明日は平野部でも雪が降るぞと、ビビらせてくれる晴れの国きびだんご県の気象台ですが、
県庁所在地の大手饅頭市と違って、最南端に位置するねいてぃぶめばる市では、雪など全く関係
ありません( ´艸`) 本日も降水確率70%と言いながら、ほんの短時間に霙が降ったくらい。
以前のblogで紹介したQマッチ分配器のアルミ角パイプですが、普通のアルミ取扱い鋼材屋にて
買えるにもかかわらず、どうしてもホームセンターで質の悪い引抜き管を使いたいとのご要望で、
2重導波管の内側に使う銅パイプを同じく手配しないとホームセンターなどでは購入できないのに
外管だけ調達を簡単にしたいらしく、角パイプ25×25×1.5tが使いたいらしい(´‐ω‐)=з
最近の田舎ホームセンターでは、アルミ角パイプ自体を既に需要が無いので売ってるところは少
ないのだが、正方形で無い不等辺角とか、細いモノは置いていたりします。
T字形2分配器にするには、2重導波管のインピーダンスを35.36Ωにしたいのですが、角パイプを
限定すると内部の銅パイプ市販品サイズが制限され、近似値では37.5Ωで、銅パイプ径は
Φ12.7mmのものを使う必要があります。
水平型の2分配器にするには、2重導波管のインピーダンスを70.7Ωにしたいのですが、角パイプを
限定すると内部の銅パイプ市販品サイズが制限され、近似値では73.2Ωで、銅パイプ径は
Φ7mmのものを使う必要があります。
水平型の4分配器にするには、2重導波管のインピーダンスを50Ωにしたいのですが、角パイプを
限定すると内部の銅パイプ市販品サイズが制限され、近似値では51.8Ωで、銅パイプ径は
Φ10mmのものを使う必要があります。
この手の分配器は、過去のアンテナ実践ブック(CQ出版社=絶版)などでも紹介されていて、
多くのアマチュア無線家さんが手作りしており、余った材料で作ったり小遣い稼ぎにネットで
販売されていますし、オークションにもよく出品されています。
アマチュアレベルで使う分配器ですから、このように帯域が狭くて使い難いQマッチ式をさらに
ズレたインピーダンスで作るところが普通です(≧∇≦)ノ彡
簡単に75Ωや50Ω同軸を1/4λ使う方が、値段が安くて簡単ですし、4分配についてはその方が
誤差が少ないのですが、ちゃんと短縮率掛けるのを忘れないように注意です(´0ノ`*)
2重導波管で作る場合は、丸銅パイプと角アルミパイプの間は空気ですので、短縮率は限りなく
1に近い1.001にて計算しておりますm(u_u)m
どうせ直射日光が当たる屋外で使うのですから、凍てつく真冬とうだるような暑さの真夏で同じ
インピーダンスは表示しないのは当然です。この手の計算公式は@20℃の条件で求めるお約束
ですから、お住まいの地域の環境に合わせて自動車オイルのように季節で使い分けるとか、
こだわるなら温度係数を考慮して計算して下さい。メーカーさんはそこまでしませんからね(笑)
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CQモービル | 趣味
Posted at
2017/02/09 20:22:12