先日のハウマッチで、
DB8とランデブーしたEGシビック。
友人である86氏のJr.がドライブしていたのは、
前々回のブログでご紹介した通りです。
元々は86氏と旧知の仲である前オーナーのA氏が、
ムカシから仙台ハイランドを中心に走っていたEG6です。
さかのぼるコト17年前の2001年4月。イマはなき、懐かしの仙台ハイランドです。
実は当時、自分とDB8も、何気にこのEG6と同じ場所で走っていたりします(笑)
今の東北NO.1決定戦、当時はALY走行会ですが、一緒のグリッドに写っております。
まあ、ただ一緒に写ってるだけでお互い視界に入ってませんケドね・・・。
確か、LAPタイムで7秒くらいブッちぎられてましたよ自分(爆)
白いEG6と、そのはるか後方に当時の我が1番機DB8。
時を越えて、まさかこのEG6と再び一緒に走るようになるとは。
このグリッド整列写真も、たまたま一緒に来た弟の友人が偶然にも撮影していたのです。
こういう写真からしても、何か不思議な縁を感じますね・・・。
そんなコトを思い出し、探してみたら出てきました、当時のリザルトw
やっぱり取っておくモンだ(笑)
このトキのドライバーが前オーナーのA氏でしたが、NAクラスではポールtoウィンでしたね(^^)d
予選では86氏や先日のブラックアルテッツァのT氏も走っており、決勝は弟も走っております。
いやー、懐かしいですねぇ。
しかしみんな、いまだに走るのはヤメられませんねぇ(爆)
この写真が撮影された当時、86氏のJr.はまだ1歳です。
ウチの娘と同い年であるJr.は、自分にとっても息子のような存在なワケです。
で、86氏とA氏も元々は86乗り。さらに時代をさかのぼった90年代初頭でしょうか?
血気盛んな若かりし頃の二人は、とある地元のダムで毎晩のようにガチンコやってた仲とのコト。
いわばまあ、リアル頭文字D?(爆)
ムカシからライバルのように一緒に峠を走っていた、走り好きのスキモノ同士w
その後、二人とも走るステージはサーキットに移っていくワケです。
乗るクルマは変わっても、走る場所が変わっても、走り好きの本性は変わりませんね。
自分も含め、みんな同じように年齢を重ね、紆余曲折を経て気が付けばもう50代目前。
ムカシからの走り好き同士の不思議な糸が繋がって、また繋がって、
次の世代の若いドライバーに、クルマがバトンのようになって受け継がれたワケです。
なんか、マンガみたいなんですケド(笑)
しかも、このEG6のエンジンの製作者は、やはり当時の社長様です。
そして、エンジン以外のボディや足回り、駆動系等の部分を仕上ていった方はというと・・・、
うーん・・・。
泣けてくるのでムリ。コレ以上、自分はちょっと書けません(涙)
ホントにマンガみたいなハナシになります・・・。
とにかく、いろんな人達の思いや歩み、歴史の詰まったガチな1台であることだけは確かで、
4年前のハイランド閉鎖の年にA氏が走らせた以降は走っていない本気マシンです。
それが遂に、次世代の若いドライバーと共にサーキットに復活しました。
11月17日土曜日、SUGOサーキットゲーム最終戦。
スピード1-NAクラス、Jr.とEG6のデビュー&復活戦です。
当日、86氏は当然ながら、自分もお手伝いと応援に朝から現地入りしておりました。
やや遅れて、しゅうさんも重役出勤w
みんなでサポートと応援です(笑)
今日は結果はどうあれ、まずは無事に完走だけして欲しい。
本当に、それだけを願っておりました。
予選が終了した頃にはEGの前オーナー、A氏も陣中見舞いに駆けつけてくれました。
仕事中に業務用ワゴン車で駆けつけたA氏。仕事してたら道に迷ってSUGOに着いたんだとか?
ワケ分からないコトを言いながらも、差し入れを持って元愛機とJr.の様子を見に来る親心です(^^)
さて、今回のサーキットゲーム最終戦、ACHIEVEメンバーは参加総勢6台の参戦でした。
まずは、先週の東北NO.1から連戦のまるる氏&S2000。今回もMAX-NAクラスにエントリー。
まるる氏は今回、念願の1分38秒台に突入。来年はさらなる期待ができそうな感触でした(^^)
そして、スピード1-NAクラスにはその他の5台がエントリーです。
予選のコースインを待つPITロードには、Jr.のEGを先頭に5台がズラリと並びました。
こちらも先週のNO.1から連戦の大阪くん。今回は奥様のEGと車両をチェンジしてのエントリー。
今回はEK4に乗る奥様をEGでエスコート。コレも、ある意味ファミリー走行でしょうか?
ところがこのご夫妻、この日はなんと2人揃って表彰台に上がっちゃいました!
ダンナが真ん中で奥様が3位。なんともガチすぎるファミリー走行(爆)
お次は6月にDB8と一緒に走ったszoopyくん&S2000。今回からスピード1クラスにエントリー。
最近は走るたびにベストタイムを更新してましたが、走らせ方もタイムもだんだん安定してきました。
szoopyくんもだいぶ考えて走っているようです。継続していれば、必ず上手になりますよ(笑)
そして、ひときわ異彩を放つレジェンドカー、EF8サイバーCR-X。
なんか、EF8がSUGO走ってるだけでも目立つのに、ヤバいくらいウマいし速いしw
そんなヤバいほどのオーラが漂うCR-Xには、2人のかわいい兄弟を連れて参戦のママさん。
今シーズン最初で最後のSUGO走行も、その腕前はいまだ衰えず。マジ凄ぇ・・・(@o@;)
しかしまあ、レディースドライバーが2人揃ってスピード1すか?
