DNT31(M9R) オルタネータープーリー交換①

最近の車のワンウェイクラッチ付きオルタネータープーリー。
エクストレイルもご多聞に漏れずこのパターン。

Eng回転が急に下がってもオルタを回し続けてくれるとかベルトの負担が少ないとかあるらしいですが、ワンウェイクラッチ部分が壊れやすいらしくWeb上だと悪評も目立つ模様。

エンジン始動時にキュキュッ！と鳴き出したのでベルトかと思って去年ベルト交換したDラーに見せたらここがイカレてました。

で、作業。まずはオルタを抜くのに邪魔になる、上にあるインクラのダクトとブラケットを外していきます。

ちなみにDラーに一番面倒な故障診断をさせちゃったので修理もお願いしようと見積もりとったら新品オルタで11万！リビルト使っても8万オーバー！
プーリーだけ交換して！⇒いや～、ちょっとやってないですねぇ・・・な感じでアホらしいので自分でプーリーだけ買ってきて交換します。
エクスは普段から整備、車検おまかせでお金落としてるから勘弁してねDラーさん！


で、ベルトはどうやって外すかと言うと、右フロントタイヤを外してインナーフェンダーの前半分を引き剥がしてベルトを見えるようにして・・・

オートテンショナーを緩めるためトルクスになってる穴にT50のトルクスレンチをかけて・・・

トルクス部分を右に回しながら固定用の穴に適当なボルトやピンを突っ込むと緩んだ状態で固定されます。

ベルトを外し(ずらし)たらオルタを固定している2本のボルトを抜・・・けない！

下側がフレームに当たりますがな！

と思いきやエンジン側のブラケットにスリットが入っていてこの状態で抜けるようです。

肝心のプーリーですが、プーリーに直接ネジが切ってあり、シャフトを固定しながらプーリーを緩めなきゃいけないけど、外部からシャフトを固定する術が無いのでオルタ本体をバラします。

前後カバーを締め上げている細長いボルト4本を外してキャリパーピストン戻しなんかで均等に抜いていきますが、この時コイル部(銅色の部分)はプーリーの反対側にあるレクチファイヤ部と繋がってるので前側(プーリー側)のカバーとコイル部を切り離します。
画像はレクチファイヤ側が離れてきたので、仕方なくプーリー側をコジってるところ。

9万km走行車ですがベアリングもスムーズだしスリップリングの段付き磨耗も無く、ブラシもこの調子ならあと10万kmくらいは走れそう。