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先般、箱根から水が塚あたりの箱庭的ワインディングを走り回って、非常に悩ましかったのがギアの選択だった。

SⅢのパワーバンドは5000RPM～8000RPMなので、敏感なアクセル反応と加速を得るためにこの領域で走りぬけることが必用。それに6気筒に比べるとこのEGは回転領域を上手に使うことで始めて生き生きと走れるということを痛感した。

しかし、僕の後期型のギア比は2速/2.20⇒3速/1.40だから2速、7500RPMでシフトアップすると4500～4700辺りで繋がることになりパワーバンドを若干外れて待たされ感覚が残ってしまう。逆に3速5000RPM辺りでシフトダウンしようものなら、いきなりタコメーターが8000RPMに跳ね上がり、どきりとさせられてしまう。

そこで結論････クロスミッションが欲しい!!　前期型は2速2.40/3速1.77（74％）、Evoでは2速2.40/3速2.22（93％）となっている。やはり多くの30ユーザーが初期型ゲトラグを指向する理由が良く分る。

初期型のファイナルこそ3.25なのでこれは検討すべきだが、3.72-2.40-1.77-1.26-1.00と言う繋がりは如何にも快適な加速とギア選択の楽しさを齎しそうだね。これにファイルナル4.10を組合わせるのが最もスポーツ指向として王道だろうか？　それとも3.5～3.8辺りのファイナルを選ぶか････

7月の宿題････クロスミッション化とデフ改修★

もう直ぐ、1年が経とうとするA3 2.0T SPORT BACK。相変わらず健気に、元気に、毎日、僕の仕事をサポートしてくれている。

さて、約6000ＫＭを後にして幾つかの感想････

■僕の一番のお気に入りは何と言ってもこの鮮やかな「赤」!！多少疲れているときでも、この鮮やかな赤に近づくと働く気が沸いて来るのだね。曇天でも素敵なリフレクションを出してくれる。

■直噴ターボ＋DSGは賢くて燃費が良いのだ!!　殆どが自宅と都心近辺の短距離走行だけれど平均燃費が8.5ＫＭ/Ｌは立派。高速クルーズをすれば11ＫＭ/Ｌを超える。特にＳⅡ.Ⅲから比べると断然、小食だが、比較の対象が間違いと言う意見も有り。

■スキルチタンコートは凄い!!　光触媒効果のコーティングをして後は野ざらしの状態だけれど、２～３週間毎に水洗いするだけで写真のような綺麗な赤が蘇る。無機質素材の親水効果で水玉が作られないのでレンズスポットも出来ない!!

■ボディもしっかり、エアコンもばっちり、トラブルフリー（当たり前かな？）というありがたさ。そう言えば、この車のボンネットを一回も開けていないや！中に何が入っているのか知らなくても十分だね★

そんな訳で、この賢く自己主張しないアウディ君は鮮やかな赤と共に2年目を迎えることになった!!
新年度も宜しく～

箱根のような箱庭でグルグルと走っても中々、オドメーターが進まないけれど、今回、知人のリクエストの応えて回ったコースは、中々、走り甲斐があって面白い。

「沼津⇒1号線⇒芦ノ湖スカイライン⇒箱スカ⇒長尾峠⇒東名（御殿場～裾野）⇒富士方面⇒水が塚⇒山下り⇒富士宮」

こんな大きな一筆書きコースをぐるりと回るとタイトコーナーから高速区間まで網羅できて、実に面白い、車の性能が良く分るテストコースのような面持ちを楽しめる。

尤もこの日は、東京～沼津間も箱根経由で、帰路も裾野で降りて再び、水が塚から71号線を走り、鳴沢を抜けて中央というルートを辿ったので、大ワインディング大会になってしまった。自分でも実に「馬鹿だな～」と思いつつ、ついつい楽しんでしまう。それ位、ＳⅢのコーナーリングが原始的でワクワクするものだったんだろうとお思う。

そんな訳で、久しぶりにガソリンを入れながら走り回るという若すぎる行為に没頭してしまった。
あ～楽しかった!!

次は漸くサーキットに持ち込む順番になったね★

本当に久しぶりに箱根界隈で走る、凡そ1年半振り、しかもＳⅢデビュー!!
この日は、ある事情で目下、ステアリングを握れない知人をナビシートに迎えていたので、大人の走りを心がけるが、最終的にはお互いに「きゃ～きゃ～」と喜びながらたっぷりと走ってしまった。

所で、SⅢたるや箱根でどうだったか･････結果的に想像以上の楽しさと驚きで、炎天下の中、エアコンもつけずに1日で480ＫＭも走り抜けた★

回頭性が良くてリアも回りたがるというのは日常でも感じていたけれど、タイトなコーナーの続く芦ノ湖や長尾峠を繰り返し走ると、その爽快感とコントローラブルさには本当に驚かされた。パワーで曲がっていく36ＳⅡと異次元、まるでバイクのような感覚！

だから、曲がることが楽しいの何の!!　
良くストロークし変化がリニアな脚と強力ブレーキを使いＨ＆Ｔで回転を合わせターンインすると殆どニュートラルでクルリと回り込める。そしてターンアウトに向けて少し早めにアクセルを開けてるとお尻がむずむずとする刺激が起きるのだけれど、このプロセスが本当に分り易いから、自然にワクワクする走りになる。

思わず「あっ～　俺って何て素晴らしいドライバーなのだろう」と酔ってしまえる位の楽しさ!!


こんな訳で久々の箱根を充分に楽しんだのだけれど、大きな宿題を発見。僕の88年モデルに付いている非クロスミッションのギア比では箱根のような所では辛い。つまり2速では吹け切ってしまう一方、3速では回転が下がりすぎるという２～３速のギャップ問題!!
やはりゲトラクへ換装かしら･････

インチアップとフロントブレーキのリニュアールをセットで対処することが今回の大きな狙い。

SⅡに装着されている強力無比なiDing-ap共同開発のＦ6pods, R4podsブレーキ感覚に慣らされているから、普通のブレーキが恐いという軟弱者の僕にとっては、30Ｍ３はヒヤヒヤものだった。

何せ心臓は最新で、足が20年前と言う組み合わせだから、GO!には機敏だけれどSTOP!は聞いていられないという組合せだった。

そこで匠が開発したのがこのハイブリッド型ブレーキシステム。Ｂ社製では申し訳ないという気概でまた、一から作ってしまった。パッドとローターはap-iDingオリジナル＋アルミ製マウントは金色オリジナル＋キャリパーはある既存車種の適用という組合せは、流石に強力な制動力を発揮してくれるね。

マスターバック容量の制限から36のような踏力とリニアな感覚は宿題だけれど、ＳⅢの相棒として相応しい能力を持つブレーキには感謝したい★
心配したリアとのバランスも問題無く速度容量に負けない力を発揮してくれる、やはり1200ＫＧという軽さが武器と言うことをつくづく感じ入る。

それにしてもこの黄金色マウント！　風水的にはお金が近寄ってくるという意味を表しているようだから、ＳⅢじゃなくてオーナーに寄ってくることを祈ろう!!