8月12日(木)朝、電車を乗り継いで栃木県小山市へ向かった。新幹線を使えば早いがお金が掛かる、駅前のコンビニで握り飯を買い、JRの快速電車を四街道~東京~小山と乗り継いで到着。教えられたバスは1時間待ち、仕方ないのでタクシーを使って販売店へ。
先ずは名義変更の済んだ車検証を確認。赤いR2-F+は純正ホイールに履き替えて待っていた。またシャーシーブラックを要所要所に掛けて貰っていた。このR2は整備簿は無いがディーラー整備の後に数年間殆ど使われていなかったらしいことも聞く。それもありサービスでオイルだけ交換して貰った。クーラントの水量もベルト類の張りも問題無し。
8月12日(木)13時、先ずは、栃木県小山市から茨木県鹿嶋市に向けて出発。前半は一般道をゆっくりと流し、後半は高速に乗ってエンジンとCVTを回し、少しずつ数年の眠りから徐々に目覚めさせる。ボロタイヤなので乗り味はイマイチだが180kmくらい走って鹿島のオートバックスに到着。キャンセルした販売店に、約束違反の罰として届いた新品タイヤを持って来て貰い、領収書と交換で支払った代金を受け取った。
16時より整備開始。ナビ(最新ゴリラ5インチ)取付、フォグバルブ(レーシングイエロー)交換、オイル再交換+フィルター交換ではメカニックと共に排出したオイルをチェックし異常なしを確認、新品14インチタイヤ(NANKANG NS-20 純正サイズ)に交換、空気圧はフロント240・リア220を指定。ホイールバランスを取り、ロックナット締めではメカニックが確認を求めて来る。ずっと作業を見ているし、旭川まで陸送と言ったからかな?
予定通り18時過ぎに整備完了。一番近くのサイゼリアで一人昼&晩飯、似合わない。19時に八戸に向け鹿島を出発。ここまで180kmで、ここから八戸港まで620km。国道51号を水戸まで走り、そこから常磐自動車道へ。福島県のいわき・南相馬を通過。雨が強くなって来た。2時間半・220km程走って仙台で一旦下車、市内のコンビニで珈琲と夜食のパンを買い一服、21:40、今度は東北自動車道に乗る。まだ八戸まで5時間強・400km程ある。
途中PAでの体操休憩3回、仮眠したいがフェリーに乗るには5:00までに八戸港に着かねばならない。車影少ない時折豪雨となる夜の東北道を、赤いR2-F+はひたすら北進する。盛岡を過ぎアクセル・フラットアウトで巡行してみた。NA-SOHCのEN07Eエンジンを積むR2-F+は46psしかない。エアコンONで高速の上り坂では100km/hキープが限界の事も多い、しかし下り坂では135km/hに達し、驚くべきことにブレや嫌な振動は皆無だ。乗り心地は重厚かつしなやか。NANKAN NS-20とのマッチングもとても良く、雨の高速コーナーもスムースかつ安定にトレースして行く。後期型R2-F+は娘の前期型R2-Rはもとより、僕のR1-Rより静かで重厚でしなやかなのだ。
R2やR1の足は硬めだと言われるが、それはタウンスピードの話で、70km/hを越えると本領を発揮し始め、100km/hではとても軽とは思えない重厚さとしなやかさを併せ持っている。速度計が振り切れる程でも安定感の変わらないR2は、デザインイメージと反対でロングツアラーなんだと思った。NANKAN NS-20の影響も大きい筈だ。(後日、僕のR1をインチダウンしNS-20を履いてみたが、後期型R2のしなやかさには敵わなかった。ホイールベースが違うので当然かも知れない。)EN07エンジンの心地良いエンジンノートを聴きながらライントレースを続けた。後期型R2はたとえSOHCでも走るのが楽しい、DOHCのグレードRなら高回転の気持ち良い伸びと共に更に楽しいは筈だ。
八戸が近付く頃にはトラックしか居ない道を独り赤いR2が進む。睡魔がキツク危険なので、タオルを雨で濡らし顔を拭き、強い目薬をさし、珈琲を飲み続けてただ北を目指す。八戸港フェリーターミナル着5:00、乗船手続きを終えると流石にR2車内で仮眠してしまった。目を覚ますと間も無く乗船が始まり、指定箇所にR2を停めて特等室に入る。海未面した広い室内には立派な机とキングサイズベッドが2つ、専用浴室もあり有難く入浴した。定刻6:45出航。雨は小降りになり海は静かだ。ベッドに潜り込むとす~っと意識が遠のいて行った。
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R2 | クルマ
Posted at
2021/09/07 23:08:28