ついにこの日が来てしまいました・・・

物事に始まりがあれば必ず終わりもあるわけで、車やバイクを購入した瞬間からいつか必ず手放す時がきます。

２０年６カ月乗り続けた愛車とも、ついに別れるときが来てしまいました・・・

５月１６日。この日は休みだったので少し走りに行くことにしました。このときからアクセルを戻した時に異音がするなと思ったんですが、エンジンが暖まると異音が消えた（ような気がした）ので、今となっては最後となるツーリングで館山まで走ってきました（往復３００キロ）。

↑この時に行った富津市の燈籠坂大師切通しトンネルでの一枚

走っていても異常は感じられず、無事に自宅まで戻ってその日は車庫に仕舞いました。

その後は仕事が忙しくなかなか乗ることができなかったんですが、６月１・２日が連休だったんのでツーリングにいこうと思い、その前日の５月３１日にチェーンの清掃・注油をしてちょっと近所を走ろうとエンジンをかけたところ、以前より異音が大きくなった気がしたのでツーリングを中止してバイク屋さんに引き取りに来てもらうことになりました。

オーナーの間では「ファイアーストームのカムチェーンテンショナーはよく壊れる」というのが常識のように言われており、うちの子もここが壊れたと思いました。ところが、エンジン音を聞いたバイク屋さんからは「エンジンの中でピストンが揺れているような音に感じる。」と言われ、「かなりの重傷（重症？）」とのことでした。

愛着のあるバイクだったので修理代が多少高くなっても直す気でいましたが、バイク屋さんからは「直すとなるとエンジン内のパーツをほとんど交換することになり、かなりの金額がかかる。しかも廃盤になっているパーツもある。」と言われました。中古のエンジンを購入して載せかえることも考えましたが、今まで買ったときの状態をできるだけ保って走ってきたので（ライトをＬＥＤに交換したりグリップヒーターを付けたりしてますが、外見はほぼノーマルのままでした）、違うエンジンになったら違うバイクになってしまうように感じたのでやめました。

仮にエンジンを修理しても購入から２０年が経過して他の箇所のどこが壊れてもおかしくない状態で、出先で故障して帰られなくなる不安を抱えて走り続けるよりは「ここで乗り換えた方がいいんじゃないか」という結論に達してしまいました。

１月に車検を通してまだまだ乗り続けるつもりでいたのに、突然のお別れになってしまい本当に残念な思いです。

今日、預けているバイク屋さんに行って最後のお別れをしてきました。

自分で言うのもなんですが、外見は２０年経っているとは思えないくらいに綺麗な状態だと思いますが、中ではしっかりと老化が進んでいたようです・・・。
ちなみに走行中の転倒は一度もありませんでした（移動させるため押している時に倒したことが一回ありました・・・）


走行距離は１５万７８３７キロでした。よく走ってくれました！

ファイアーストームよ、２０年も一緒に走り続けてくれて本当にありがとう！

お疲れ様でした！ゆっくり休んでください！