1947年に始まるフェラーリの歴史。
半世紀にもおよぶその歴史は、スーパースポーツの歴史
そのものといっても過言ではありません。
フェラーリNEWフラッグシップ550 maranello
伝統のベルリネッタボディ、そしてスポーツカーの原点ともいうべきFRレイアウト。
バリアブル・ジオメトリー・インテーク・システム、ASRトラクション・コントロール・システムなどの先端テクノロジー。
フェラーリのクルマ創りの哲学と技術が、余すところなく注ぎ込まれた
次の世代へ語り継がれるべき一台です。
Ferrari 550 maranello
(発売当初のディーラー広告より)
SPESIFICATION
FERRARI 550 マラネロ
全長X全幅X全高:4550X1995X1277mm
ホイールベース:2500mm
トレッド (F/R):1632/1586mm
車両重量: 1690kg(乾燥)
空車時前後重量配分:前軸50%:後軸50%)
エンジン型式:65度V型12気筒DOHC4バルブ
エンジン形式:F133
ボアxストローク: Φ88.0X75.0mm
単室気筒容積 :456.19cc/5473.9cc
圧縮比/燃料/タンク容量: 10.8:1/無鉛ハイオク/114L
エンジン制御:ボッシュ・モノトニックM5.2
燃料供給装置:電子制御気筒毎順次燃料噴射
エンジン単体乾燥重量:235kg(2.06bhp/kg)
最高出力:485bhp/7000 r.p.m.
最大トルク:58.0kg-m/5000r.p.m.
L当たり出力:88.6bhp
エンジン潤滑方式:ドライサンプ式強制潤滑
クラッチ型式:乾式単板
変速機:6MT+Rev.
変速比:3.154、2.176、1.565、1.185、0.935、0.757
ステアリング型式:ラック&ピニオン/ZFサーボ・トロニック油圧アシスト
ステアリング・ギアレシオ:13.8:1
サスペンション:F/Rダブル・ウイッシュボーン+コイル/スタビライザー
制動装置:F/Rベンチレーテッド・ディスク
ホイール:F8.5Jx18、R10.5Jx18 アルミ軽合金
タイヤ:255/40ZR18、R295/35ZR18
最高時速:320km
0-100km/h加速:4.40sec.
0-400m加速:12.5sec.
0-1000m加速:22.5sec.
価格:2390万円
ちょうどこのクルマがデビューした直後から
自分だけのスーパーカーブームが始まりました。
きっかけは何かのマンガで見たLP400でした。
そのあとテスタのデザインにも引き込まれ…。
W12やチゼタも好きでした。
V12ミッドシップならではのスタイルが今でも好きです。
その後、就職、結婚等を経て、2012年。
自分の中でのスーパーカーブームはピークを過ぎていました。
でも、とある何かの弾みで見た中古車サイトに掲載された赤い初期型ディアブロを見て、
自分の中で何かが蠢きました。
簡単に言えば只の物欲ですが、
自分にとって遠い存在であったスーパーカーが
初めて(価格面で)身近な現実的な物に感じられました。
それから毎日何度もサイトを見て、
「まだ売れてないかなあ」と確認し、
掲載されていることを確認して家族に購入を相談して
断られる日々が暫く続きました。
そのディアブロはほどなく売れたようで、
見に行ったり問い合わせをすることもありませんでした。
でも、そこから「現実的に購入可能なスーパーカー探し」が始まりました。
家族とも話し合いを重ねるなかで、
現実的な選択肢として、マラネロに絞って暫く探し続け、
家族と一緒に訪れた、とある中古車屋で見つけた
ロッサコルサのマラネロを購入することを決意。
2013年2月、アベノミクスで日本が少し盛り上る前に、
今が底値?と思い、一念発起で購入。
ホントは今回の「蠢き」の切っ掛けとなったディアブロが欲しかったのですが、
若干予算オーバーなのと、玉が少なくて
良い個体に巡り会うのが難しいと判断。
次に以前憧れたテスタが欲しかったのですが、
さすがに古いので、世界欠品のパーツも増え、
部品価格が高騰しているようなので、
車体を買えても維持できないのではと断念。
V8(348,355,360)も考えましたが、
タイベル交換が手間なのでコスト高めなのと、
予算的に低走行の良個体が買えそうにないので断念。
355あたり、良いと思うのですが、
年式や程度に対して、ちょっと高過ぎですね、今は。
あとは、どうせ乗るなら普通のクルマではあり得ない
V12だろ、というの動機もありました。
R35やNSXなど和製スーパーカーも検討しましたが、
趣味のクルマなので、日本車ならではの信頼性は要らないし、
思い切って昔憧れたフェラーリかなと。
半ば消去法的なクルマ選びでしたが、
さすが現代版V12、今のところ大きなトラブルありません。
まあ、週末しか乗りませんし、
基本的に近所を流す程度で、それほど飛ばすこともないので、
クルマにあまり負担かけてないからかもしれませんが。
でも不思議です。
あの当時、雑誌で現行モデルとして取材されていた
マラネロが、自分の手の届く存在になって、
さらには実際に所有できることになるなんて。
思っていたよりも小振りなステアリングと
シフトノブを握る度に、そんな気持ちになります。
車格からすると不当なほど割安な中古市場のが幸いして
所有出来ていることも、少し複雑な気持ちになります。
でも、これも家族の理解があればこその贅沢…。
けっして至れり尽くせりのメンテをしてあげられる
経済環境じゃありませんが、
子供の学費捻出や不測の海外転勤に備え、
次のオーナーのことも考えつつ、
最低限のコンディションを維持できるよう、
時にはDIYも交えつつ、メンテナンスをしていきます。
ここではこのクルマの記録を残していくことを主眼として、
日記やパーツレビュー、整備記録をアップしていきます。
未来のオーナーが振り返ることができる、
そんな記録集にしていきたいです。
2013.3.8納車。
29,532km
2016.4.19売却。
35,780km