ひと夏の熱い経験２（R2陸送1300km）

長距離陸送のプランも建て終わり、オートウェイでタイヤを手配して販売店に送らせ（オートバックスでは受け取って貰えない）、別に頼まれていたオーディオ改善とインパネとメーター変更のパーツを地元店とヤフオクで落札。あとは実行するだけと思っていたら、・・・電話が鳴った。

「すいません。お買い上げ頂いたＲ２なんですが、仮ナンバーが取れません。自動車販売店の社員が陸運局に運ぶなら良いけど、販売した先の個人が陸送するのは、認められないそうです。書類を送って旭川でナンバー登録してナンバープレートを送って貰えば済む事でしょうと言われました（茨木県鉾田市では）。それだともう間に合いませんよね。どうしましょう？。お客さんが取ってくれますか？」

どうしましょうと言われても困る。一時抹消登録した車検証のコピーを持って地元の千葉県四街道市役所で聞いてみた、「一時抹消登録した車検証が有り、予備車検を終えており、自賠責保険が有効で、陸送経路が当市を経由し、最終陸送先が旭川市軽自動車検査協会であれば、法的に断る理由は有りません。陸送当日か前日に仮ナンバーをお出します。」・・・ん？、あっさりOK。仮ナンバーに関する法律って県ごとに違うの？？？・・・それを販売店に伝えると今度は・・・

「すいません、盆休みなので予備車検の空きがなく引き渡しが遅れます。8月末までには必ず予備車検を取ります。で、陸送代貰えばすぐ陸送します。それでどうですか？」

ダメに決まってる。旭川殿は、車両選びの責任と共に、夏休みで陸送代が高い事も有って僕に陸送を依頼して来た。話が違うと怒るし、盆休みが終わっては僕に陸送なんかしてる時間は無い。・・・結局、この店舗のＲ２はキャンセルし、もう１台だけある関東の赤いＲ２に望みを掛けることにした。色々有っても約束した以上、それを反故には出来ない。最後の1台は栃木県小山市の小さな中古車店にある。直ぐに電話して明日の現車確認を予約し事情を話した。



車検残の有るクルマなので、ナンバー変えずに名義変更だけして1日で渡せるとの事。翌朝、愛車R1で小山市に向かい実車確認。塗装に傷が有り素人修理でかえって汚くなっている箇所が有る。また何故か13インチタイヤを履いている。グレードはＦプラスで走行距離は2万km弱。エンジンはオイル漏れはなくアイドリング音もいい。ボディ下部も嫌な錆や破損は見られない。十分に空いた道で試乗して、通常走行の後で70km/hからの急制動とダブルレーンチェンジ、取り敢えず異常が無い事を確認。純正14インチホイールとボロタイヤに交換して貰う事を条件に20.5万円で契約・支払い。翌日、電車で来る事を伝えて帰宅した。これで明日からの陸送ルートが画定した、63歳の夏は熱い日になる。