ヤマハ(純正) 欧州ヤマハ純正SR500ハイコンプピストン  

SR400と500はボア(=シリンダーブロック)が共通でストローク(=コンロッド長)で100ccの差が出ます。
つまりクランクシャフトとコンロッドを500用に交換すると排気量が500ccになるのですね。

ただ、400ピストンをそのまま使って500クラコンを採用すると冠面形状の差で圧縮比が10.3:1と国内仕様500の8.3:1からカナリ上がってしまい、バルブクリアランスもほぼゼロになってしまうのですね。
圧縮比も上げりゃーイイってモンでもなく、コレだとノッキングが起きたりウエまで回らなくなってしまいます。

ソコで欧州仕様のSR500が採用する純正ピストン。
冠面が真っ平な国内に比べビミョーにまあるくなっていて圧縮比は9:1に。

コレによりFCRキャブ+レギュラーガソリンで適正な燃焼が促進され、ウエまでブーン！と回ってパワーも付いてくる様に。

無理しない程度にシングル500のポテンシャルが100パー出せる感じです。
40psくらい出てるかも？