クラッチワイヤー調整

今回はMT車両のみに必要なクラッチペダルの遊び調整です。
詳しい整備手帳が上がってないようですからアップしておきます。

コペンのクラッチは油圧作動式でありません、軽トラックなどと同じのワイヤー式です。　

なので使っている内にワイヤーが伸びたりクラッチ板の磨耗により
ワイヤーが緩み遊びが増えて来ますので適時調整が必要になります。

調整箇所はエンジンルーム内
バッテリーとエンジンの間です
赤矢印で示してるダイヤル状の箇所を回して行います。

調整時はケーブルを引っ張りながら行います、青○付近から手を入れやすいです。

黄色→方向にアウターケーブルを引きながらダイヤルを左右に回して調整します。



赤矢印方向（締める）
ペダル遊びが減る
クラッチが切れやすくなるが
締めすぎると半クラッチ状態に
なりクラッチ板早期磨耗の
原因になる。
ミートポイントが遠くなる



青矢印方向（緩める）
ペダル遊びが増える
クラッチが切れにくい、床までクラッチペダル踏み込んでもギアの入りが悪くなる。　キチンとクラッチ切ってるはずなのにガリガリ音したりしてませんか？
ミートポイントが近くなる　
　


ワイヤー式の欠点
加速時にエンジンの動きに伴いワイヤーが引っ張られますので少し遊びが無いと加速した時に勝手に半クラッチになったりしますので要注意です。

なので室内側からペダルを指で押して8mm程度の遊びは確保しておかないと絶対ダメです
油圧式のように遊び0には出来ません。

調整後はダイヤル凹みと回り止めゴムのストッパーがシッカリ噛み合うように合わせておきます。

合っていないとケーブルにテンションが掛かりますので下手すると半クラッチ状態になりトラブルの元になります。

写真は悪い例です。

コレがキチンと噛み合わせてある状態。

1.5～2マンキロに一回は調整しましょう。