油の切れた自転車

最近はそうでもありませんが、
ついひと月ほど前までは－15℃やら－20℃が普通という日々が続いておりました。
そうすると不可避なのが冷間時のブレーキ鳴きでございます。
僕の車も漏れなくブレーキ鳴きが発生し、「まあこんなもんか」と乗っていたわけですが、
ある日低速で走行しているときに「キコキコ・・・」という今まで車では聞いたことのない音が・・・。
速度とともに周期が変化するその音は、明らかにＦブレーキあたりから聞こえてきます・・・。
ブレーキ鳴きもいつの間にか音量アップしているような感じだし、
さすがに不安を感じたためブレーキ点検＆清掃を実施することにしました。

　計測した数値は整備手帳のほうにあげてありますが、特に問題はなさそうでした。
強いて言えばローター振れを正確に測れたかどうかというところです。
錆でがっちりとくっついていたので特にワッシャーとナットで固定しなかったのですが、
一度固着してるのを引っぺがしてから改めて固定しなおして計測すべきだったかも・・・。

　速度に比例して周期が変化することから
もしかしたらローターに何か問題が・・・とか思っていたのですが、
自分の計測の腕を信じるとするなら特に問題ないようでしたし、
外観や表面を触った感じでも異常な摩耗がある感じもしなかったので
今回はパッドを清掃＆鳴き止めグリスを注油ということでお茶を濁すことにしました。

　結果は、ブレーキ鳴きが常識的な感じに抑えられたのと、
油切れの自転車のようなキコキコ音も聞こえないようになりました。
今回はパッド側に問題（ダストの蓄積＆グリス切れ）ということでいいのかな？
とりあえずあまり気にならない程度に抑えられたので良しとします。

　またしばらく走行してみてから最終判断ということになりますが、
ダストの出やすさを考えると、結構マメにブレーキをさわってやらんといかのかな・・・。