運転免許試験場を散歩

平日に休みが取れない妻が運転免許更新（過去５年間の走行距離０cm）のため、休日講習のある日曜日に送迎をしてきました。昼の部は１３時から受付でしたので、１２時半頃に到着して妻は列に並び、私は特にすることもないので試験場の敷地をウロウロしてました。




京都府の運転免許試験場の特徴として、著しくボロいというのがあります。門真や守山が豪華な建物に思えてきます。

高度成長期の遺物と思いきや、現役バリバリの建物です







私が原付免許を取った１８年前にも掲げてあった看板
「一パツ合格」というのがいかにも昭和らしく・・



※庁舎はいくつかあり、ボロボロなのは本庁舎と試験場部分でして、更新手続きや講習会場は昭和末期なのでまだましです。


１３時に更新受付が始まり、長蛇の待ち列が動き始めました。更新受付窓口（証紙購入）を横から眺めてましたが、意外と交通安全協会の窓口に並んで協会費を払ってる人が多くてびっくり。京都はかなり以前に窓口が分離されて、職員による安協窓口への誘導や支払強要が無くなりました。１回目の優良運転者講習は１３時４０分から１４時１０分。講習費が安く時間が短くてうらやましいです。


庁舎内は歩きまわったので、試験場のコースを歩いてみました。
普通と大型二輪は教習所で取ったのですが、小型・中型二輪は試験場で取ったので非常に懐かしいです。試験車両の乗降場も相変わらずボロボロです。夕方の試験時間終了後に何度も歩いてコースを覚えたのが懐かしいです。



今時一発試験受けるような人はMT車が多いのか？試験車両はMTばっかです。真ん中のランサーはボロボロでしたがアクセラは新車でした。

※アクセラはセダンにＭＴ車の設定がありませんが、教習車ＭＴ仕様のグレードがあるようです。
千葉マツダのpdfカタログ






ティーダラティオはAT車でした



左からいすゞのキュービック（中型）・エルガ（大型）・ギガ（大型）の試験車両です。



クランクや坂道




京都府自動車安全運転学校
ここは所謂免許取得のための教習所ではなく、企業の安全運転講習とか、免停短縮講習等の指定講習所のようです。幸いにもここで講習を受けたことがないのでよく知りません。



交通安全協会の自動車練習所
非指定の教習所です。ここで小型二輪を数回練習して試験所で一発試験（実際は２回受けた）を受けました。交通安全協会費が潤沢なのか建物は古くても綺麗に手入れがされてました・・



原付免許の講習会場も兼ねています。
平成５年頃まで？原付の実技講習は必須ではなかったのに、受講しないと試験手続きができない状態でしたが、マスコミが取り上げて問題化され取得費用の低減を訴えたのですが、キレた警察庁は実技講習の義務付け（学科試験を合格しても免許を交付しない）をしやがりました。当時高校生だった私は憤慨しましたが、数年後に実技講習を受けた際にウイリー寸前や転倒者を見て「こりゃ義務付けせんとあかんわ」と思いました。



優良運転者講習が終わり、帰宅する人がちらほら出始めました。当然一般運転者や違反運転者はまだまだ講習中です。


試験場横の写真屋さんや食堂は閉店してました。



阪急バスと京都市バスが最寄りの鉄道駅からやってきます。陸の孤島で公共交通機関の便が悪く、自宅から車で１５分で行けるのに電車＋バスだと１時間以上かかります。このバス停の横に検問所があり、極稀に免許チェックをしてるようです。学科受験者や免停者が車やバイクに乗ってやってきた時には地獄絵図になります。私は２度ほど悲惨な光景を見たことがあります。



１４時１５分ごろに妻が講習から戻って来ましたが、配布資料にペーパードライバー卒業のための講習チラシが入っていました。私は見たことがないなあと思いましたが、よくよく考えると一般運転者講習以下は交通違反の実績があるからペーパードライバーではないと証明してるようなもんだから配布の必要がないと・・

あと個人的な感想ですが、優良運転者＝ペーパードライバー、あんまり運転してない、免許が青色＝軽微な違反は勲章、運が悪かったというイメージがありますが、職場で総務をやってた時に色んな人の運転履歴証明書とか見てみると、走行距離の長短と免許の色はあまり関係ないと思います。何だかんだで安全運転を心がけてる人は自然とゴールドになるようです。私は万年青で、次も青が決定してますが・・