北海道ツーリング、今回は一度はやってみたいと思った原付北海道ツーリングでしたが、バイクに大したトラブルもなく無事帰って来れました。
タイトル写真は礼文島北端のスコトン岬。利尻礼文初訪問ということで。
タダで貰った18年目のバイクだし、原付スクーターってあまり耐久性なさそうだし、ずっと全力走行だしで下手したらこれでお釈迦かもと思ってましたが、小さな故障だけで最後まで至って快調。自作の積載装置もこれも最後まで問題なし。
別にカブでなくても大丈夫ですね、積載に工夫は要りますけど。
なお、ツーリング仕様として大きかったのは原二化。さすがに30キロ制限や二段階右折はやってられないので。
さて、通しで走ってみてですが、上り坂以外はまぁ普通に走れます。特に北海道では、道幅の余裕と交通量の少なさから原付でも走りやすい。
追いつかれたらすぐ譲るようにしてたこともあり、煽られたりとか一度もなし。大抵はスパッと抜かれて終わり。
また、走るなら幹線道路の方が楽。登坂車線とか道の整備がいいのと、付いて走れる遅めの流れが必ずあるのです。
原付なので、ちょこちょこ立ち止まりながら行くのもいいかなと思って出ましたけど、あまりそれはできませんでした。順調に走れてたら、なかなか止まれない。自転車でも無理かも。むしろ立ち止まるより、順調に走れてる方が満足度が高い感じです。
以下少々長いですが、ざっと道中ご紹介。
行きの青森までは、あまり峠道を通りたくなかったので主に4号線。
ツーリングに備え交換しておいたハイスピードプーリー、出発早々に加速と登りがあまりにダメと分かり、バイク屋さんに寄ってウェイトローラーを軽いのに交換。違いは大きく、上り坂は時速30キロまで出るようになりました。
ツーリング中はあちこち寄って行きますが、ここは亀ヶ岡遺跡。あの有名な土偶が出た所で、その石像が立ってます。世界遺産登録記念ですかね、ボランティアによる無料ガイドが行われていました。
近くの博物館にて、その遮光器土偶(レプリカ)。
駅舎(木造駅)のモチーフにもなっています。
最初のトラブルは駆動系の異音。整備手帳の方に上げましたが、スライドピース交換で直りました。
今までもですけど、ツーリング中何か必要になっても大抵はアマゾンでどうにかなります。
エンジンオイルも減るので時々補充。結局4千キロ強走って全部で350cc位。減りの少なそうなオイルを使った効果がありました。
今回は海沿いをぐるり時計回りに回ります。ここはオロロン街道の一つ海側の道。こういう平坦なところは気持ちよく走れます。遠くには利尻富士が見えます。
礼文島行きのフェリー。離島航路は運賃が高く、原付(~125)がお得。
高台の散策路。交通量も少なく、原付でちょうどいい感じ。
展望台ではタクシーの運転手さんがお客さんに観光案内してました。サハリンの方を指差してますが、うまくすると見えるのかも。
礼文島南端の北のカナリアパーク。利尻山がよく見えます。
利尻島では無料キャンプ場を利用。登山も人気ですが、今回はバイクで行ける範囲まで。
何度も来てはいるけど、記念で宗谷岬。この後はオホーツク海沿いを網走方向。
当初は避けてた峠越え。前に見えるは羅臼岳。全開でも時速30キロですけど、漕がなくても上りますし。
無事知床峠を越えました。
二発目のトラブルはヘッドランプ切れ。最初はLoビーム、その後Hiビームも早々に切れてしまいました。
夜の山道用に作っておいた補助ヘッドランプで代替。こちらは最後まで持ちました。車体中央にないのがちょっと危ないので、夜は走らず。
道東を回ってる最中に北海道にも緊急事態宣言。もうキャンプ場や観光施設、入浴施設等ごっそり閉鎖。こうなるとなんかもういろいろ難しくてツーリングも楽しめない。
もう北海道は切り上げて東北巡りに変更。函館を目指します。途中の新ひだか町の無料ライハに行ってみたらやってた。ダメなら野良キャンプだったので、ありがたい。
本州へは函館→大間便で。今まで利用してた北斗市のキャンプ場が使えず、明るい内に着こうとするとこの便だけ。
下北半島は仏ヶ浦。駐車場から昇り降りがありますが、降りた甲斐があります。
せっかく東北巡りのつもりでいたら、青森県も独自の緊急事態宣言。9/1からキャンプ場他各種公共施設がこれまたごっそり閉鎖。
今回のツーリングは、コロナ対策に翻弄されます。
青森を回るのも見切りをつけて、色々調べて岩手に南下。このキャンプ場の制限とかよほど納得できます。
土偶繋がりで、こちらは舟形町は西ノ前遺跡。縄文の女神と名付けられた土偶が出たところ。
近くの博物館にて、これはレプリカ。
同博物館にて、国宝土偶一覧。今回でこれら5体の遺跡は一応全部見たことになります。
一番右の中空土偶が八戸出土となってるのがご愛敬(本当は函館)。
その後は雨宿りもあり福島に暫くいて、300kmありましたけど自宅まで一気に帰りました。
今回で原付ツーリングは満足したので、次回はまたMT07で行きます。