スポーツをするうえで、水分補給は欠かせない。そして、青少年スポーツでは水分補給が教育につながることもある。中国メディア・今日頭条は28日、「日本のサッカー選手の給水シーンを見て、サッカーは単にサッカーではなく、重要な教育的意味を持っている」とする文章を掲載した。
記事は、「日本のサッカーは、中国サッカーよりもかなり先を進んでいる。特に細かい部分において学ぶべき点が多い」と紹介したうえで、先日中国で行われた、青少年サッカー大会に出場した、日本のクラブチーム選手の行動が、「中国の選手にとって良い教材になる」とした。
その行動とは、「試合中に水分補給する際に、日本の少年選手たちは、ペットボトルに直接口をつけない」というもの。そうすることで1本をみんなで、飲み回すことができ、浪費が防げると説明している。また、試合後には飲みかけのボトルに入った水を、まとめてさらに飲み続け、空になったボトルは、回収箱に入れると伝えている。
記事は、「中国のスーパーリーグでは、このような状況は多く見かけない。みんなそれぞれ新しいボトルを開け、口をつけて、一口二口飲むと放り投げる。そして、飲み終わらなかったボトルは、そのままゴミ箱に捨てられ、水がムダになってしまうのだ」とした。
そのうえで、「スーパーリーグの、各クラブはお金を持っているが、細かい部分への意識に関して、選手たちは高めていくべきだ。ビッグネームに慣ればなるほど、細かい点にまで気を配らなければならない。なぜなら、スターたちの言動1つ1つが、サポーターたちに影響を与えるのだから。中国サッカーが日本との、距離を縮めたいのであれば、サッカーのテクニックのみならず、細かい部分やピッチ外に対する、意識も高める必要があるのだ」と論じている。
子どもの頃、身につけられなかった習慣を、大人になってから身につけるのは難しい。逆に、小さい頃からやってきた習慣は、大きくなっても続けられることが多い。中国サッカーの将来は、次世代の子どもたちを、どう「育てる」かにかかっているのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2017-08-05 09:12
Posted at 2018/08/31 14:22:35 | |
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