長文、駄文なので何かをお探しの方は他のブログを見た方がきっとシアワセになります。
DPF再生そのものは行われないのですが、サブ再生(燃焼)というのが発生しているのを気づいている人いますでしょうか?(大勢いるとは思うのですが)
※ない時もある?のか、リプロで導入されたのかは不明。新車当時はなかったと思います。
高速走行(安定走行)をしている時に、登坂を行ってPDF温度が概ね280度程度に達する手前まで上がった時に発生するのが、サブ再生です。
高速道路を走っていて、燃費計とにらめっこをしていると時々、下り坂や、平地を走行しているにも関わらず燃費が悪化する事があります。
具体的には、とある2015年式アテンザMTのAWD、走行距離20万キロ等では、平地で22.8km/Lで走行していると仮定する場合、登坂した時燃費は8km程度(登坂の度合いにもよる)まで落ちますがこの時、燃料噴射量が多いため燃費は悪化しているわけですが、当然のように燃料噴射量が登坂にかかる必要パワーよりも効率が悪くなるため、燃費は悪化する=無駄な燃料を吹くわけです。
で、平地に戻ってからもしばらくPOST噴射っぽい特に変化のない燃費悪化がこの後発生して、DPFの温度を上げていきます。3番のDPF温度を概ね320度程度まで上げてしばらくすると燃費は元に戻るので、1秒に1~2°前後上がってるようなイメージですが、速度や初期温度によって結構違うのでこの辺りはDPF詰まり具合によっても違うのかもしれません。(本文はここまで。以降は蛇足です。)
POST噴射は、爆発(燃焼)工程の最後に噴射される燃料で実際には燃焼エネルギーとして利用される前に筒内より排出されるため、この余った燃料は霧化した後も酸素と反応を続け、DPFの温度が上げる事になる様子。
そして、この挙動が出た場合において、(とある実験により煤・・・というか、石炭状の煤の塊が発生し、ソレがDPFに入ったため)久しぶりにバルブロックのような事象を発生し、その後の燃費が劇悪になりました。
具体的には吸入ポートの煤掃除をしてもらって、平均燃費20.5km/L程度だった燃費と320km/回平均だったDPF再生が、概ね16.0km/Lと160km/回へ落ちました。200km程度高速を走った程度では回復せず、DPF再生毎に平地運転や、高回転運転、1800prm/hを維持する運転(推定、コレが一番イイ)、と色々やりましたが、以前の煤によるバルブロックが発生した時よろしく、ほぼ回復しません。(実際には回復しているが極微量。そしてトルクバンドを外した運転を行うと元に戻ろうとする方が早い。)
数値的には、本来想定DPF堆積量が6.1~6.3mg/L程度になる、又は6.0mg/L前後で登坂に入る、又は温度が一定以上になった等のタイミングでDPF再生に入ると考えられるのですが、これが2.5mg/L前後で実堆積量(PDFの前後差圧から計算している数値)が6.0mg/Lに達するという驚きの現象が発生しました。
このような現象は、リプロ前の煤の塊がバルブにヒットしたと思われる時や、インテーク周りに煤が詰まりきった状態では発生した事がありますが、通常時においては発生したのは初めてです。
コレを他にあてた場合、バルブにヒットした(エンジン回転が一瞬止まる?ようなひっかかり)を感じる事がある人であれば、よほどの事がない限り「あっ?!」と思うひっかかりが発生しますので、ATであっても感じる事が可能だと思われます。
が、コレが発生すると属にいう、DPF再生100km未満には簡単に到達できる感触がありました。PDFの内部をイメージして、例えばゴミ箱にその大きさ以上のゴミを投入した場合、このゴミ箱の壁面がDPFのフィルターになるわけですが、頭が詰まっているため、フィルター面積が極端に減るわけです。
この状態では、何%のゴミが発生したか?にもよりますが、細分化された塊を破壊するか、燃焼させる必要があるわけです。が、重要な事は通常のDPF燃焼ではフィルター内部にあるサラっとしたホコリのような煤しか想定されていないわけです。
煤の塊は、極端は話をすれば目に見えないレベルの煤をキャッチするためのフィルター、およびその燃焼と考えられているDPF再生において、非常に巨大な隕石みたいなフタに該当します。このフタがある事により、加速や高回転における煤の発生増大(不完全燃焼促進)、DPF再生の短距離化が発生すると考えられます。
このフィルターにモノが詰まっていると思われる時、一定以上の加速や、登坂を行う際にパワーがついてこない、回転数を上げてもトルク向上感が無く、パワーがアクセルについてこないといった状況が発生します。
余談ですが、ターボチャージャーの回転も上がらないし(回転を上げてもフィーンという音が遅れる、又は遅い)、オイルの劣化も早くなります。オイルの劣化は概ね3000kmで交換だったとして、2000km程度での交換が必要になるレベルです。
さて、この時のオイル増量は結構なモノで、3000km走行時のオイルは流入4.5L/回に対して流出目測4.7~5.0L程度なので、ソレなりです。
※当然増えるにしたがって、感覚は悪化の一途をたどるので途中で添加剤の投入や早めのオイル交換をオススメとなります。
ただ、最初のポスト噴射については、DPF再生時のような膨大な噴射ではない?かもしれません。理由は長距離走行中に結構なサブDPF再生が入っているのですが、過去はそんなにオイルが増えた記憶がありません。
同時にサブ再生が入る事で本DPF再生までの距離が伸びている(サブDPF再生により差圧計測値が復活する)ため、理論DPF再生によるDPF再生が行われる可能性が高くなると推測しています。ただ、このサブ再生でも通常のDPF再生距離が短いとやっぱり再生状況が悪い感じがします。
概ね、先の悪い感触を払拭できたと思われるまでに高速道路で走行した実測距離は概ね2000km、兵庫県ー>秋田県で比内地鶏食べてー>青森県弘前でアップルパイ巡りをしてー>岩手県で更科そばを食べ(わんこソバはお休みだった?!)ー>石巻で刺身を食べてー>新潟は柏崎でお弁当を食べ(相方が熱を足したので部屋食)、その途中でやっとトルク感が戻ってきました(徐々に戻ってくるモノで、いきなり戻ってくるわけではありません)。
目に見えない粉の煤はDPF再生で消費できると思うのですが、塊はやっぱり回数を重ねても、結構難しいのかもしれません。少しづつ、消費していく感じで気長にやっていく方が良いのかもしれませんが、燃費悪化が激しいのはなんとかなりませんかねぇ。(DPF交換という手っ取り早い方法もありますが、ソレは非常に高額なので遠慮したくw また簡易再生では塊は溶けないような気もします。)
Posted at 2023/05/07 23:04:40 | |
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