FBMに行きたくなかった我がSM。その後無事にエンジンはかかったが、そのまま車検満了。関東なら11月車検でも大丈夫であろうが、東北だと車検を取ったらすぐ冬で乗らなくなってしまう。そのため今回の車検はパスして来春取得することにした。しかし、この冬眠期間を無駄に過ごすのは不本意である。なので今回の整備で見つかった中長期的に手を打たなければいけないところを大々的に修復することにした。エンジンを降ろしてオイル漏れ修理やタイミングチェーン&テンショナー交換、ヘッドガスケット交換、エギゾーストバルブ交換など信頼性向上対策を一気に行う。41年で27000キロしか走ってなかった車をいきなり1年で6000キロも走らせてしまったのだから皺寄せがくるのも当然である。
SMのエンジンには欠点がいくつか存在する。しかし、その欠点は研究し尽くされており対策部品も出ている。とくに我がSMのように、年数の割りには走行距離が少ない車は特に注意を要する。その欠点を改良するためにエンジン降ろしは必須なのだ。一気にやってしまえば安心してSMをSMらしく走らせることができる。そしてバラす過程で様々な勉強が出来てSMをもっともっと知ることができる。幸い我がSMは、内外装や足周りには全く手をつけるところがない。エンジンを完璧にすることによってコンプリートし、愛(シトロ炎)は次のステージへと向かうのだ。
そして昨日から着手し始めたが、唯一心配なのは友人メカニックがネジ一つ、ボルト一つ外す度に恍惚の表情を浮かべ、休憩の際には愛に溢れた目で自分のXmを眺めていることである。
私は友をこんな人間にしてしまったことに責任を感じている。
しかし、シトロエンを愛してガチャガチャやっているといつも「未来」楽しみなのだ。SMが完成する未来、Xmが完成する未来、そしてもしかしてまた新しいシトロエンとの出会いがあるかもしれない未来。結果、知らず知らずのうちに前に進んでいるのである。
Posted at 2014/11/23 03:01:37 | |
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