この週末、
F1はモナコGP
インディはインディ500(それも記念すべき第100回)
イギリス ドニントンでWSBK(ワールドスーパーバイク)
岡山でスーパーフォーミュラ
もてぎでJSB(スーパーバイク)
とモータースポーツ目白押しでしたが、なんと言っても面白かったのは、ニュルブルクリンク24H耐久!
「偉大な草レース」とも呼ばれるニュルブルクリンク24H耐久レース。
ドイツの難コースとして有名な、ニュルブルクリンクのグランプリコースとノルドシュライフェの一周約25kmの超ロングコースを24時間走る過酷な耐久レース。
「草レース」と呼ばれるだけ合って元々はアマチュア主体の牧歌的なレースだったけど、ここ最近ではドイツメーカーを主体としてワークスに近い体制を組んで臨むなど、結構大規模化してきた。
日本メーカーでもトヨタ中心にいくつかのメーカーが参戦している。
日本でも有料CSだけでなくYoutune Liveで無料で観戦できるなど少しずつ注目が高まっている。
で、今年も観ていたわけだけど・・・
今年のニュル24Hは色々面白すぎた。
序盤スタートから1時間も経たないうちにコースの一部で天候が急激に悪化。
溝の無いスリックタイヤで走っている各マシンが続々とまるで氷上を滑るように次々とクラッシュ。
実は雨だけで無く雹が降り始めて、まさにコースはカオス状態。
路面に雹が積もり、スリックタイヤでは全くグリップせず、各車坂道を登れずにスタックしていたw。
500馬力を越えるハイパワー車でも、氷が積もった坂道は登れないwwwww中々笑える光景でした。
結局数時間の中断の後レース再開。その後も様々な波乱があったけど、24Hの最後の最後に劇的なドラマが!
トップを快走していたAMG-GT 29号車が残り10分前後でまさかのピットイン。
どうやらガソリンが微妙に足りず、給油が必要だったための緊急ピットインだった模様。
ここで後ろを追走していた2位のAMG-GT 4号車が急接近。
ここから24時間最後の数周で猛烈なテイルツーノーズとなる。
この最終バトルは本当に燃えた!
耐久レースのラストと言えば、殆どの場合順位は大体決まっていて最後はお祭りモードで感想を祝福するような流れになる事が多いけど、今回はそんな余裕も無いほどの超緊迫モード。
結局4号車が最後のエキストララップで29号車をパスして大逆転。
こんな耐久レース観たこと無い。
凄いわー、楽しかったわー。
結果を見ると上位をメルセデスAMG-GT勢が独占。
今年は良くも悪くも完全にメルセデスの天下でしたね。
ドイツ勢でもアウディ、BMW、ポルシェはいまいちパッとしなかった感じ。
日本勢では日産のGT-Rが最上位クラスで総合11位。
スバルのWRX-STIがSP3Tクラス優勝で総合20位。
レクサスRC-FやC-HRも頑張りましたね。
WRX-STIに関して言えば、昨年に続いてクラス2連覇。
そして、500PS越えのGT3モンスターマシンがひしめく中、2LターボのWRXが総合で20位に入ると言うのは凄すぎだと思う。
単純に総合順位だけ観れば、レクサスRC-Fよりも上な訳だしw
最後、放送の解説で誰かが
「今回のレース観てAMG-GT売れるでしょうねぇ」
って言ってたけど、いくら速かったからって
あんなスーパーカーがそんなにホイホイ売れるわけ無いだろ(^^;;
むしろ、あの辺に出ていたマシンではダントツで安いのに速かったWRXの方が手が出やすいんじゃない?
Posted at 2016/06/01 07:10:36 | |
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