上官殿!
少し時間が空いてしまいましたが、先日予告を致しました、
北海道への遠地自走偵察活動報告を行わせていただきます!!
(上官殿)・・・・・・
上官殿?
(上官殿)・・・きた・・・た・・・
???
(上官殿)私も北海道行きたかった!!!
でも上官殿、5月の大型連休はご友人と温泉に行かれるとおっしゃっていたので・・・
(上官殿)ぐぬぬ・・・まぁ仕方がない・・・報告を始めよ。
はっ! (`Д´)ゞ ビシッ!
1日目 【4月30日(日)】
《大洗港フェリーターミナル》
今年も北海道遠征のスタート地点となる、大洗の地。
深夜1:45に出港、苫小牧港への到着は同日19:45の予定です。
出港の2時間くらい前から、車両の乗船が始まります。
乙三三式車両改のようなシャコタンは、アップダウンの多い船内での移動が限られる面倒なクルマ(すみません)なので、いつも最後の方に乗船です。
出港予定時刻より、若干早めに大洗港を出発。
時間は既に深夜なので、船が岸から離れたのを見届けた後、直ぐに就寝。
一度も目覚める事なく、起きたら10:30を過ぎていた。(熟睡)
天候はイマイチだが、今日は一日移動日なので問題なし。明日からに期待です。
船は予定通り苫小牧港へ入港し、
乙三三式車両改と共に、下船の準備を開始。
そしてついに・・・
乙三三式車両改と共に、今年も北海道の地へ!
《苫小牧港フェリーターミナル》
ナビに表示される”
北海道 苫小牧市”の文字。
これを見て、改めて北海道に来たことを実感 ( ;∀;) ジーン
とは言え時間はもうすぐ20時。
今日はひとまず、苫小牧港からほど近いホテルに宿泊します。
2日目 【5月1日(月)】
《苫小牧駅 付近》
北海道偵察活動の、実質初日。
天気は快晴!! 早速目的地へ出発進行!!!
・・・の前に、腹ごしらえ。
《海の駅 ぷらっとみなと市場》
苫小牧駅・フェリーターミナルから近い場所にあり、主に海鮮料理を得意とするお店が、早朝から営業しています。
この日食したのは、”日替わり海鮮丼”。
目の前で大将が包丁を入れ、切り身をどんどん載せていきます。
さすが北海道、とにかくネタが新鮮。
朝から大満足し、乙三三式車両改を東へ走らせます。
走り慣れた
日高自動車道を
日高富川ICで降り、北海道
旅 偵察活動の、最初の目的地に到着。
《ひだか・ホース・フレンズ》
競走馬を引退し、更に種牡馬・繫殖牝馬(子孫を残す)としても引退した馬たちを支援する認定NPO法人「引退馬協会」の会員であるワタクシ二等兵。
今回も支援をしている馬たちに会うために、北海道までやって来たのです!!
ただしこちらの牧場、関係者以外は原則立入禁止ですので、ご注意ください。
この牧場でワタクシ二等兵が支援している子は、2頭。
メイショウサムソン
中央競馬、それも最高位のG1レースだけで4勝。
2006年の皐月賞・東京優駿(日本ダービー)に勝ち、ディープインパクト以来の史上21頭目となるクラシック二冠を達成。
また2007年には、天皇賞(春)・天皇賞(秋)に勝利。こちらは何と、史上4頭目の”同一年天皇賞春秋連覇”を果たした、超一流の名馬です。
そんなサムソン君ですが、超一流馬のお決まりである気難しい性格とは無縁。
かなり懐っこい性格で、人がいる所に自ら寄っていくタイプです。
(引退馬協会 撮影)
厩舎の方いわく「人間が自分に危害を加えないのを、完全に理解している」との事。
またファンサも完璧で、サムソン君がワタクシ二等兵をじーーーっと見ていたので、「どした?」と首をかしげると・・・
サムソン君も「(。´・ω・)ん?」って感じで、首を傾げ返してきました(笑)
ディープスカイ
2008年のJRA賞最優秀3歳牡馬に選出されている、こちらも超一流の名馬。
NHKマイルカップ・東京優駿(日本ダービー)と、G1レースを連勝しています。
ファンからは”プスカ君”の愛称で呼ばれ、そのイメージ通りの愛らしい性格の子です。
(引退馬協会 撮影)
キラキラ輝く栗色の馬体・たてがみ・しっぽ、そして特徴的な大きな流星(顔にある白い模様)にパッチリお目目と、見た目も美しいお馬さんです。
気が付いたら1時間30分くらい滞在していた。
やはりお馬さんに触れ合っていると、あっという間に時間が過ぎる・・・
支援している2頭に別れを告げ、次の目的地へ。
《Yogibo ヴェルサイユリゾートファーム》
多数の引退した名馬のいる牧場ですが、こちらは関係者でなくとも見学可能な施設です。
また牧場名の最初についている”Yogibo”は、日本のソファー・クッションメーカーで、この牧場自体のスポンサーでもあります。
両社のパートナーシップのきっかけとなったのは、この動画。
現在も施設内の至る所に、Yogiboが設置されています。
さて目的のお馬さん巡り。
まずは・・・
オジュウチョウサン
障害競走馬として活躍し、昨年2022年末に引退したばかり。
中央競馬での最多勝利数(通算20勝)を誇り、最優秀障害馬に5回も選出(2016~2018年・2021年・2022年)など、数々の記録を打ち立てました。
JRAが障害馬初のグッズ発売に踏み切るなど、マイナーなジャンルとされがちな障害競走の枠を飛び越えたアイドルホースとして、高い人気を博しています。
(ワタクシ二等兵 撮影)
タニノギムレット
2002年の東京優駿(日本ダービー)に勝った名馬なのですが、ここ最近彼の知名度を大きく上げたのは・・・
※30秒あたりに注目
後ろ足蹴りによる、牧柵破壊!