あげくに混走のターボ勢蹴散らして前寄りのグリッド並んでるし・・・、どんだけガチなのよ(爆)
そんなスターティンググリッド、10LAPファイナルのスタートです。
で、スタート後のオープニングLAP。ココまではまあ、万事問題なく進行しておりました。
ところが・・・。
全車両が3LAPに入る頃でしょうか、赤旗が出されました・・・。
PIT上から観戦していた自分とまるる氏は、おいおい、Jr.のEGが戻ってこないぞ・・・と(汗)
赤旗の原因は、残念ながらJr.のEG、そしてそれと競り合っていた車両とのクラッシュでした。
PIT内モニターで確認すると、馬の背でユニックに吊り上げられるているEG6の姿が・・・(滝汗)
これにより10LAPファイナルは一時中断され、
車両回収後に5LAPに短縮されての再スタートとなりました。
その後、PIT前にはフロント廻りが大破し、自走不能となったEGが運ばれてきました(ToT)
まさかのクラッシュにJr.も相当傷心の様子で、痛ましいほどに憔悴しきっておりました。
しかし、こんなコトが起きるのがモータースポーツでもあります・・・。
気落ちする気持ちは十分に分かりますが、まずは相手の安否確認と誠意ある行動が最優先です。
86氏にその旨を促され、Jr.はすぐにお相手側へのご挨拶に向かいました。
遊びとはいえ、レース中のクラッシュはお互いに相当イタイ目を見ます。
今後のためにも、お互い尾を引かないように誠意をもって和解するのは何より重要です。
クラッシュの原因とその状況に、双方ともに落ち度があった部分を認め合い、
お互い納得の上でアト腐れなく和解できたようで一安心でした。
後日、車載映像でそのクラッシュの状況を見せて頂きました。
結論から申し上げれば、いわゆるレーシングアクシデントってヤツでしょうか。
お互いに回避するコトも可能だったかもしれませんが、どちらかが引かないとこうなると。
東北NO.1の教えではありませんが、自分も含めみんなプロじゃありませんのでね・・・。
抜くぞvs抜かれたくないぞ、を馬の背の進入でヤリ合うのはリスクも大きいワケでして、
抜く側も抜かれる側も、ガチでやり合うには双方それなりのスキルが要求されるワケです。
前走車を抜こうと、馬の背にインベタラインで飛び込んだJr.のEGは、
強烈な減速Gでリアの荷重が抜け、オーバースピード気味のスピン挙動を制御出来ずヨコ向きに。
ヨコ向きになったEGのハナ先に、抜かれた車両が回避しきれず接触。
スピン挙動を起こすような速度と角度で進入し、姿勢制御出来なかった「抜く側」のJr.の落ち度。
姿勢制御出来なくなった車両を視界に捉えながら、回避出来なかった「抜かれる側」の落ち度。
車載映像を拝見した限りでは、このように双方に落ち度があったクラッシュと自分には見えました。
残念ながら、この遊びにはこのリスクが永遠に付いて回ります。
いつかのブログにも書きましたが、そのリスクを承知の上で参加するのが草レースです。
しかし、クラッシュしようとして参加するヒトなどいるハズはなく、
参加者全員が十分に注意をはらって走行しているのは言うまでもありません。
ただし、どんなに上手に走れるようになったとしても、我々はプロではありません。
ソレを職業にはしていないからです。
あくまで、やっているのは素人のレースごっこです。
ガチでやっていても、ソコには必ず「所詮は遊び」のニュアンスを置き忘れてはマズいワケです。
Jr.も相手の方も、イケると踏んで飛び込んだ結果がこのクラッシュだったワケですが、
お互いにアツくなりすぎていた部分はあったと思われます。その気持ちは良く分かります。
ですが、カラダが無事だったのは本当に不幸中の幸いです。
クルマはおカネで治せますが、カラダはそんなワケにはいきませんからね。
なのでクドいかも知れませんが、やっぱりHANSです、HANS!
Jr.もSUGOデビューからHANSを装着して走行していたおかげで、カラダはピンピンしております。
クラッシュの瞬間、かなりの勢いで頭部が振られていましたのでね・・・。
ホント、HANSしてて良かったよ(汗)
4月のブログでも書きましたが、
HANSの果たしてくれた役割は計り知れないなと、あらためて今回も思いました。
その後、Jr.のEGは社長様のお店で冬眠に入ったウチの戦闘機のヨコに並んでおります。
年代モノのクルマだけに部品の調達には難航が予想されますが、春には必ず復活するハズです。
そして来年は我が戦闘機の後方で、東北NO.1決定戦でもバトルを展開してくれるコトでしょう。
いずれ今回の件は、Jr.にとっては非常にツラく、苦い経験になってしまったと思われますが、
このイタイ経験を糧に、人間的にも一回り大きく成長してくれるような気がします。
若さゆえのムリだけはしないように、リスクや怖さも一緒に覚えながら、
安全に上手になっていって欲しいものです。
そして、何年先になるのか分かりませんが、それでもいつの日か・・・。
成長したJr.の後ろをウチの息子が頑張って追いかけている日を、
息子達が走っているSUGOを、86氏と一緒に見るコトが出来る日が来たら・・・、言うコトなしです。
試練を跳ね返せ。ガンバレよ、Jr.