山野哲也ハンドリングクラブ・プラスに行って来ました

ブログに記すぐらいのひどい天気予報だったが、出掛けこそ降っていたものの、現地ではもう上がってから大分時間も経ち、強い風も手伝って路面はドライ。　午後には日差しも強くなるくらい（さすが俺...ＲＴＥ）の好天に恵まれ、数少ないチャンスの、山野哲也ハンドリングクラブ・プラスで思いっきり腕磨きをしてきた。

だだっ広いアスファルトの路面に白線で書かれたコースを、右・左回り３０分各２回づづ、計２時間の走行。　ＴＣ１０００のホームストレートを除いた感じのコースで、周回ではなく、ゴールして徐行、スタート地点に並んでまた出走といった具合。　１０台程度の走行で、スタート地点では、即－２台待ちぐらいでどんどん走れた。　徐行路から、込み具合を見て自由に同乗エリアに入り、山野選手の同乗・逆同乗のレッスンを１周受けることが出来る。　並びさえすれば何度でもＯＫ。　４セットのうち３セットがその設定。　私は同乗・逆同乗各１回づつで計６回お願いできた。　

同乗で思ったこと；
フルブレーキに行く際、若干待ちを入れている感じ。　そこからドーンと行くと、パッドの厚みが３倍になったかと思うくらいの制動が入る。　その後の旋回ブレーキが絶妙で、タイヤを地面に押しつぶしてものすごい接地感を生んでいる。　そこからこまめなカウンターで姿勢を変えて全開で出て行く。　出て行くときには意識的にカウンター＆アクセル全開のドリフトで立ち上がってくれるが、絶妙な舵角で挙動がほとんど乱れない。　２回目の時、ＤＳＣオフにし忘れて、山野選手すぐに気がつき、自ら７秒オンで復帰。　さすがだった。

逆同乗で指摘されたこと；
慎重に運転したせいか、１回目は結構褒められた。　もっと一つ一つのコーナーに集中するようにと。　２回目・３回目はほぼ同じ指摘。　”アクセルを早く開けすぎで戻してしまっているので、しっかり待ちましょう。”、”カウンター当てた時、ハンドルは放してはいけません。”　車の状態をうかがったところ、”ナチュラルで良いよ”とのこと。　ＵＤＥが悪いってことね。

３セット中（山野選手にとっては６セット）最初の２周と最後の数分を除いて、山野選手はずーっと同乗しっぱなし且つ、走って乗り換え。　スタッフがドアを開けシートベルトの準備をして待っており、極めてスムーズ。　わずか２０名の参加なのにＭＣまでついて、とても贅沢。　最初と最後のブリーフィングでは山野選手のＧＴ／ジムカばなし。　昼食後にはステアリングの高説。　３本目の同乗の無い空き時間にもフリーのディスカッションが出来る。　パッドのチョイスとカウンターの当て方を聞くことが出来た。

非常に中身の濃いレッスンで、有給を取って来た甲斐があった（大丈夫か俺。）
初めてのＭＯＴＥＧＩは意外と近く（ＴＣより高速で+３０分程度）、来年も是非参加したいと思った。　リピーターの方も多いようである。　

走る山野選手（拡大してどうぞ）