頻繁に壊しまくるものだから、ついには”破壊王”の二つ名まで付けられています。
とは言え彼は決して暴れ馬ではなく、むしろここに所属する馬の中でも一番扱いやすいそう。 ただ柵壊すのが面白いから蹴るだけ、つまりライフワークです。(そうか?)
それよりも問題は、その柵が1枚3,000円と高い!とのことでした。
実際タニノギムレット自身、人には非常に友好的。
(ワタクシ二等兵 撮影)
全く恐れることなく、こちらが変な動きをしない限り嚙みつこうとすることもなく、このようにメッチャ顔を近づけて来てくれます。
ローズキングダム
2009年の朝日杯FS、2010年のジャパンカップと、G1レースだけでも2勝。
特にジャパンカップは”国際G1”と呼ばれる、外国馬も出走可能なビッグレースです。
そのローズキングダム、じっと何かを見つめています。
敷地外に止まっている車両を見つめていました。
牧場の入口に一番近い牧草地にいるので、不審者監視が彼の役割の様です。
お馬さんムーブはここまで。
正直もっと長い時間居たかったのですが、他にも行ってみたい場所があるので、泣く泣く移動開始。
日高地方から今度は西へ。
日高自動車道から
道央自動車道、
札樽自動車道へと進み、
後志自動車道の終点である
余市ICから
国道229号へ。
左に見える”
ワッカケトンネル” 手前にある、側道へと侵入。
この側道は、国道229号の旧道。
前方に閉鎖されたトンネル跡が見えて来ると、この旧道は行き止まりになります。
もちろんこの廃トンネルがお目当てではありません。
Uターンし、トンネル手前にある海側のスペースに乙三三式車両改を止め、目的地へ。
《えびす岩・大黒岩》
左側の今にも倒れてしまいそうなのが、えびす岩。
鳥居が建っているのが、大黒岩です。
特に えびす岩。
近くで現物を見ると、本当にスッゲー形。
そう遠くない未来に倒れてしまうでしょうから、正に今が見頃。といった所でしょうか。
奇岩を堪能したワタクシ二等兵、余市町から更に西へ。
積丹町を目指します。
前方の山はまだ雪景色。
《神威岬》
積丹半島の北西部から日本海へと突き出した岬で、かつてはここに住む女性の神様の罰を恐れ、1856年(安政3年)までは女人禁制の場所でした。
美しい海と悲しい伝説を併せ持つ神秘の場所として位置付けられ、岬の付け根から先端までは「
チャレンカの道」という遊歩道があります。
だいたい片道20分もあれば十分ですが、高い所を通るので、高所恐怖症の方はツライかも。
岬の先端からの景色。
特徴的なローソク岩(画像中央)と、この曇った空模様でもハッキリと分かる海の青さが目立ちますね。
この日は夕方になって雲が出て来ましたが、天気の良い日にまた来てみたい場所でした。
さて、これにて本日の偵察活動は終了。
本日の夜営地である、札幌へと向かいます。
《札幌・すすきの》
夜営するホテルからほど近い立ち飲み屋にて、札幌の夜を過ごします。
大阪から来たという20代~30代のエンジニアの方々と盛り上がり、「次の店にも一緒に行きましょう!」という流れになったが、明日は朝早く出発するため、泣く泣く私のみ撤退。。。
北海道偵察活動1日目にして、早くも時間が足りない・・・
次回は札幌の街を出発し小樽へ。その後、稚内まで一気に北上の予定でございます!!
(ニッカウヰスキー 余市蒸留所にて撮影)
(つづく)