2017年10月02日
ラムズ@49ers 41-39
下位チーム同士の対戦とあって、あまり期待してなかったが、ビッグプレイがいくつも
あって、点の取り合いのハイスコアゲーム、最後は49ersが怒涛の追い上げを見せるも、
ポイントアフターTDのキックの失敗が響いて、やむを得ず2ポイントコンバージョンに
挑むも失敗、ラムズが逃げ切った。
ラムズのQBは生え抜き2年目のジャレット・ゴフ。昨季は7試合に出場したが、成績は
112/205で成功率55%、5TD、7INT、被サック26、レーティング64点と残念な数字。
今季はどこまで伸ばせるかが課題だったが、この試合では22/28で成功率79%、292y、
3TD、インターセプトも被サックも無し、レーティングは146点と完璧な数字だ。
一方の49ersのQBは9年目の苦労人ブライアン・ホイヤー。ここ数年はブラウンズから
テキサンズ、ベアーズ、49ersと毎年チームを渡り歩いている。生涯成績は、成功率59%、
46TD、30INTでレーティング83点と控えとしてはまずまず、と言ったところ。しかし
この試合では、23/37で成功率62%、332y、2TD、1INTでレーティング98点と上出来な
数字を残した。だが、試合開始直後の最初のプレイでインターセプトを喫してしまい、
ラムズにTDの先制を許したのが、結局敗因と言えるだろう。
両QBともに、ショート・ミドルのパスはもちろん、時折投げた奥へのロングパスも
良く決まり、非常に見応えがあった。WR陣も、ラムズはウッズとワトキンスがそれぞれ
6回で100y越え、49ersはレッドスキンズから移籍してきたベテランのガーソンがミラクル
キャッチを魅せるなどして7回142y、猛追の立役者となった。
ランも両チーム100y以上出て、総獲得ヤードは418yと422yとほぼ互角。100yあたり10点
前後獲得しているわけで、効率の良い攻撃でもあった。
やや多かった反則に気をつけて、この調子を継続して発揮できれば、両軍ともに
上位喰いも可能だと思う。リーグをかき回してほしい。
ブロンコス@ビルズ 16-26
Week2のカウボーイズ戦で、新世代のハイパーオフェンスQBプレスコットとRBエリオットを
完全に封じ込んだブロンコス守備陣だったが、ビルズの粘り強い攻勢に逆転を許し、
ブロンコス攻撃陣が追いつけないまま敗戦、大番狂わせだ。
まず光ったのが、ビルズ守備陣。Week1&2でレーティング97点128点の活躍をしたブロンコス
QBシーミアンを、成功率6割以下、127y、TD無し、2INTでレーティング56点に抑えた。
ブロンコスのTDは、チーフスから移籍してきたエースRBジャマール・チャールズがランで
取った1つだけだった。
そしてビルズ攻撃陣、自慢のQBテイラー&スーパーRBマッコイのランは合わせて22回34y
止まりだったが、ミスの少ない攻撃で2Q以降毎Q得点を重ね、総獲得ヤード272yで26得点と
効率よく得点した。ブロンコスが約100yも多い366yも稼いで16得点したのとは対照的だった。
さらにシーホークスから移籍したきたKハウシュカが、55yFG1本を含む計4本全て決めたのも
大きかった。
ブロンコス守備陣はランを止めることはできても、、QBテイラーに十分なプレッシャーを
与えられず、20/26で成功率77%!、213y、2TD、レーティング126点の活躍をされてしまった。
イーグルス贔屓の自分だが、同地区に異なるタイプのライバルチームがいるからこそ
NFC東の地区優勝争いが面白いと思っている。ペイトリオッツのいるAFC東は長く一強
の地区だったが、ラン主体のビルズが守備が強化されてくると面白くなってくると思う。
レイダース@レッドスキンズ 10-27
こちらも大番狂わせ。レイダースが8:2で有利と見ていたが、レッドスキンズ守備陣が奮起、
レイダースQBカー&RBリンチにほとんど何もさせずに圧倒、その間にレッドスキンズQB
カズンズがドライブを確実に進めて得点を重ね、まさかの大差で勝利を収めた。
レッドスキンズの守備陣がこれほど強力だとは思ってなかった。Week1のイーグル戦では
イーグルスが30得点を上げているものの、Week2のラムズ戦では20点、そしてこの試合で
10点と着実に守備が良くなってきたわけだ。Week7でもう一度@イーグルス戦があるが、
ホームとは言え、かなりの苦戦を強いられそうだ(NHKBSで放送予定あり!)
そして攻撃陣、カズンズの成績は25/30で成功率8割!を越え、365y、3TD、レーティングは
151点と満点に近い。さらにRBトンプソンは、ランで38y、レシーブで6回150yの活躍だ。
これで両チームともに2勝1敗ながら、チームの勢いには大きな違いが生まれてしまった。
特にレイダースは、チーフスやブロンコスとの同地区強豪チームとの対戦が残っている。
Week10のBYEまでが前半戦とすると、Week7のチーフス戦が前半のヤマ場だろう。
カウボーイズ@カージナルス 28-17
Week2のカウボーイズ@ブロンコス戦で、ブロンコス守備陣に完全に封じ込められた
カウボーイズの攻撃陣。特に要の一人RBエリオットが9回8yの成績では片翼をもがれた
と言っていいだろう。この試合で調子を取り戻すことができるかが注目点だ。
カージナルスのオープニングドライブは完璧なドライブで、最後は25yのTDパスで
カージナルスが先制した。しかしその後は守備合戦。エリオットだけでなく、パスも
なかなか通らなかったし、両軍パントの蹴り合いが続く。
このパントでチームの差がついた。カージナルスはエンドゾーンを背負ってドライブを
開始するのに対し、カウボーイズはフィールドの中央付近からスタート。この差が
大きかったと思う。
そして前半終了前、カウボーイズのQBプレスコットが、RBにハンドオフフェイクからの
自ら走るQBオプション。これが見事に決まってエンドゾーンにダイブ。TDランを上げた。
QBが頭からダイブするとは、観ててヒヤヒヤするけど、若者らしくて見応えのあるプレイだった。
3Qは互角。エリオットのランが出てくるとプレスコットのパスも通るようになる好循環。
一方のカージナルスも、ベテランのスーパーWRフィッツジェラルドが何度もスーパー
キャッチを魅せて、14-14で最終Qを迎える。
しかし4Qはカウボーイズの独壇場。攻撃ではランとパスで1つずつTDを奪い、守備では
何度もQBパーマーからサックを奪った。カージナルスの追加点はFGで3点のみ。勝負あった。
カウボーイズは前半こそ苦しんだものの、強い攻撃ラインを生かしたランとパスが両方
機能するようになり、守備では計6サック42yを奪ったフロント陣が活躍した。
この結果、カウボーイズの獲得ヤード273yで28得点、カージナルスは332yで17点と
効率の良さで大きく差がついた。
投走守蹴返の5要素全てでよくなったカウボーイズ。NFC東は今年も面白くなりそうだ。
カージナルスは、時折ビッグプレイを決める能力はあるものの、昨季から安定した
試合運びができなくなっている。上手く立て直してほしい。
Posted at 2017/10/05 17:58:38 | |
トラックバック(0) |
NFL | 日記