2017年09月23日
今の時代の車って、一昔前にはなかったいろんな技術が導入されている。
新しい技術、、、っていうと、イイことづくめなイメージがあるけど、
現実には弱点も存在している。
たとえば。。
・直噴エンジン
第一世代はリーンバーン等いろいろ無理してコケたけど、
今はストイキ燃焼が主で、ずいぶんこなれてきた感がある。
燃料気化によるシリンダ内の冷却しやすいことの効果でノッキングコントロールがしやすく、
圧縮比を上げてエンジンの効率を改善することが可能、などのメリットがある。
しかし、構造的な問題が存在していて、
燃料噴射から燃焼までにちゃんと気化せずに煤が出やすかったり、
その煤を含む排気が吸気側に噴き戻して吸気バルブ近辺にカーボンが溜まって
それを(吸気ポートにインジェクターがないから)燃料に洗浄剤混ぜて落とすという手段も
使えない。
お手軽ではない何らかのメンテナンスが必要。
・CVT
エンジンの効率よい領域を連続的に使うことが可能なため、うまくハマれば燃費が良くなる。
しかし、実際にはそんな都合の良い状況ばかりではないのと、
制御のチューニングにもよるが、加速感等、人間の感覚とのずれが生じる場合がある。
そして、絶対的な機械効率が実はそんなに高くない。
こういったことも認識しておかないと、いけないように思う。
技術は進歩して、新しいものがこれからも色々出てくるのだろうけど、
それらは「イイところ」ばかりのお花畑とは限らない、
ということを覚悟しておきたい。
Posted at 2017/09/23 11:58:43 | |
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