本日は阿蘇を発って、大分県竹田方面に向かい久住高原をドライブして帰って来ました。
昨日の続き、タイトル画像の天空の道の後のサイクリングのお話です。
阿蘇の北外輪山の上を通るミルクロードを東に進み、大観峰を目指します。
外輪山からカルデラの内側に突き出た岬のような崖の上が大観峰です。
阿蘇の定番のドライブコースになっていますので、説明は今更感がありますね。
その突端から南を見ると、「釈迦の涅槃像」に例えられる阿蘇五岳が横たわっているのですが、真っ白でした。
大観峰から南 posted by
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中岳の噴煙も隠れてしまっています。
少し戻って東側を見ると次の写真になります。左手奥に久住山系が見えるのですが、この日は山頂付近だけが少し見えていました。
大観峰から東 posted by
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私が好きなのは、さらに戻ったところから遊歩道が西にあり、その途中から見た外輪山です。
大観峰から西 posted by
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こちらは比較的雲が少なく、外輪山の絶壁の様子がよくわかります。
売店の場所まで戻って、いつものようにアイスクリームを食べます。「季節限定」とあったみかんのアイスを食べたのですが、通常のソフトクリームの方が良かったかも。
大観峰を後にしてさらに東へ進みます。
ミルクロードの両側には下の写真のような牧草地が広がっていて、ススキが緑の草地に霜を降らせたような色を着けています。
北外輪山の牧野 posted by
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そのうち「やまなみハイウェイ」(県道11号別府一宮線)に突き当たります。
ミルクロードがここで終点と思われる方がいらっしゃいますが、実はこの後さらに東に続きます。その交差点から「やまなみ」を南下しエル・パティオ牧場で左折すると東のミルクロードになります。
そのコースだと、この日の走行距離が短くなってしまうので、少しだけ遠回りをしました。去年初めてロードバイクで通ったコースを逆に走ります。
「やまなみ」を北上し、途中で右折して産山村の牧草地帯を通ります。
産山村から久住を望む posted by
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牧草を刈り入れて冬支度をしていました。
この道を直進すると、大蘇ダムにかかるヒゴタイ大橋の上を通ります。その橋の上からダムの方向を。
大蘇ダム posted by
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ここから再び牧草地まで登り、うぶやま牧場の横を通る道に出ます。すぐ近くで風力発電の大きな風車が回っています。
この道は以前は舗装が荒れていてロードバイクでは避けていたのですが、去年久しぶりに通ったら舗装が新しくなり快適になっていました。
阿蘇らしい風景として、牛を入れた写真を撮ろうとしたら、一頭だけこちらに視線をくれました。
振り向く牛さん posted by
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奥の高い建物は阿蘇やまなみリゾートホテルです。ゴルフ場が併設されています。
この道を直進するとミルクロードにぶつかります。ミルクロードはその合流点から南下し、国道57号に突き当たって終わります。
その途中でのお気に入りの風景です。
牧草地ストレート posted by
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この時はこの写真の奥の方から登って振り返って写真を撮りました。
こんな道をオープンカーで疾走すると気持ち良いだろうと思っていたら、この少し先で白いボクスターとすれ違いました。
ミルクロードが終わりに近づくところで、お気に入りの風景があります。新緑の頃の方が「草原」といった感じがします。
草原 posted by
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以前、ここで撮った写真を知人に見せたら、Windowsの壁紙みたいと言われましたが、そんなwall paperがあったのでしょうか。
ミルクロードの次は、もう少し登っておきたかったので、荻岳を目指します。実は2年前に別コースで登ろうとしたのですが、山頂200m手前で工事をしていて登頂できませんでした。そのリベンジも兼ねて。
国道57号を越えて波野村の中心部に向かいます。途中で九州のJRの駅では最も高所にある波野駅の近くを通ります。その手前に「700万本の蕎麦畑」という看板が目に入りました。
その看板が立っている場所が細い登り道の入口で、俄かに信じがたいと思いましたが、時間に余裕があったのでその細い道を登ってみることに。
初めは小さな蕎麦畑があって、どうみてもこれは700万本は無いだろうと思い、さらに登ると...
700万本のソバ-1 posted by
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いやー、舐めていた私が悪うございました。果てが見えません。
700万本のソバ-2 posted by
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上の写真の右側に少しだけコンクリートの道が写っています。それを自転車で行けるところまで行きましたが、まだ終わりません。
700万本のソバ-3 posted by
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道がなくなってから草地を歩いて進み、先の方が細くなって終わりそうな感じはしましたが、そこまでロードバイク用のシューズでは歩きにくかったので行きませんでした。
畑の入口に車2台ほどのスペースがあり、そこに北九州ナンバーの車が1台停まっていて、三脚にカメラを担いだそのドライバーと途中ですれ違いました。これは思わぬ穴場を見つけました。
自転車だとこんな細い道でも入ってみようと言う気になるのが良いですね。
蕎麦畑を堪能した後、元の道に戻りJRの線路沿いに滝水駅まで走ります。そこから線路を越えて荻岳の登りルートに入ります。
神楽殿のある大きな神社の横を過ぎると登りが本格的になります。
目指すは荻岳 posted by
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ふたこぶの山頂で、向かって左の方に三角点があります。この辺りには他に高い山が無いので、山頂からは阿蘇山や祖母山系の展望が素晴らしいのですが、この日は雲がかかっていて遠くの山々は見えませんでした。
記念に山頂で一枚。
荻岳山頂 posted by
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荻岳を滝水まで下ると後は宿まで帰るだけです。
国道57号に出るのも面白くないし、久しぶりに国道265号の箱石峠からのダウンヒルを楽しみたいと思い、波野中心部から南にそれる道を通ります。途中で野菜畑の中に突如として姿を表す立派な木製の橋があります。「阿蘇望橋」という橋で、数年前に綺麗になった広域林道が通る橋です。
阿蘇望橋 posted by
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この道は波野村を南北に通っていて、古い地図には載っていませんが、よく整備された快適な道路です。
この道に直交するように西に向かう道を進むと、緩やかに登り、国道265号に突き当たります。峠に向かって少し登って待望のダウンヒルです。
この道は舗装が荒れていたのですが、峠付近は綺麗になっていました。少し下ると古い舗装で気圧の高いロードバイクのタイヤが跳ねるので、スピードを60km/h以下にセーブして慎重に下ります。
根子岳の近くまで来ているので、途中で一度停まって写真を撮りました。まだ雲がかかっていますね。
雲に隠れる根子岳 posted by
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この後は宿までノンストップです。3時半くらいに到着し、すぐに温泉に入ります。
夕食後は、スーパームーンを撮りたかったのですが、曇っていて昨日のブログを書いていました。
草千里に登って南阿蘇に下るという、いつものコースが使えなかったのは残念ですが、新たな発見もあり良いサイクリングでした。