レカロシート。

ジムニーの運転席側で使っていたレカロシート（ＳＲ）がヘタってきたので、
程度の良いものに入れ替えることに。

過去に所有していたいすゞジェミニの純正品だったもの。

中古で買った車とはいえ、平成２年式だったのでシートは29年モノ。
ヘタッて当然である。

どうせならとレカロのＳＰ－Ｇの中古でちょっとお安めなモノをゲット。

で、問題は、不要になったシートをどうするか、だ。

ヤフオクで売るとしても、シートは梱包が恐ろしく面倒。
高値で売れてもやりたくない。
そもそも値段がつくか、だ。

会社でクルマ好きなＫ君を捕まえて聞いてみた。

白「あのさ、車のレカロを入れ替えるんだけどさ、今使ってるレカロが要らなくなるんだよね。
・・・・、要るならあげるけど。」

Ｋ君「え？マジっすか？」
Ｋ君、すんげぇ欲しそうにモジモジし始めた。
Ｋ「あのう、いいお話なんですけど、いまのクルマ、嫁も乗るんスよね。嫁がなんて言うか・・・
　　明日返事するってことでいいですか？」

で、翌日。
休憩時間にＫ君がやってきて、
Ｋ「あのう、とてもいいお話だったんですが、嫁の許可が下りなくて・・・
　ホント、いい話だったんですけど・・・・」

・・・・、すんげぇ悔しそうにモジモジしている（笑）

まあ、仕方がないよ。

引き取り先が決まらないと、シートの入れ替えができないよ。

で、次の候補。
数年前にお隣に越してきた若夫婦の旦那が初代コペンを中古で買って乗り回していたので、
欲しいというのなら差し上げよう。

自宅前でシート交換をして、シート入れ替えが終わるまでに家から出てきたら声をかけて、
会う事ができなかったら、ご縁が無かったということで、そのままジムニーの荷台に乗せて、
アップガレージにドナドナだ。

シート交換を始めて数分後、示し合わせたかのように子供を連れて若旦那が出てきた。
軽く挨拶してきたので、ちょっと手招きして事情を説明。
良ければ差し上げると言ったら、目の色が変わった。
若「え？いいんですか？・・・買うと結構しますよね？」

買取に持っていくのも手間だし、ヤフオクで売っても梱包が手間だと言ったら、
おもむろにシートを抱え、
若「ホントにいいんですか？ありがとうございます！」

持って帰った（笑）

で、ＳＰ－Ｇを据え付けて、ご近所を一回り。
おお、こっちのがいいねぇ。

２時間ほど走って帰宅。

自宅に入ると、母親が寄ってきて、

母「アンタ、お隣さんに何かあげた？」
白「ああ、クルマのイス」
母「さっき、お隣さんがありがとうございますって、コレ」

ハーゲンダッツのアイスクリームを頂いた。

買取に出してタダ同然の金額聞いてガッカリするよりこっちのほうがよっぽどいい。

レカロシートはハーゲンダッツに化けましたとさ。


画像は入れ替えたレカロＳＰ－Ｇ。