2019年もいよいよ最後。さようなら、みなさんさようなら。
今年の秋に、三重県津市に出掛ける用事があり、車を走らせました。
新名神を東上するのは、もてぎ訪問以来の二度目です。
結局、用事は徒労に終わりましたが、全てが無駄になったかどうかは、最後までわからないでしょう。特に意味はありません。
津市の風景は、津駅前の高層ビルが遠くから見えるぐらいで、美観を損ねる他の高層建築物が少なく落ち着きがあり、好ましく思えます。
時間があったので、小学校の修学旅行以来となる夫婦岩への訪問を思いつきました。
いけそうならば、即実行あるのみ。スタートです。
中勢バイパスを南下します。久居周辺を通るときは、ここらへんが尻P先生の地元かと周囲を見回してしまいます。
JR紀勢線をオーバークロスするところで、遠方に
六軒事故のあった六軒駅が見渡せます。周囲に何もない開けたところでした。
南勢バイパスに入って、快調に走ります。
雨あがりですが、まれに陽がさす天気で気分は楽しくなります。
松阪市の郊外を通り、陸自の明野駐屯地の近くを通ります。格納庫らしき建物が見えます。
宮川を長い橋で越えます。伊勢市に近づいたことを嬉しく思います。
雨上がりの雲がかかった山々は清潔で良い趣があり、伊勢は只の土地ではないと思わされます。伊勢市通町で東に曲がり、国道42号へ入ります。
夫婦岩に行く前に、ちょっと寄り道です。
通町3丁目の細い分岐を右へ入り、旧道と思われる県道102号へ入ります。
五十鈴川にかかる汐合橋の手前堤防を右折した場所に、それはありました。
川面から出ている石造構造物。
旧街道らしい道標があります。
この石造構造物は橋脚です。昔ここに鉄橋がかかっていたのです。
三重交通神都線という電気鉄道が昭和36年まで通っていました。
その遺構が、この石造橋脚群です。
「神都線 汐合橋」で検索すると、現役時代の橋が見れます。
ローマ時代の水道橋のような、このアーチが見たかった。
潮の干満によって、アーチ部分は水没するようです。
以前から、汐合橋(素晴らしい名称と思います)の橋脚群を見たいと思っていました。希望がかなって大変満足でした。
再び県道を進みます。
ついに二見浦に到着しました。
伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイスの駐車場に車を止めます。
夫婦岩です。
小学6年生以来の訪問に感無量です。
二見浦の景色ですが、記憶が曖昧です。
こんな岬のような場所はなかったように思います。
岬の先端から、晴れか曇りか曖昧な伊勢湾を眺めます。雨粒が降ってきました。様々な思いが胸に去来します。
二見浦を立ち去り、伊勢市内に入ります。
工事中の伊勢市駅前広場を通って、外宮近くで案内板を発見。
伊勢電気鉄道伊勢線大神宮前駅跡を示す案内板です。
案内板の裏側に説明文があります。
この道路が旧伊勢線の線路跡です。トンネルも鉄道用を流用したものです。
内部が道路用と違って見えました。
※停車して撮影しました。
旧伊勢線は道路に転用されています。ここから旧伊勢線の道路を北上して、津市へ向かいます。普通の道路と違った感じは特にありませんでしたが、津市内までくると、旧線路のような雰囲気がありました。
この岩田川
津興橋梁は、鉄道橋をそのまま道路に転用したものです。
※停車して撮影しています。
老朽化によって架替工事が始まっており、貴重な旧伊勢電気鉄道の痕跡は消えていきます。
走り続けた一日であり、楽しいドライブでした。津餃子も食べれたし。
今度伊勢に行った時は、伊勢神宮を訪問したいですね。
Posted at 2019/12/30 15:52:54 | |
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