ワイパーのバキューム通路を何度もばらして、ねじを緩めるために指先が悲鳴を上げ、100回以上も分解組付け。
運転席はリプロの様で、アルミ鋳物にメッキがかかっており、ゆがみがすごい。
カップの方は背直面に何もでっぱりが無いので、定盤面出し。
しかし、蓋の方にはかなりの位置決めのでっぱりや空気通路のガイドなどがあり、仕方なく面にストレートゲージを当てなあらやすりでひたすら面出し作業。
ガスケットも作って組付けバキュームで作動させるも、動きがいまいち。
今度は蓋側のエアの通路を2㎜のエンドミルでそのあと2,5㎜でと大きくして。
それでも動きが良くないので、そもそものバキュームのつなぎ口からと思い、3㎜のドリルでパイプから二の方へ進めると、穴とパイプのセンターが狂っていて、蓋に穴が開いてしまった。
気を取り直してデブゴンで補修。
次に、茶道と停止を切り替えるレバーをの厚みを2㎜~3㎜の板へと変更し製作、こうすれば1㎜分の厚さが増えるのでエアも増える計算。
しかし、これもまた変化なし。
こうなったら最後はそのスイッチ板の下の穴までで隠してやれと、2㎜の穴を2.2㎜へ、さらに2.5㎜へ拡大。
組み付けてバキュームを繋ぐと、勢いが物凄く良い!
早速車両へ取り付けてエンジンを始動しスイッチオン。
今まで早い動きの助手席より速い動きをするようになった。良かった~。
で、今度はエンジンの修理。
キャブやS/CはO/Hし、燃料タンクや機械式燃料ポンプも完璧。
問題はアイドリングで失火する気配。
そこで、プラグの上に有るプラグコードの差し込み金具を外して、メッキ処理されている差込口のメッキを削り落とす。
しかし、気持ち変わった程度。
意を決してデスビを取り外してみると、デスビシャフトは四角で4山。
エンジンは8気筒なので、ポイントが2個ついており8気筒に分配している仕組み。
ポイントが2個違うのものが付いており、ギャップ調整の穴もいまいち。
ポイントのタイミングもくるっているようなので、簡単な絵をかいてプレートを製作して、ポイント位置とギャップの調整が出来るように。
取り付けてエンジン始動し点火時期を合わせて完璧。
翌朝冷間時の始動も、チョークを引いてアクセルを2~3回あおってセルを回すだけでエンジンスタートし調子よくアイドリング。
これこれ~セスナ機のエンジン!
吹け上りも最高に良くなって全くの別物状態。
次に、最後の課題のホーンの修理。
バッテリーの逆繋ぐ事件でホーンリレーもコイルのニスが溶け落ちてだめ。
6V用のリレーを繫ぐもいまいち。
そこでホーン2個を外して分解。
なるほど、振動板の上のコイルが動く振動幅を変えると高音と低温に音色が変わるんだね~。
振動板の受け側が均一になかったので、それも修正しテスト。
バッテリー直で2個のホーンは快調。
しかし、車体に付けてリレーを繫ぐとダメ。
どうやら車体側の配線もだめなようなので、すべての配線を作り変えていざオン!
驚きの音量でこれまた完璧な仕上がり。
シートも両脇が下がってしまいドアにもたれ掛るような運転姿勢になり嫌だったので、シートもバネを変えて強化し、皮の貼り変えを行い終了。
車を地面に降ろすタイミングで、めったにならない携帯電話が。
作業終了を見てたかのようなタイミングで、作業依頼。
今度はACエースのウォーターポンプの修理。
修理できるような状態ではないでしょ~😿。
一応分解して採寸して図面に起こすと、やはりすべてがインチ。
アルミ本体側も浸食でかなり傷んでいるので、どうしようかな~?
まずは近いサイズのベアリングとシールを買って、図面に書き込み、シャフトを作るためのステンレス棒を。
デブゴンで埋めてから再切削しようと思ったけど、よく見るとスナップリング溝がかなりベアリング寸法に近いので、これは下穴を削ってアルミのムクを埋め込み、そこからミリに合わせて再切削でやろうかな~。
Posted at 2019/09/12 12:33:29 | |
トラックバック(0) | 日記