パンク修理

車検を前に、タイヤ交換を行いました。
トレッド面に減りはほとんどありませんが、サイドウォールにクラックが多数発生。
幸い未使用のタイヤがあったので、それに交換して車検に臨みます。

ところが、交換したタイヤ。
翌日くらいは問題ないのですが、１週間くらいすると目で見て分かるほどに空気が減っていて・・・
と言う事で、パンク修理を行います。

このクルマは、合わせホイール。
リムが２ピース構造です。
２つのリムを分離する為、ボルトを外します。
純正部品についている「フ」マークが、古のスバル車らしくて良いですね。

「フ」ボルトの裏はナットなので、これを緩めます。

合わせホイールは、分割構造故にシール性の保持が難しく、チューブを使用しています。
チューブレスの様に、タイヤのビードをリムに圧着させて気密保持する必要がないので、ナットさえ外せば簡単に分離出来ると思ってました。

いやぁ、とんでもない。
確かにビードはタイヤレバーを使えば外せますが、リムを取り出す程には至りません。
そこでシリコンスプレーを吹きながら、ひたすらパワー勝負！

悪戦苦闘の末、どうにか外せました。
半分外せたとは言え、残りがすぐ取れるかと思えば、さにあらず。
再びシリコンスプレーを片手に、死闘の第２ラウンド開始です。

どうにかリムを両方外し、チューブ摘出。
もしタイヤ交換をするとなると、これを４回やるのかぁ・・・。
チューブタイヤですが、ビードブレーカーなる文明の利器に頼らざるを得ないでしょうね。

チューブが出せれば、あとは自転車同様、水槽に入れて穴を探します。
ですが・・・気泡が出ない・・・
バルブなのかと思い、そこも水没させますが、やはり泡が出ない・・・。

ひび割れタイヤはチューブに異常はないので、そのチューブを使用する事にします。
つまり、もう１回リム外し作業を行わなければなりません。
２回目も同様、何かコツの様なものは見つけられず、疲労困憊の中、筋力を駆使して外しました。

そう言えば、合わせホイールにバランスウェイトが付いていません。
極力、不安要素を排除する為、軽点マークとバルブ位置は合わせました。
これはチューブレスタイヤでも行うので、特別な作業ではありません。

その後は、逆の手順で組み立て。
車検を通過した今も、エア漏れ、振動はなく快調に走れています。