先月、2021年12月31日をもって、東京・お台場にあるトヨタ自動車のショールーム・試乗体験施設
「MEGAWEB(メガウエブ)」が
営業終了となりました。
私自身、多いときは月に1度程は訪れていた時期もあり、営業終了は大変残念に思っています…
恐らく、これまで100回とは言い過ぎかもしれませんが、そのぐらいは足を運んでいたように思います(笑)
この施設をおさらいしますと、当施設は1999年3月に開業。
土地は東京都所有で、森ビルと三井物産に貸し出し。
当初は10年間の定期借地契約であったが、契約期限が切れると同地を森ビルとトヨタ自動車が取得。
建屋については取り壊し、トヨタ自動車・東和不動産・森ビル・東京都の4者が協議を進め、2025年を目途に「アリーナ・商業施設」として再開発されることが決定したことに伴い、「MEGAWEB」や隣接する「パレットタウン・ヴィーナスフォート」も営業終了…とのことです。
<出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』>
内部はトヨタ車が一堂に展示してあり、どの車もドアは施錠しておらず、車に乗り込むことも自由にできるという、トヨタ車好き・車好きには堪らない施設であります(笑)
はじめて訪れた際は、今でも忘れられないですが、当時は縁のなかったセンチュリーやセルシオ、マジェスタなど、心置きなく触れられるので感動した覚えがあります(^^)
センチュリーまで一般庶民に自由に触れさせてくれる(試乗も…後述します)という、トヨタ自動車の太っ腹さには流石だなぁ~と。
(当時は池袋に
「アムラックストヨタ」という同様の展示施設もありましたが、こちらも2013年12月末で
閉館となりましたね…)
この施設の
何が良かったかというと、やはり
「展示車に自由に触れられる」「新車発表と同時に展示される」というところでした。
ディーラーに行くにしても、見るだけの冷やかしは申し訳ない気もしますし、普段触れられない展示車(センチュリー・セルシオ・クラウンセダン・ランクル70・JPNタクシー等々…)を見られるというのがこの施設の真骨頂でした。
冒頭でも述べましたが、やはりこの施設に初めて行ったときの出会い…それは「センチュリー」でした。
恐らく、この施設が無ければ、現愛車であるセンチュリーを中古と言えど、購入していなかったと思います。
当時、GZG50センチュリーは、デビューして月日がたっていないこともあり、ディーラーでも展示車がない雲の上の存在でした。
それが、自由に車内に乗れるという事もあり、当時は感動しました。
やはり、来館した皆さんは同じ目的のようで、センチュリーの周りには常に人だかりでした。(笑)
皆さん、決まって後席に乗って
「社長ごっこ」をするので、見ていて面白かったです(笑)
コロナ禍以前は、インバウンドが好調だったので平日に行くと来館者の8割は外国人?と感じるほどでした。
中国や東南アジア、ヨーロッパ系の方が多かったですね…
センチュリーは外国の方にも一番人気のようでした(笑)
センチュリーの展示車も定期的に、車体色・フェンダーorドアミラー・モケットシートor革シートの組み合わせが違う車体に入れ替わりがされており、ここでもトヨタは凄いなぁ~としみじみ思いました。
瑞雲や精華など敢えてなのか、レア仕様が展示車で多かったのが意外に思ってました。(神威&フェンダーミラーという一番売れ筋の定番仕様は一度も見た事がなかったような気がします…)
そして、待ちに待った
UWG60型センチュリーの誕生。
こちらも先代GZG50型と同様に、ライドワンで試乗できるかと思ってましたが…
さすがに2,000万円と高額になったことと、大きくなったボディーにコースが手狭で事故リスクを考慮したのか、
試乗はできませんでした(^^ゞ
一時期、同乗試乗という事で、運転はスタッフさんが行い、同乗試乗が期間限定で実施されてました。
こちらは当日受付のみで、開館と同時に試乗カウンターにダッシュした覚えがあります(笑)
運転手のスタッフさんは、
ダークスーツに白手袋という、絵にかいたような
「運転手さん」のコスプレだったのが面白かったです(笑)
皆さん、やはり後席に乗るようですが、私は
運転した感覚に近い助手席に乗ったのですが、かなり珍しかったようで奇特がられました(笑)
なんと、閉館間際のラスト一週間は、自ら運転できる試乗ができたようですが、日程が合わずに叶いませんでした(^^ゞ
試乗できた方はとてもラッキーだったと思います!
時々、日本未発売の海外販売車が展示されることもあり、面白かったですね。
写真は新興国限定販売の「イノーバ」です。
レクサスブランドが国内で立ち上がった当初は、
レクサス車の展示ブースがありました。
レクサス車に自由に触れられるのは大盤振る舞いでしたが、敷居を下げるのが嫌だったのかは定かではありませんが(笑)、こちらは、展示期間が非常に短く、気が付けば無くなっていました。
やはり、レクサス車が高嶺の花な国の方(中国や東南アジアの方)には、大変人気で非常に賑わっていました。
やはり、「MEGAWEB」の一番のポイントは、
トヨタ車のほぼすべてに試乗できる「ライドワン」ですね。
パレットタウンの外周に設けられた専用コースを2周(約15分程度)することができる「試乗」ができました。
新型車は無料、それ以外の車種は1回300円でした(ネットにて、要事前予約)。
コースは「直線」「急カーブ」「スラローム」「凹凸路(溝状・石畳)」等、ミニチュア版テストコースのような手の込んだものでした。
直線では制限速度40km/hですが、ゼロ発進からの加速を試すこともできました。
冒頭でも触れましたが…
このライドワンでの忘れられない出会い・思い出は「センチュリーに試乗したこと」ですね。
当時は、展示車に触れるだけでも感動でしたが、初めて試乗した時の感想は忘れられません…
「V12のクランキング音」「空飛ぶ絨毯のような乗り心地」「驚異の静粛性」等々…
センチュリーは昔から好きでしたが、中古と言えど購入するのは頭になかったですが…
このライドワンの試乗によって感動し、購入する決心がつきました。
「ハンドルが切れて意外に小回りが利く」「角ばったボディーと広い視界で運転がとてもしやすい」というのは、実際に乗ってこれは普段使いでも問題ないなぁ~と(笑)
ライドワンでセンチュリーは一番の人気で、予約を取るのに苦労したのはいい思い出です(^^)
普段は、絶対に運転も試乗することもできない
「JPNタクシー」にも試乗できました(笑)
ディーラーでも展示車はおろか、試乗車すらないマイナー車に試乗できるのが、ライドワンの真骨頂でしたね。
新車発表とほぼ同時行ったので、一般人にもかかわらず、
タクシー客として後席に乗るより、運転したのが先でした(笑)
「ランクル70のピックアップ仕様」や「クラウンセダン”マイルドハイブリッド仕様”)」に試乗できました。
<最後に>
個人的に閉館はとても残念です…
22年間にもわたり、入館無料でこのような施設を開放していただいた事は、個人的にとても楽しませていただきました。
「トヨタ車が好き」「車が好き」という方には、最高の施設でした(^^)
センチュリーとの出会い、そして購入という大きなきっかけを作っていただいたのは、「MEGAWEB」のお陰であります。
この場を借りて、一来館者として御礼申し上げます。
Posted at 2022/01/11 23:35:36 | |
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