本日10月24日に発売されたKalafina(からふぃな)のニューシングル「ひかりふる」を早速購入したので私見を。。。
あくまで「私見」です^^;
買ったのは初回生産限定盤B(ブルーレイディスク付き)(写真左下)と、期間生産限定盤(DVD付き)(写真右下)の2種類。
それぞれ特典としてポストカード(写真上段)がついてきました。
初回生産限定盤B
ディスク:1
1. ひかりふる
2. 未来
3. Magia[quattro]
4. ひかりふる ~instrumental~
ディスク:2
1. ひかりふる (Music Video)
期間生産限定盤
ディスク:1
1. ひかりふる
2. 未来
3. Magia[quattro]
4. ひかりふる ~instrumental~
5. 未来 ~instrumental~
6. Magia[quattro] ~instrumental~
ディスク:2
1. ひかりふる (Music Video Anime Movie Ver.)
・ひかりふる
・未来
・Magia[quattro]
3曲とも超A面級の曲なので、とんでもなく豪華なシングルだと思います。
1.ひかりふる
この曲は劇場版まどか☆マギカ後編のエンディングテーマに起用されてます。
シングル発売に先駆けてその劇場版が公開されており、エンドロールで流れた「ひかりふる」があまりに感動的だったので発売日である今日を心待ちにしていました。
聴くのが一番なので興味があったらこの動画で聴いてみてください。(ヘッドフォン推奨)
ショートバージョンの為、サビから始まってしまうちょっと残念な動画ですが。
とても素晴らしい歌だと思ったので、少しだけ掘り下げた結果がこれから書くことです。
テレビ版もしくは劇場版の内容を知らないとチンプンカンプンなのはあしからず。
劇場版公開初日の晩、ニコ生にKalafinaが出演してライブで「ひかりふる」を披露してくれました。
それを聴きながら歌詞を書き留めてみんカラでアップした
「ひかりふる」所見 いきさつもあり、まずは歌詞から。
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「ひかりふる」
ひかりが
夢のような歌が
君の頬を濡らし
やわらかな空
遠くまで行く
小さな心ひとつだけで
まだ震える翼で
明日へ
懐かしい昨日へ
この指で結んだ小さな約束を
叶えに行こう
時の終わりまで
君に会えるその日を胸に
願いだけになって
遠ざかる未来まで
私が何処にもいなくなっても
全てを照らす光の中
いつも君の側にいるから
儚すぎて
消えていきそうな世界
だけど君がいる
それだけで守りたいと思った
静かな祈りに瞳を閉ざして
もうすぐ最後の安らぎに
届くから
眩しい朝
ひかりが
夢のような歌が
君を照らす・・・・・・
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まどかの死という結末を変えたいが為に、魔法少女になって同じ時間を何度も繰り返してきたほむら。
その悲痛なまでの願いの副作用で、まどかは魔法少女として計り知れない力を持ってしまう。
まどかを魔法少女にしたくないほむらの願いとは正反対に。
何のとりえもない自分(まどか)が誰かを守れたらそれだけで嬉しいという消極的な理由でなく、親友が魔女と戦う姿、そして親友の死に直面してきて辿り着いた「願い」。
それは全ての宇宙、過去、未来全ての魔女を生まれる前に消し去ること。
そんな途方も無い願いできゅうべえと契約したまどか。
希望のひかりとなって過去未来の世界中の魔法少女のもとへ飛んでいったまどかは彼女達のソウルジェムを浄化した後、ソウルジェムそのものも消し去ってしまい(=魔法少女は死ぬ)、魔法少女が魔女にならないようにした。
魔女になる前の魔法少女達をこの世から消し去ってしまった。
願いと引き換えに、まどかは永遠に戦い続けることになり、魔女を滅ぼす概念となってしまう。
そして人々の記憶からも消えてしまう。
ほむらに手渡した赤いリボンと、かすかなであいまいな記憶だけをこの世に残して。
こんなまどかの「闘い」「願い」を表した歌詞だと思います。
書き留めた歌詞を読み返して、昼間劇場で観たシーンが次々と蘇ってきました。
分かりやすい言葉なのに感動的な歌詞に思えるのは、劇場版を観たからこそでしょう。
これが曲と作品がつながっているということか。
MagiaでKalafinaを知って、Kalafinaにのめり込むうちに、Magiaがエンディングテーマとなっていたこのアニメに興味が湧いてDVDを借りてきて観たらハマってしまったという流れです。
今までは単純に聴くだけでしたが、こんないきさつもあってこの記事を書いてます。
歌はWakanaから始まり、Keikoが続きます。
Hikaruは要所要所で出てきますが今回は裏方。
冒頭、ゆっくり優しく歌うWakanaの柔らかな声と強めにかかったエコーやハープの音色が「ひかり」の神々しさ、まどかの優しさを連想させます。
続くKeikoの力強い声、さらにHikaruの芯のある声が重なっていき少しずつ音に厚みが増していきます。
「優しさ」が「願い」へ、そして「強い意志」へと変わり、↑の動画のサビへと続きます。
今回Hikaruは裏方に徹していますが、Keikoほどの低音でないのにビシっと引き締めてくれてます。
これが「まんなか」ってやつ?
Hikaru自身は「切望」を表現したと言ってましたね。
訪れた「眩しい朝」に照らされている「君」は”ほむほむ”?
眩しいくらいに真っ白なエンドロールの中でこの曲が始まったんですから、そりゃあイチコロです。
Wakanaの破壊力の凄さを改めて実感。
破壊力と言っても力任せで押してくるんじゃなくて、優しい歌声で心を掴んで揺さぶる感じ?
Wakanaの声が聞こえた途端にダムにしょっぱい水が溜まり出し、裏声になったところ(歌詞3行目の「濡らし やわらかな空」)でいとも簡単にダム決壊。
秒殺されました。
Wakanaの声がドンピシャでハマっている曲だと思います。
「ひかりふる」というタイトルが表しているのは「優しい光に満ち満ちた世界」でしょうか。
そうは言ってもまどかは願いの代償として、概念となり存在が消えてしまったので何とも複雑な気持ちです。
2.未来
いわゆる「マミさんのテーマ」
劇場版でもテレビ版同様の無惨な死を迎えてしまうマミさんに「未来」?と思ってしまいましたが、あの戦いが始まった時点では、まどか、さやかという後輩が出来て「もう一人じゃない」と希望に満ち溢れて戦っていたので「未来」は確かにあったのでしょう。
明るく疾走感のある爽やか系ですね。
Kalafinaにしては珍しい曲のような。
3.Magia[quattro]
「Magia」は2011年2月にシングルで発売された曲で、テレビアニメ まどか☆マギカのエンディングテーマ。
これを劇場版・前編のエンディングテーマとしてアレンジしたバージョンが今回のMagia[quattro]
quatrroが「4」を意味しており、Kalafnaの3人+ストリングス(弦)=4だそうです。
このストリングスが、もともと恐ろしい雰囲気のMagiaをさらに進化させて「おどろおどろしい」曲に変貌させています。
出だしのストリングスの怖いこと怖いこと。
ビクッ!と体が反応したほどです。
声はオリジナルのままのようですが、この恐ろしいアレンジに全然負けてない。
もともと声がハッキリしているHikaruがメインで強めの口調で歌ってますからね。
まどか☆マギカの脚本を担当している虚淵さん曰く、「この曲の歌詞が続編にがっつりはまる」そうです。
早速歌詞を脳内再生、浮かんだ妄想に身震い。
「まどかに再会する為の戦いが始まる?」
真相は来年の劇場公開までのお楽しみってことで。
以上、私見でした。