自分
「突然すいません。〇〇さんですよね?」
女性
「あっ..ハイ、〇〇ですが(*゚.゚)」
自分
「短い間でしたが、〇〇さんと一緒に仕事させていただいてた
××社の△△と申します。ご主人が生前 奥様に対して
遺した話をしたくて伺いました...」
一年前のGW。同僚が胃ガンでこの世を去りました(享年49歳)生前彼から家族の話を聞いてた自分。奥さんが近くの文房具店へ勤めてると知りながらも、なかなか行けずにいましたが、思い切って行ったのでした。
奥さん
「わざわざスイマセン。有り難う御座います( ’ー’ )」
まだ一年しか経過してない...伺うには早いかも?と思いましたが、奥さんの真っすぐな目を見てすぐにわかりました。もう前を向いてるんだと。。
そこで同僚が話してた内容を伝えました。
「俺は趣味が無い。ようやく子育ても終わったし、カミさんと楽しめる趣味を探さんとイカンなぁ。」
奥さん
「そんな事を言ってた気がします。」
真面目で..本当に真面目で責任感が強かった彼。逆に言えば不器用なタイプ。。抗がん剤治療でキツかったであろう身体にムチを打ち、出社してきてました。病気の事は知ってる会社の仲間たち。日に日に痩せていく姿に、誰しも掛ける言葉を見つける事が出来ずに居ました...。
奥さん
「実は..主人にはもう助からないとは言わなかったんです。
薬が上手く効いてるから、頑張って続ければ治るからって...」
告知を受けてから亡くなるまでの10ヶ月。奥さんがどれだけの思いでご主人と過ごされてたのだろうか?それを考えたら、自然と涙がこぼれました。
奥さん
「でも良かったんです。最期を迎える3か月くらい前からは、
意識もうろうとした感じで支離滅裂な事も言ってましたし。なので
”オレはもう死ぬんだ”とか怖がったりはしませんでしたよ(^^)」
そうか。穏やかに逝ったんだな。
ゴメンな。遅くなっちゃって。
奥さんに寺の場所だけ聞いて、墓はかなり広い墓地の中から探したんですが、ものの1~2分で辿り着けてビックリでした。
「ホントだよ△△さん!来るのおっせぇ~って‼」
そう言ってるかもしれませんね。
でも人生これからって時に、これほどの理不尽があって良いのだろうかと...
去年に引き続き、靖国神社を参拝しました。
突然場面変わってしまって申し訳ないですm(__)m 前々から皆さんにお話ししたり問いたりしました『命』について、自分なりに納得できる答えに近づけるように、今後も生きていこうと思ってます。その”答え”のヒントがこの場所にあるのでは?漠然とそう考えたのも有るのですが、ここへ来た一番の理由は、、
靖国八千代食堂の玉子丼を食べるためです。
話せば長くなってしまうので簡単に書きますが、太平洋戦争末期。アメリカ軍の空母へ、250kの爆弾を積んだ戦闘機(ハヤブサ)でそのまま突っ込む..かの有名な『特攻隊』の多くの隊員が、飛び立つ直前に食べた最後の食事です。
”特攻の母”と言われた
鳥濱トメさんが私財を売り払ってまでして作った玉子丼。その当時のレシピをお孫さんの協力の元、現在に完全復元されてるのです。ちなみに使われてる割り下は、九州から直送されてるんだそうです。
席に着き、玉子丼を待ちます。
いただきます
出来上がった玉子丼を食べ始める自分...
うまい。本当にうまい。この素朴な味。。
20歳前後の若い隊員が、どんな思いで食べたのだろうか?そう思うと食べ始めてすぐに大粒の涙が溢れ出て、せっかくの玉子丼の味が途中からわからなくなってました。小刻みに震える唇からこぼれ出る米粒。。周りの客からの白い眼を知りながらも、どうにもならないこの状況...。
時間を掛けて食べ終わり、特攻隊員が実際に使っていた「お重」を撮影
ごちそうさまでした
考えてみると靖国神社って、戦没者の魂を祀る場所なのに「神社」っておかしくないか?普通死者は「寺」じゃないのか?!その答えは簡単です。
戦没者こそ神だからです。ここに祀られてる数えきれない魂が、自分たち現世に生きる生活を守ってくれてる!
神様は実体のない、想像の中にだけに存在してるのではない。
本当に存在して国の為に戦った彼らこそ、本物の神だと自分は思います。
Posted at 2024/05/11 08:15:45 | |
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