R32 スカイライン GT-R のブレーキ問題が本日、解決した。
今日最初の走行時、昨日最後のペダル踏み込みの感触と違うと感じた。ふかふか感はなく、しっかり感があり、効力の立ち上がりも早い。これは一体どういうことだ? 頭の中が疑問符で埋め尽くされた。今朝のブレーキフィーリングなら十分であり、不満はなかった。
ABS アクチュエーター配管付近に僅かなブレーキフルードのにじみが見られたので、増し締めと足回りの漏れを確認してもらうべく、日産ディーラーへ向かった。到着までのブレーキでも不満はなく、むしろ十分に満足するものだった。
今回の訪問初日にエア抜き作業をした方ではない別の整備の方が大変丁寧に作業をしてくれた。この方は昨日も調整をしてくれた方だ。国家&日産一級整備士の方からの指示を受けて作業をしてくださった。二名体制、ペアで作業に当たるシステムのようだ。昨日、今日の調整をしてくださった両名は愛機を預けて、任せて安心という雰囲気がある。
トルクスパナによる増し締めと足回りの補整備を終え、フルード漏れがないことを確認した。そして、さらにもう少しオペレーティングロッド調整で攻めてみることに。調整するか否かの判断は委(ゆだ)ねられたのだが、僕はどうしてもあと一歩踏み込んでみたかった。既に感触にも効力の立ち上がりにも満足していたのだが、さらなるブレーキフィーリングを追求したかった。
そして、ついに R32 スカイライン GT-R は全快した。完全に直った。マスターシリンダー交換前に戻ったわけではない。交換前よりも良くなったのだ。別物のブレーキに生まれ変わった。最高のブレーキタッチだ。これほどの整備が受けられるとは、最後のトライをして本当によかった。両名とも、本当に根気よく僕の細かい注文につき合ってくれた。感謝するばかりである。
帰宅して、引きずりがないかホイールやローターに触れて確認した。ジャッキアップもして、前二輪を手で回してみた。引きずりはない。成功だ。引きずり直前でダイレクト感が最高のオペレーティングロッドのここしかないというポイントに調整ができたようである。
R32 スカイライン GT-R、マスターシリンダーを交換してから、ようやく完全復活した。長かった。でも追求し続けてきてよかった。とうとう今日、満足する結果が得られた。今年最大の幸福感である。
久しぶりに R34 スカイライン GT-X 、NSX 、RX-7 を走らせた。ブレーキの感触を確かめたかった。驚いた。NSX と RX-7 のブレーキがふかふか、である。こんな感触だったとは。いつの間にか追求し続けてきた R32 GT-R のブレーキがこれら 3機のブレーキフィーリングを追い越していたのだ。ブレーキペダルの踏み込み感と効力の立ち上がり方は…
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と、感じ方のランキングに変動があった。あくまでも今の感じ方、好みの問題で、絶対的な数値で表せるものではない。それだけに曖昧さが残るし、疑問が全て解消したわけではないが、今日の結果には心から満足している。今年一番の良い一日だった。
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Posted at
2016/05/08 23:59:36