2012年12月19日
車両の差と交通社会
バイクと車
私は大型二輪と普通自動車、中型車(トラック)の免許を持ち、運転する資格を保有しています。
バイクと普通車は通勤に使わず年間約3万(バイク、車を合わせると6万)Km近く運転しています。
中型は運転たことはありますが、1、2度ハンドルを握っただけです。
道路は色々な車種の車両が通行しているわけですが、それぞれ特性が違い、また、運転すると運転時の心理もそれぞれ違います。
今回は私が運転経験が豊富な二輪と普通車に限りますが、普通車を運転中の二輪車、二輪車を運転中の普通車の存在について、また、どちらも運転するが故の視点を書いてみます。
先ずは普通車を運転中
はっきり言って、二輪(自転車も含む)は邪魔です。邪魔というより危険を感じます。
すり抜け。
信号待ちで自車が停止しているときは、まだ致し方ないのですが、普通に走っている時に、隣接する車がいるのに、あいだをすり抜けていくバイクには絶句します。
何らかの理由(路面の変化や障害物)でちょっとハンドルを切ったら接触して大事故につながる。
車としてはシャレにならないですよね。そんな事故。初動は車が起こしていますから、責任が発生する可能性もあるし、接触したバイクが転倒して後続車にライダーがー跳ねられ死亡なんてなったら、人生が大きく狂ってしまうくらいの大事に発展しますよ。
こうしたすり抜け、滅多にないではなく、日常で非常によく目にする風景です。
ほかにもいろいろありますが、代表的なのがすり抜けですね。
次にバイクを運転中
はっきり言って車は邪魔以外の何物でもないです。
タクシーなんか特に。
客を見つけると、バイクがいようがお構いなしに急ブレーキかけて左に急に寄ってきます。
殺す気かと思います。
客を探しているときは、左車線をわき見しながら運転してるのと同じですからね。
あとは遅い。
車は遅いにつきます。(バイク乗車時の心理ですよ(笑))
どんなに弄ってようが何しようが、ノーマルのリッターバイクに勝てませんよ。
そりゃそうでしょ。バイクは170Kgそこそこで190馬力あるんですよ。
パワーウエイトレシオが「g」なんて普通なんです。(普通じゃないかな?笑)
まぁこんな感じですかね。
車は、「変なことされて、危なくて仕方ない。迷惑だ」っと思い
バイクは「チンタラ走りやがって邪魔で仕方ない」っと思ってるわけです。
(全てではないですが、そう思ったことはあると思います)
さて、両方をよく運転する視点からそれぞれを運転している時に注意していることは
先ず車を運転中
都内(市街地)を走っているとき、バイクはウヨウヨいます。
だから、通常走行中は特に何もしません。普通に運転してます。ただ、「バイク=速」いは意識しています。走行中のバイクは意外と倒れないんです。多少接触しても倒れません。
しかし、脅かす(左右に振ったり)とフロントブレーキを握り込み自爆されるかもしれないので、回避する場合はブレーキをかけて止まるを最優先で選択できるようにしています。まぁ、都内は30mおきに信号がありますから(笑)
停止前や右左折時は、かなりバイクの存在を意識します。
例えば信号を左折するとき。対面信号が赤の場合は、とにかく左にめいいっぱい寄せます。
バイクに「行けるかな?」っと絶対思わせないくらいに寄せます。
この「無理」っと判断をさせることが重要とだと思います。
「行けるかな?」では無理にでも突っ込んできます。無理に突っ込んでくるのですから、
自車や側壁に接触したりする可能性があります。
「無理」と判断させれば、自車の後ろで止まるか、車線変更して右に出ます。どちらにしても
バイクは一度止まります。道がすいているときは普通に車線変更して右に出るでしょう。
この行動を取らせることが自車を守り、ライダーを守る事につながっていると思います。
渋滞時に対向車が道路を横断して駐車場等に入ろうとしている時、道を譲る際は特に左を締めます。
バイクで走行中何度もこの事故を見てますし、自分も危うくという場面がありますので、ここはバイクに
行かせないことが双方の為と思っています。
同様に渋滞の交差点の右折時は、渋滞中車両の前で必ず止まります。
直進が複数車線ある場合は、車線ごとに止まります。
一度止まって、ゆっくり進み、自分の顔を見せてからバイクが来ないことを確認します。
これは癖です。都内でこのシチュエーションの場合100%バイクは来ると思っています。
次にバイク乗車時
自分の存在が車側に伝わったことを確信するまでは特殊な動きはしないようにしています。
特殊な動きとは、追い越し、追い抜き、すり抜け等。
都内ではもちろん走行している車をすり抜けて追い抜くなんてことは私はしません。まぁ大型バイクで
それができるかというと無理ですから。というより、怖いです。
まして、バイクの存在に気がついていない車を追い抜くなんて、次にどちらに曲がるかわからないし、
急ブレーキをかけるかもしれない・・・。
怖くて抜かすなんてできません。
渋滞中のすり抜け。信号待ちでの前に出るすり抜け。これも自己の存在に車の運転手が気がついていることが確認できたら前に行きますね。
車が完全に停止していて十分なスペースがある場合は前に行きます。
ただし、渋滞時の交差点ではやはり停止します。
もしくは、右折車が視界に入り、運転手とアイコンタクトが出来て、意志が伝わったことが確認できたら
減速にとどめる場合もあります。
バイクに乗っているとき、前車のルームミラーやサイドミラーをよく見ます。
ミラーの運転手の目線が私に向けられいれば私の存在に気がついている。
全然後ろを見ないのであれば、気がついていないという判断をしています。
後ろを気にしないドライバー。近くに寄るだけで怖いので、避けるか、強制的に気がつくような事をします。(大体は避けますが(笑))
さて、ではこのブログで何が言いたかったか。
バイクと車、特性が違う以上に運転中の心理が大きく違うんですよね。
両方を運転する人でも、バイク乗車時と車乗車時、心理は大きく違うんです。
でも、事故を起こしたくないという気持ちはみんな持ってると思います。
車乗車時、バイク乗車時の心理を参考にして、バイクライフ、車ライフの安全な走行に役立てて頂ければ幸いです。
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Posted at
2012/12/19 12:04:49
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