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オナキンのブログ一覧

2022年05月01日

ｷﾂ過ぎるのも考えもんやで(´･ω･｀)

年末から新たに使用しているAVSというﾎｲｰﾙですが、ｺｲﾂに問題があるのが発覚したので、2本だけですが直してきました( ´∀｀)

このﾎｲｰﾙは中空ｽﾎﾟｰｸや軽量な事がｳﾘでしたが、個人的にﾀｲﾔﾒｰｶｰのﾎｲｰﾙが信頼出来る事、見た目が地味で知らない人には純正っぽく見える事、そして7J＋50というS-MXにはﾋﾟｯﾀﾘの大人しいｻｲｽﾞがある事、そして最大の決め手がﾊﾌﾞｻｲｽﾞが60mmという大きさでした

一般的には社外品のﾎｲｰﾙのﾊﾌﾞ穴は大きめになっている事が多く、汎用性重視での事だと思いますが、このﾎｲｰﾙｻｲｽﾞはﾊﾌﾞｻｲｽﾞが60mmしか設定が無く、一部の車種のみに設定した為だと思われます

しかしS-MXのﾊﾌﾞｻｲｽﾞは64mmあり、穴を拡大しないと入りません

このﾎｲｰﾙは長年探して中古で入手しましたが、色が私の好みでなかった事もあり、専門業者にﾊﾌﾞ穴の拡大と、ﾘﾍﾟｱ後にﾊﾟｳﾀﾞｰｺｰﾄでｼﾙﾊﾞｰにﾍﾟｲﾝﾄしていただきました

某ﾃﾞｨｰﾗｰに勤めているﾒｶﾆｯｸの後輩から昔に聞いた話なんですが、一部の高級車の純正ｱﾙﾐが、ﾊﾌﾞ穴の精度が良すぎて外すのが大変らしく、ﾀｲﾔを蹴りまくらないと外れない程だったそうです

このｷﾞﾘｷﾞﾘを攻めたｸﾘｱﾗﾝｽ設定が、外すのは大変なものの、ｾﾝﾀｰのｽﾞﾚやｽﾀｯﾄﾞﾎﾞﾙﾄへの負荷を考えると、さすが高級車だと思ったと言っていました

その話を聞いて以来、ﾎｲｰﾙのﾊﾌﾞ径は攻めたｸﾘｱﾗﾝｽにしたいと長年考えていたので、今回のAVSは是非ｷﾂめにと思っていました

ですが、出来上がったﾎｲｰﾙを車体から外そうとすると、ﾀｲﾔを蹴っても蹴っても外れず、外すのに1本あたり約30分もかかり、全身筋肉痛になりましたｗ

これはさすがにｸﾘｱﾗﾝｽの設定ﾐｽなので、絶妙になる様に研磨します

まずは削らない部分を養生します

ﾊﾌﾞ径を拡大研磨する道具ですが、手持ちの道具でこんな物を使いました

これはｴﾝｼﾞﾝのｼﾘﾝﾀﾞｰの研磨でﾎｰﾆﾝｸﾞという仕上げ作業をする為の物で、ﾄﾞﾘﾙの先にｺｲﾂを付け、先端が砥石になっています

砥石に切削油を塗布し、ｼﾘﾝﾀﾞｰに当ててﾄﾞﾘﾙを回転させると、遠心力で先端部分が拡がりながら研磨出来ます

φ数が対応する大きさなのか一瞬考えましたが、よく考えてみると、昔ﾐﾆのｴﾝｼﾞﾝを組む時にこの道具を使っていて、ﾐﾆ1000のﾎﾞｱと同じφ64だと気付きましたので問題ありません

恐ろしくｱﾅﾛｸﾞな道具なうえ、精度も作業者のさじ加減でどうにでもなってしまうので、慎重に、時には大胆に（?）、じっくり研磨しました

これで、300回以上ｹﾘを入れないと外れなかったのが、3～4回蹴るだけで外れる様になり、ｷﾂ過ぎずﾕﾙ過ぎず理想のｸﾘｱﾗﾝｽになりました( ´∀｀)ﾒﾃﾞﾀｼﾒﾃﾞﾀｼ

「連れてってくれたまえ(・∀・)」

何シテル？ 03/24 16:36

部品の改良や、ｾｯﾃｨﾝｸﾞを考えるのが好きな牡牛座の毒男です(￣∀￣*)

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