オルタルーター(発電機) & クランクプーリー交換 その④(発電機取付編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
そしてクランクシャフトプーリーを固定したあと、発電機をなんとか下から挿入し、取り付け固定ボルトは仮締めとし、(新品、又は再利用)ベルトをそれぞれのプーリー部分に掛けていきます。
Vベルトとエアコンベルトとでは、大きさも溝の数も全く違うので間違えて掛けることはないとは思いますが、正確に溝にはめ込んでいきます。
2
そして用意していた新品ベルトを取り付けて、規定の張力でベルトを張っていきます。私はエアコンコンプレッサーのエアコンベルトから張っていきました。
エアコンコンプレッサーは張力調整金具などは全く無いので、棒等でコンプレッサーを引っ張りながら、適切な張力の位置でコンプレッサーのボルト2ヶ所を締めました。
それから発電機に取り付けた張力調整金具の長い調整ボルトを回しながら、Vベルト側も既定の張力になるようにします。
Vベルトが適切な張力になりましたら、仮止めだった発電機のボルトをしっかりと締めて固定し(掲載写真)、配線ケーブル等を取り付け、異常が無ければバッテリー端子を取り付けます。
このあと念のため試走しました。
3
これで作業は無事終了しまして、冬場の旅行の最大の不安要素だった、発電機が旅行中に突然壊れるということからは当面開放されました。
新車からの純正の発電機、23万kmもの走行&多数の休息やら車中泊にも全く故障することなく使うことが出来、もしかするとまだまだ使えるかもしれません。
でもいつ壊れるか分からない不安に怯えながら、特に例年になく寒い今年の真冬の東北や計画中の北海道旅行などに行くのは精神的によろしくないので、とっとと新品交換しました。
4
それから実は後日談がありまして、
せっかくの交換なので新品ベルトを使って適切にベルトを張ったつもりで、3日ほどはなんのトラブルもなかったのですが、そのうちベルト鳴きするようになったため再度ベルトの張り直しをすることに。その後は問題なく稼働しています。
張り過ぎを恐れて少し弱めに張っていたようで、稼働していくうちにベルトが若干伸びたようです。初めての作業なので詰めが甘かったようです。
なおこちらに掲載の写真は、撮影用に張力調整金具を本体に仮組みしたものを写しました。
ちなみにこの金具一式ですが、電子パーツリストにはオルタネータの項目ではなくて、ウォータポンプの項目に載っていたので、部品発注する際に品番を調べるのにかなり難儀してしまった次第です。
5
そして本当はクランプメーターを用意し、既定の発電量に達しているかチェックすべきですが、まだ買っていないので後日測定します。
この写真の自動車用テスターは持っているもののこれで測れるのは30Aまでで、ここはさらに大電流が流れるので直接測ることもできなくて、クランプメーターがいりますね。
6
また発電機(オルタネーター) 交換は、普通は高価な純正品を使う事例はまれらしく? 価格面からたいがいはリビルト品か中古品を使うことが多いそうで、当方もすでに1個中古品も所持しています。
純正品で23万kmは十分持っていること(単に当たり品だっただけかも)、品番変更され改良されているらしい点、あと4~5年はこのコンテに乗り続ける予定もあり、信頼性に劣るリビルト品ではなく、あえて6万円ほどする純正の新品発電機(オルタネータ) をチョイスした、かなり珍しい事例? です。
これで廃車まで発電機が持ってくれれば、リビルト品を途中で何回も交換するよりずっと良いのでは、と思った次第です。
それと新品を買ったので、リビルト品みたいに古い取り外した発電機を返却する必要もないので、とりあえず取り外した発電機も壊れてないので手元に保管です。
7
また今回は単に発電機やプーリーを新品にするだけでなく、発電機を固定するボルトなど、ほかの部分にもかなり気を払いました。
写真に掲載のこちら2本のボルトは発電機を留めるボルトの内の1本ですが、かなり腐食していました。腐食の原因は恐らく下部から侵入してくる融雪剤だろうと思います。
もちろんすべて新品のボルトに交換し、場所によってはワコーズのスレッドコンパウンドを塗布。固着防止にも努めました。
後日詳しくアップする予定ですが、インテークマニホールドを固定しているスタットボルトなども、熱と侵入してくる融雪剤により腐食が激しく、すでにボルトの姿をなしていませんでした。スタットボルトがナットごと外れちゃいましたし、サビの屑もすごかったです。
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こちらの写真は取り外した発電機と、これから取り付ける新品発電機を並べて撮影したものです。
新しい発電機は 27060-B2031(旧品番は27060-B2030) に品番変更されていました。ただこれの意味するところは分からず、どこが変更されたかは今のところ不明です。
また古いほうの発電機は、ベルトを掛けるプーリーの部分もそれなりに摩耗しているのが分かると思います。
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