エレメント移設キット　装着方法変更

以前より、このような状態で運用しておりましたが、オイル漏れや圧力損失の問題などあり、メンテナンスも兼ねて再度手を入れる事にしました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1192555/car/907836/1613914/note.aspx

赤丸をしてある部分の3本のボルトを外すと、エレメントを下側に向けるためのエルボが外れるのですが、これが今回のキモ。
エキマニへの干渉が心配で踏み切れずにいたのですが、以下の記事を見かけて実現可能であるという確証を得ました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/322582/car/1411021/2915083/note.aspx
有益な情報を提供してくださり、ありがとうございます。

ZC31Sではこのパーツは水冷オイルクーラーとなっておりますが、11Sでは単なるエルボです。
今回はこいつを外してエンジンブロックに直接オイルブロックを装着してしまいます。

これがそのエルボ。
ノーマル状態ではコンプレッサーもあり、これがなければエレメントを装着できません。
しかし、エアコンレスとなった今では単に邪魔なだけ。
余計なものが間に入るという事は抵抗が増える事を意味します。
…言い出してしまえばエレメント移設キットや各種オイルブロック自体が抵抗ではあるのですが、それはさておいて。

部品点数と、何よりパッキンの必要な箇所が減ることでオイル漏れのリスクも減ります。
これがないだけで見た目もかなりスマートになるので是非外したいところ。

そして、作業後はこのようになります。
スズキ純正のセンターボルトを立て、全てのパッキンを交換したオイルブロックをダイレクトに装着。
センターボルトにはレンチが掛けられないため、プライヤーに当て布して目一杯。
センターナットの締め付けトルクは50N・m程度としました。
エキマニに近いのが気になりますが、干渉もないので良し。
輻射熱対策としてホースの部分のみ断熱材を被せました。

しかしながら、数年前の自分の仕事には頭を抱えました。
そして、時と共に整備テクも成長した事を実感。
最初にこのキットを導入してからもう7年…納得。
今後は丁寧な仕事を心がけたいものです。