サーモスタット(82℃)交換日記。

過酷な夏も終わり、これから冬がやって来ると言う事で？冷却類を中心にロアホース／LLC、そしてSUZUKI純正のサーモスタット交換をする事にした。

因みにLLCは大体1年半で交換はしてるが、サーモスタットは4～5年くらい交換してないかもしれない。

特に冬場の持病でもある “オーバークール” も気に成るから、とりあえず交換する事にしたのも理由である。

先ずは純正エアクリーナーBOX下の位置にあるサーモスタットケースを確認。

私の車両の場合、アッパーホースが社外で色が付いてる事からその場所も分かり易い。そのアッパーホースの先に繋がる場所がサーモスタットが取り付くケースに成る。

画像はサーモスタットケース部分。

既にエアクリーナーBOXステーを除去しつつ、ボルト＆ナットを緩めてある。

12mmのボルト2本、両端に10mm／12mmのナット2個、そして画像だと見にくいが、コルゲートチューブ下に12mmのナットが1個ある。

つまりケースはこの計5箇所で止まる事になる。

続いて全てのボルト＆ナットを緩め取ったら、サーモスタットケースを外してサーモスタット本体を抜き取る。

この時にサーモスタットには向きがあるから、取り外す前に “写メ” をすると良い。

そして新旧比較。

左側が使用済み、右側がSUZUKI純正の新品に成る。

こうして並べて見ると、実は形状が違う事が分かると思う。因みに使用済みはSUZUKI純正部品ではない。通販にて知り合いに安く手に入れて貰った物だが？メーカー自体が違うからちょっと比較しにくい．．．

ただ画像はないが、上側のトップ部分のゴムの劣化や汚れの付着は凄いから交換しても悪くないかもしれない。

っで、念の為に載せておこう。

コレはSUZUKI純正の82℃のサーモスタット。

画像で言うNTCL／82℃の刻印の間にフレキシブルな突起物があるが、この突起物が上側に成る様に取り付ける必要がある。

画像4枚目でも “写メ” とは書いたが、忘れた時の事を考えて載せておく。

後は新品サーモスタットをケース側にはめ込む感じで取り付ける。が、もちろん被せるケース側の接地面とサーモスタットをはめ込む側の溝の掃除は忘れてはいけない。

特にゴムの劣化やLLCの酸化？不純物？で汚れが溜まっている。スクレーパー／カッター刃で綺麗にしてから取り付けないと、この後の漏れに繋がる。

そして、サーモスタットの突起物の位置とケース側に記された『▽』印を合わせてサーモスタットをセットして、後は順番に戻してゆく。

もちろんサーモスタットの交換をしてると言う事はLLC(クーラント)を抜いてる事に成る。

サーモスタットを取り付けた後はLLC(3.5L)を注ぎ、しっかりとエア抜きをする必要がある。

エア抜き方法は、私の整備手帳に書いた事あったかな？もしかしたら書いてないかもしれない．．．

因みに追加メーター(水温計)で82℃でサーモスタットを開いたのを確認。画像では超えてしまった物に成ってしまったが、追加メーターはこう言う整備の時にも役立つ。

そんな感んじでサーモスタット／ロアホース／LLCと冷却類の3点のメンテナンスを終えた。またリフレッシュ箇所が増えて安心して乗れるだろう。
後は冬場のオーバークールだ！サーモスタットの形状違いで何か問題があって症状が出てたらいいのだが？他で問題だとまた原因を探さないといけない...それも含め様子を見て行こうと思う。