2017年3月25日、今日は早朝からスタッドレスタイヤを夏タイヤに交換。しばらくのんびりしてから用事をひとつ済ませて、その後はS自動車さんでオイル交換。
午後から少し時間ができたので、タイヤの慣らしがてら、東海環状道で多治見市まで行ってきました。
行った先は毎度の線路下の煉瓦暗渠。この関係の情報のやり取りをさせてもらっている「よとと」さんが、ご自身のサイトに多治見市内で確認した背高の煉瓦暗渠の写真を掲載されていたのを見て、「こんなものがあったとは。これは近いうちに見に行かないと。」と思いつつ、先週は福島県へ行ってしまったので、ようやく今日行ってきたわけです。
しかし、まずは以前に訪れたことがある多治見市の欠築沢川橋梁へと向かいます。
「よとと」さんと一緒に東濃地方の煉瓦アーチ探索をされたM氏のサイトにこの煉瓦ガードの下の写真があったので、自分も確認してみます。
道路の真下に欠築沢川が流れているのは当然わかっていましたが、河原から煉瓦積みが立ち上がっているとは思いませんでした。考えてみれば「橋梁」ですから当たり前ですね。
さて、写真を撮って暗渠から出てきたところ、頭上で「うわっ!」という驚きの声が。こちらもびっくりして「うわっ!」と言ってしまいました(笑)。
ちょうど頭上の道路を2人組のおじいさんが歩いていて、「川の中から猪が出てきたかと思ったぞ(笑)。」と言われてしまいました。カメラを見せながら「ここの煉瓦ガードの下を見ていたんですよ。」と話をしたら、笑いながら行ってしまいました。
こんな出来事は久しぶりでしたが、気を取り直して今回の本題となる煉瓦暗渠へと向かいます。
場所は欠築沢川橋梁から東へ2~300mほど行ったところなので、そのまま県道385号を歩いていきます。
道路から場所を確認したところで速やかにガードレールを跨ぎ、土岐川の河原へと降りていきます。川沿いの木立ちの中を歩くと暗渠の前に到着です。
中央本線名称不明橋梁(多治見市東栄町5丁目)
幅はそんなにはありませんが高さは5m以上はありそうな感じです。すぐ真上が県道385号、その奥が中央本線になります。
暗渠内の川床には階段状の段差が設けられていて、見たことが無い造りになっています。写真は上流から下流に向かっています。
ちなみに上流側の坑口は普通な造りです。
下流側と比べると小さく見えますが、立ったままで歩けるだけの高さはあります。
さて、自分が見てきたケースだと線路と道路が並行している場合、煉瓦暗渠は線路部分だけという所がほとんどな気がします。この物件はこのパターンに嵌まって、間近まで来ていながら全く気が付きませんでした。
ここの県道は江戸時代の旧下街道らしく、そうであれば鉄道ができる以前から道路があったわけで、鉄道建設時に街道部分までまとめて暗渠化したと推定できそうです。
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中央本線 鉄道・廃線跡 | 日記
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2017/03/25 22:25:56