本日は

今日の作業は、先日から車をお預かりして、ず～っと眺めている、メルセデスベンツ280SEのフルコン依頼車両。



この車は、6気筒のクーゲルフィッシャー。

K－ジェトロよりも頭がよくしかもセッティングはとてもシビアで難しい。

と言うのは繊細なだけで、実はとてもキャブに近いし、シーケンシャル噴射で、その昔Gr.Cカーにも使ったりしていたし、これを使って１３Bエンジンのターボを作ったこともある。

自分が乗っていたBMW2002tiiもこのクーゲルを使っていたし、２００２Ｔｕｒｂｏもこれだ。

73RSもそうですかね。

で話は戻りますが、これも既に純正部品が無くなってきており、さらに乗りやすく出来るのであればと言う事で、いつものフルコンで制御してほしいとのこと。

先ずはダイレクトイグニッションにするか、デスビでプラグコードにするか？

出来れば純正風にと言う事で、デスビ式クランク角センサーは、6気筒だと一番近い年式でRB20Eだ。

それで、このエンジンお制御に必要なセンサー類を探して、やっと手に入ったのでこれで社業開始。

先ず280SEのデスビを引っこ抜いて、採寸して図面を書き、次に日産のデスビをばらしてこれをつかるためのアダプターの図面を書く。



ところが、アダプターに付けたいОリングの溝の直径が、デスビのアダプターに入れる日産デスビの径とほぼ重なってしまう為に、このままでは加工しても駄目だと言う事だ。

それでは、一番上のベアリング部分だけを残して、残りの部分は全て切削して作ってしまおうと頑張りました。



残りの部分は、アルミのムク材からせっせと削り出しました。

シャフトの下のギアに近い部分のシャフトを支持するための、オイルレスメタルを打ち込んで、シャフトのブレをなくします。



これで、後はベンツのデスビをばらして下のギアを外して、シャフト径を計測し、ギアを固定すればまずは第一段階終了かな～。