CLA リヤブレーキパッドの交換手順、完結編(前編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
2
キャリパーマウント2か所を緩めます
ネジロック剤が塗布される箇所です
インパクト的にプラスチックハンマーで叩くと外れ易いですね
奥のボルトがM13、
手前のロックナット(プッシュロッド側)がM16です
上側は電子ブレーキシステムが邪魔なのでメガネレンチ入りません、
ロック側同様、スパナで外します
ネジナメないようにご注意
3
続いて下側のキャリパーサポート
同じくM13とM16です
プラハンでカツンと回したら
ラチェットメガネレンチでサクサク外します
4
キャリパーを取り外すのですが、
既に擦り減ったローターに、パッドが押し込まれ喰ってるのでキャリパーを戻さないと外れません
この時代のメルセデス、半自動運転
レーダー走行時、リヤの電子ブレーキを使って自動的に速度調整しているので、リヤの電子ブレーキシステムをリリースしないと、キャリパーを戻すことができません
加えて、キャリパー戻しのこのツール
リヤのキャリパーに挟める場所がありません
キャリパーマウントから、キャリパーを取り外すまではコイツは使えません
5
リヤの電子ブレーキシステムをリリースします
*電子サイドブレーキを解除する*
①ブレーキは踏まない状態で、キーレスゴーのエンジンスタートボタンを2回押します
②ステアリング下側のサイドブレーキの解除ボタンを手前に引っ張り、電子サイドブレーキを解除します。
にゅいーんと音が聞こえるはずです
③一旦、エンジンスターターボタンを一度押して、オフ の状態に戻します
④ブレーキは踏まない状態で、
エンジンスターターボタンを1回だけ押した状態にします
↑この状態でしかリリースモードに移れません
6
①ステアリング左側のスイッチを使って、スピードメーターの液晶をODDメーター(走行距離の表示)にしておきます
↑この状態でないと、次の操作が有効になりません
②ステアリング右側📞電話をかけるボタン
ステアリング左側OKボタンを押して
秘密のモードに移ります
③先に電話をかけるボタンを押しっぱなしにします
(先にOKボタンを押してしまうとODDのリセットをしてしまいますので)
④(電話をかけるボタンを押しっぱなしの状態で)OKボタンを押しっぱなしで5秒ホールドします
7
ウラメニューに入ります
①ステアリング左側のスイッチ
⬆ ⬇ OK ↵ を使って操作します
ブレーキパッド交換
下に赤い線が表示されて選択されている事を表します
②ブレーキパッド交換を選んで
③ステアリングスイッチでOKを押します
8
① 『OKボタンでフィッティングポジションに移動 リターンスイッチで中止』が表示されたら、ステアリング左側スイッチ群からOKボタンを押します
②『フィッティングポジションに移動中』が表示されます
電子ブレーキの動作音が15秒ほど、にゅいーんと鳴ります
③←先にブレーキパッドの交換を行います、その後ここを操作します。
暫く放ったらかし状態のまま、アクセサリーオンの状態で放置します
9
キャリパーをキャリパーマウントから外すコツです
キャリパー戻しツールは入りませんのでブレーキパッドのこのブレーキセンサーを押し込むプレートのくちばし部分
ここにラジペンを挟んで、ラジペンを開く方向にパワー💪です
手のチカラで十分戻すことができます
パッドがローターの食いつきから戻す事が出来たら、このようにキャリパーをマウントから取り外す事ができます
10
キャリパー戻しツールで限界までキャリパーシリンダーを戻しておきましょう
ブレーキフルードがタンクに戻されますので、エンジンボンネットを開けて、ルーム内ブレーキフルードのキャップを開き、万が一ブレーキフルード戻りが溢れても良いようにウエスでも巻いておきましょう。
11
フロントブレーキパッド交換の際にあった、純正ブレーキパッドに付属品の謎のプレート4枚、実はリヤで使う部品なのでした。
よってCLAのフロントにはこの金具は使わない。
CLAのフロントブレーキパッドにはプレートの機能が内蔵された板バネ構造が付属しているブレーキパッドだったという事がわかりました
何でも経験しないとわかりませんね!
12
リヤ側、X117にはブレーキセンサーがありません。
電子ブレーキ、すなわち自動運転を使うのはリヤ側だけですが、フロントの方が減りが早いようです
定期的に見ますが、同じ周期で交換するのが簡単なので一緒にリヤも交換します
まだ5ミリほど残量は残っていましたが、交換したらドッカン抜群の効き具合に戻りました
僕、リヤもディンプル(穴掘り加工されている)bremboのローターを組んでいます、このローター、AMGのブレーキ並みに初動からドッカン効きます
飛ばす人には絶対おすすめのブレーキローターです、純正のソリッドローターより5000円ほど割高ですが、体感効果は抜群です
13
金具は溝にハマる構造
マイナスドライバーでコジって外します
上下に片側で2個あります
14
ブレーキパッドに付属品のプレートです
キラキラ未塗装面が内側です
てかその方向意外で組めません
15
ブレーキクリーナーでガッツリ清掃後、プレートを上下2枚はめときます
キラキラ未塗装が内側です
16
プラスチックハンマーではめときます
17
新品パッドを組み込みます
付属品のプレートから滑り込ます感じです
18
こんな感じ
19
隙間なくガタつきが無い用に確認しときます
20
このプレートが前進、後退時にパッドが上下に動くのを抑制させて異音が出ないようにさせてます
フロント側はパッドの端っこに板バネ構造の部品が組み込まれていますのでフロント側にはこの部品は存在しない、が正解でした。
何事も経験から証明されます
21
上側です
なにせ世の中、親切な写真が転がって居ないので。
22
キャリパーを組みます
シリンダーを十分戻しておかないとハマらないですよ
23
キャリパーサポートの固定ネジ
M13上下2本、ネジロック剤を塗布します
りやは何故かフロントよりトルク増、締め付けトルクは35N・mです
24
M13ロックボルトを2本組みます
25
M13と薄型M16のスパナ
M13側はラチェット式のメガネレンチが便利でした
上側は電子ブレーキシステムが邪魔で入り難いです
みんカラ謎の整備手帳で25枚制限に到達です、丁寧な整備手帳を心掛けると60枚位写真掲載させてほしいといつも思います
大した作業ではありませんが、
初めての方でも作業に困らないよう
乘せていきますので、後編でまたご説明します
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( ブレーキパッド交換 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク