そもそもROMチューニングとは?
コンピュータチューニングとも言われていますが、エンジンコンピュータ内部には、一般的にロムと言われているEPROM(最近では、フラッシュマイコン)というICがあり、エンジン制御に必要なデータを信号化しエンジンや電装パーツに送っています。
そのROMには、ROMチューンのデータ変更に必要なデータとして主には、スピードリミッター・レブリミッター・ブーストリミッター・点火マップ・燃料マップ・ブーストマップ・可変バルタイマップ等のデータが格納されています。
ノーマルROMのデータは、過酷な条件下で負荷を掛けて走行してもエンジンが壊れ難い様に耐久性を考慮し安全マージンを大きく取っている場合が多く、また、各メーカーで決められた出力規制によりオーバーパワーにならないようにあえて出力を抑えている場合もあります。
つまり、そのエンジンが持つ本来の性能(パワー・トルク・レスポンス等)が限界まで出せない制御を加えたデータと言う事です。
ROMチューンは、そのエンジンが本来持つ限界性能に近い性能を発揮出来る様に安全マージンを削って燃料マップ(燃料の増減調整)・点火マップ(点火時期の進角・遅角調整)・各リミッター関連の制御プログラムを書き換えるチューニングです。
安全マージンを削ると言ってもノーマルからヘビーチューンドまで改造範囲の異なる車両のECU書換えを一本のプログラム(吊るしROM)で対応するリスクやMT・AT・CVTの耐久性を考慮しなければならず、やはりそれなりの安全マージンが必要(ECU書き換えしたらブローしたではシャレにならない)な訳で、本当に限界までエンジン性能を引き出す為には効率の良いエアクリ・マフラーの交換は必須、その上でフルコン 現車合わせのセッティングしかありません。
何れにしてもROMチューンは、エンジンが本来持っている性能をどこまで引き出せるかと味付け(レスポンスやフィール)を変えるチューニングで、エンジン性能を引き上げるチューニングではないので、絶対的な速さを得る為の手段ではありません(速度リミッターはカットはしない前提)
ですが、高価なアフターパーツの取付や高性能部品への交換をしても、その効果や変化に直ぐに慣れてしまう程度にしか変化を体感出来ない事を考えれば、完全ノーマル車両でも安価で手軽に『 速くなった! 』『 パワーが上がった! 』『 トルクフルになった! 』『 刺激的になった! 』『 楽しくなった! 』『 走りやすくなった! 』等々、ドライバーに感じさせる(車好きなら体感出来ない方はおそらくいないと思う)
《 魔法のチューニング 》と個人的には思っています。
ROMチューンは、【 メーカーが取りすぎている安全マージーンを何処まで削るか 】その『 判断 』と『 さじ加減 』次第で乗り味やパワー・トルク 出力曲線の大きな変化が体感出来、コストパフォーマンスに優れるチューニングである反面、駆動系部品の早期損耗や壊れるリスクも確実に上がる【 諸刃の刃 】・・・
施工は、信頼・実績のあるショップにお願いしましょう!
以上、クルマヲタクの独り言でしたwww(長文失礼致しました)
ブログ一覧 |
独り言 | クルマ
Posted at
2017/12/19 19:00:34