マーチの点検をしてもらってる間に新しくなったセレナを試乗してまいりました。

写真コレだけですorz
ハイウェイスターのプロパイロットというたいそうな名前のついたクルマです。
早速エンジン始動して、プロパイロットモードON、セレクターをDに入れ...たらもう電動パーキングブレーキが解除されてました。
しかしDレンジに入ってるのに動き出す気配がしません。
ハンドルも固まったままで、アクセルを踏むと走り出すと同時に全てがカクンと動きだすので違和感があります。
このクルマにはブレーキホールドとかプロパイロットだとかどこぞの自動車評論家さんが字数稼ぎが出来てたいそう喜んでしまうくらい沢山の機能がついてございます。
パイロットという言葉は最近では飛行機操縦する人のことを指す場合がございまして、プロパイロットというと操縦士さんが中に仕込んであってサーっと運転してくれるかのようにとれますね。
日産も自動運転“技術”なんて言ってますから誤解しやすいですよね。
本来の意味でのパイロットは水先人というものでして、例えば大きな船が港に入港した時に自力で接岸することはできません。
なぜなら操縦室からは近くの様子は何も見えないのです。
そこで、水先人といわれる人達が大型船に指示を出したり、時にはタグボートで押したりしながら接岸をサポートしてくれるのです。
セレナのカタログにある説明文も安全な航海をサポートする水先人の役割に近いことが書いてますからパイロットという名称どおり運転を“補佐するもの”というのが正しい解釈だと思われます。
にもかかわらず宣伝では自動運転という言葉を選んだ日産の(というか広告代理店の)良識が疑われます。
あの髭面のジィさんをファミリーカーのCMに起用する無神経さが「あっ、この瞬間が日産車だねw」と言われちゃうんですよ。
この機能はクルーズコントロールと自動ブレーキの技術を進化、統合させてできてるものなのです。
クルーズコントロールは相変わらず高低差が読めないままでして、今回の試乗でもオーバーパスの上りで失速したと感じるまでアクセルを踏み込まないし、坂をを上りきってもアクセルを踏んだままなので、設定速度よりかなりスピードが出てしまい前走車にかなり近づいたところで自動ブレーキが作動するという運転者が肝を冷やす場面がありました。
普通は上り坂にさしかかる少し前からアクセルを踏んで今のスピード(流れ)を維持しようとしますし、上りきる手前でアクセルを緩めてスピードが出過ぎないように調節します。
流れを重視したら普通はそうなります。
しかしそうは考えない人もいらっしゃるようで坂にさしかかってもアクセルを踏み足すことをせず失速するに任せるという人がいらっしゃいます。
燃費重視なのか、ただただ何も考えてないのか…
全体の流れを考えない自己中心的な運転が渋滞を産み出しているということに気づかないんです。
まぁ、渋滞の原因を作る人は大抵遅いから前走車の失速でブレーキ踏んだりしないですから気づくはずもないですね。
話を戻して、先程のクルーズコントロールで失速したクルマの後ろのクルマがブレーキ踏んで、そのまた後ろのクルマがブレーキ踏んで...という繰り返しで渋滞が発生するというのはテレビでも度々報道されてますね。
んで、その渋滞で集中力が切れて事故しないようにという考えで作られたプロパイロット(笑)
渋滞を作っておきながら「渋滞でも楽ですよ」と(笑...えん)
こういうのをマッチポンプって言うんでしたっけ?
まぁ、渋滞のノロノロでオカマ掘ったりしないのはかなり有効な機能であることは間違いないです。
あまりに未熟な機能なので一般道では使い物になりません(体験談)
この機能のためにセレナはかなり高価なクルマになってしまいました。
狂ったように軽いパワステを除いて、乗り心地とか使い勝手とか色々良くなってはいますがサニー程度の質感のクルマに四百諭吉は冗談が過ぎますね。
一度設定してしまえばあとは自動で楽チンなので、めんどくさがりのお父さんは子供に運転代わったりするようなことが起こらないかと心配です。
自動運転のセレナが児童運転になってしまわないよう気を付けましょうね(笑)
Posted at 2016/09/14 14:55:17 | |
トラックバック(0) |
試乗?