DMEチューンする場合、プラグ熱価を1番手上げることが推奨されてます
サブコンいわゆるブーストコントローラーを取り付けた場合も同様でしょう
N55の純正プラグはBOSCH ZR5TPP33Sで、両極プラチナの0.8mmギャップです
BOSCH熱価5番はNGK熱価7番ですが、番手を上げるにあたっては某社はNGK SILZKBR8D8S (#97506)を推奨しています
これはN20にOEM採用されており、イリジウム電極+プラチナ接地電極の0.8mmギャップです
また、M235i Racing純正はBOSCH ZR5TPP33SまたはNGK SILZKBR8D8Sとなっているので、この点でも安心して使用できます
ギャップについては、ブーストが0.7未満の場合は0.45〜0.5mmを推奨との事ですが、ちょっと狭すぎるような?
交換は14mmや16mmの6角プラグソケットじゃダメなので、14mmの12角が必要です
また、S55/S63純正プラグは碍子部がヒビ割れしやすく、N55純正プラグより碍子部の品質が劣るので、使用しないことを勧めています
Sエンジンはハイチューンでありながら、純正プラグはRB ZMR5TPP330とNGK熱価7番であり、熱価が低いことも影響してるのかもしれませんが、碍子品質についてN55純正のZR5TPP33Sよりダメとの事
ちなみにS55/63の他、F87のN55やM4 GT4などもRB ZMR5TPP330です
Mモデルのプラグ交換サイクルは非Mより短いので、碍子割れに関する耐久性は問題ないのかもしれません
M用のRB ZMR5TPP330は0.8mmギャップの両極プラチナで、非MのZR5TPP33Sと同じですが、接地電極が異なります
ZMRはプラチナ接地電極ですが、ZRはニッケルイットリウム電極にプラチナチップをレーザー溶接しています
接地電極はZMRの方がハイスペックなので、問題は碍子部だけのようです
最近はプラチナ電極よりイリジウム電極の方が良いとされており、N20やM235i Racingに純正指定されているNGK SILZKBR8D8Sを選択しても問題はないでしょう
このNGKプラグはM6 GTSにも純正装着されています
番手を9か10にするにはレーシングプラグということになりますが、ちょうど良いのが見当たりません
NGK R2558E-8〜10が使えるかもしれませんが、径は12mmと同じでも、リーチが26.5mmと純正より1mm短く、スラントタイプなのでR2558Eの突出量が純正よりかなり小さいので、1mmのリーチ差と合わせると、着火点がかなり上になり、着火効率が悪化したり失火を招くことがあるかもしれません
どうしてもレーシングと言うなら、HKS M◯◯HLが12mm×26.5mmとリーチが1mm短いですが、純正と同じプロジェクトタイプなので、R2558Eよりは良いかもしれません
R35、ズンロク・ズクロク、BMW用となっています
締付トルクは23±3Nmです
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Posted at 2018/05/16 08:42:15 | |
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