明日は雨の予報だし、お家でゴロゴロとしながら、昨年自作した144MHzのHB9CVアンテナを
再調整して、整備しました(=゚ω゚)ノ最近購入した中華製のアンテナアナライザーKVE-520Aのお陰で
グラフ表示なので非常に確認し易く、リアルタイム信号ジェネレーター(TONE)発振機能もあるから
実際に送信している状態でのバーグラフ表示も便利です。そんな調整作業も終わって、朝ご飯の
トーストとベーコンエッグを食べてから、おっちゃんの周囲を埋め尽くすハンディ無線機のホイップ
アンテナが気になっちゃって、片っ端からアナライザーへつないで同じ条件で性能比較( ´艸`)
それでは、エントリーした各選手を紹介します。
①マルドル(北辰産業) 型名不明 430MHz 5/8λ 約40cm 34年前に購入 BNC接栓
②BAOFENG 純正 430・144MHz 約17cm UV-5R SAM♂接栓
③YAESU FT2D 純正 430・144MHz 約18cm SAM♀接栓
④STANDARD C450 純正 430MHz 約7cm BNC接栓
⑤DAITAMOND(第一電波) RH-771 430・144MHz(エアーバンド~900MHz受信) 約43cm BNC
以上の5本を今回はまとめて比較試験です。430MHzの性能だけを行ってます。また、各アンテナ
は、BAOFENG中華無線機を除いて、レピーター対応を謳ってるとても芳しい性能を持ってるらしい。
さて、早速以下に結果一覧を(≧∇≦)ノ彡(メインとは、FM呼出し周波数433.00MHz)
① 最適周波数438.00MHz 最低SWR1.93 インピーダンスZ、R124 メインSWR5.91 Σ(・ω・;|||
② 最適周波数423.50MHz 最低SWR1.5 インピーダンスZ、R98.6 メインSWR1.90 (^_^;)
③ 最適周波数445.75MHz 最低SWR2.65 インピーダンスZ61.4、R41.4、X45.3 メインSWR3.32
参考に144MHzでは、最適周波数147.08MHz 最低SWR1.88 インピーダンスZ93.0、R92.2、X12.1
メインSWR6.81やられました・・・これは亜米利加仕様のアンテナですがなΣ(・ω・;|||
④ 最適周波数428.75MHz 最低SWR1.32 インピーダンスZ、R78.9 メインSWR1.17 (^_^;)
⑤ 最適周波数439.25MHz 最低SWR1.14 インピーダンスZ、R76.6 メインSWR1.45 (^_^;)
これ等の結果から、①はFMメイン近辺で使ってるとファイナル痛めちゃいますから、ゴミです。
受信専用アンテナにしちゃうか、長さ切り詰めてエアーバンド受信に使うのがベターかな?
③YAESUさんに、関しては先行販売がアメリカと言うのは理解してますが、日本のバンドプランに
合わせた製品作りしてないのが丸解りで、これで故障が起きた場合は素知らぬ顔(-_-;)
想定外だったのは、FT2D純正アンテナで、これもメイン付近では使わない方が良いでしょう。
その他でも、SWRはともかくとして、インピーダンス的にこの手のヘリカルホイップは構造から
して、あまりアンテナとしては使いたくは無い結果となりました(´‐ω‐)=з
お手軽な移動運用ハンディ専用アンテナがこの様な結果と言うのは、ちょこっとフルパワーで5W
送信すればファイナルが熱くて本体が持てなくなることからも想像はしていましたが、原因は
これらのアンテナ不整合が大きな原因であり、もっとしっかりしたアンテナなら電力ロスも小さく
もっと飛んでくれて、受信利得も上がるでしょう。ノンラジアルですから、誰が作ってもこの程度が
限界なんでしょうが、使い続ければリグの寿命は短くなりますよね?
お手軽なお散歩同伴のハンディ機を大切に長持ちさせるには、アンテナの選択が重要と言う
ことであります。こんなのもアンテナアナライザーさんのお陰で簡単に比較実験出来て、特に
古くなった不良アンテナを1本発見できたのは、メリット大です。ついでに屋根上のGPアンテナ
DAIAMOND X-5000を測定しましたが、以外にも430MHzは、SSB帯域でも良好な結果でした。
当然ながらレピーター対応なので高い周波数でも十分な性能です。144MHz帯は下端から上端
までかなりフラットな特性で、こちらも良好。設置から1年半ですがなんら問題は発生してません。
同軸ケーブルは8D-FBフジクラで、N型コネクタ使用。これをコメットのデュプレクサーで2台に分岐
して使ってます。アナライザーを入手前は手作りインピーダンスメーターと市販のSWR計で確認
でしたが、今後はカラーグラフィックで簡単に確認出来ますので自作アンテナに大活躍しそうです。
KVA-520Aは、多くのメーカーでOEM販売されており、日本以外では評判の良い測定器です。
MFJが売ってる同機種のインプレッションをUSAのW局が紹介していたのを参考に購入決定。
内臓リチウムバッテリー(取外し・交換可能)もUSB充電すればかなり省電力で長時間使える
のも魅力です。ジェネレーターを長時間使っても結構出力が弱いから十分なワーク時間です。
無線機の受信機能確認にも、周波数合わせてトーン信号送信を受信して調整何てことにも、利用
出来ちゃうから便利かな?これのHF帯用アナライザーがあるので、今後はこちらも購入したいと
思いますが、当分はのりたまでご飯食べねば予算が出ません(´0ノ`*)