテレビで見た話…



介護施設で長く暮らし、残された時間も見えてきたおばあさん。
何もやる気が起こらず、険しい表情でいることが増えたとか。

施設のスタッフは、おばあさんにとって何が大切な事なのか知ろうと、入所した頃の記録をあらってみたところ、ある書類に 1番楽しかった思い出は？との質問に、
「猫と暮らしたうち」
と書かれていました。


施設のスタッフは、ペット業の人から1匹の猫を借り、おばあさんの部屋で一緒に過ごせる様に計らいました。
おばあさんは猫が見えないところにいると スタッフに猫は？と聞き、自分のベッドの足元にいるとわかると安心し、表情も和らぎ 積極性が出てきたといいます。

それから間も無く、おばあさんは旅立ちました。家族の人達は、心安らかに旅立ったおばあさんを見送り、良かった…とつぶやいていました。






通常、医療施設では衛生面の問題から 動物の出入りは許されていないことと思います。
でも最近は、いわゆる訪問型のセラピーアニマル以外にも、ガンと闘う子供達の病院で 子供達を支えるために 仕事として犬を配置している病院があったり、いろいろと 状況が変わってきている部分もあるようですね。


私は、幸運な事に今まで1度も入院をしたことはありませんが、もしも入院することがあったら、そばに動物がいないと辛いなぁと思った事は何回もあります。

私の最期の望みは、動物のそばにいられること…かな（笑）

ここに集う皆さんは、やっぱり最後まで車の中にいたいと思うのかしら（笑）


そんなことを考えた 朝のひと時でした。